やねいろは運営会社へ連絡します

工事店名と工事店番号をお伝えください。

工事店番号
※ご利用の際は、利用規約に同意したものとみなされます。
HOME > 屋根工事店を探す > 株式会社杉本板金工業

全力で屋根・雨樋修理に取り組み、「ありがとう」の言葉に恥じない施工を

株式会社杉本板金工業

東京都

東京都板金工業組合

株式会社杉本板金工業

株式会社杉本板金工業

東京都練馬区桜台の株式会社杉本板金工業は、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や金属系外壁の施工を手掛ける工事店です。一般住宅から倉庫などの大型物件まで対応可能。自身を「几帳面」と評する代表が、一つひとつの建物に合わせて適切な施工を行っています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 非常に厳しく、仕事を叩きこまれた修業時代。板金工事は奥深いと実感し打ち込み続けた

株式会社杉本板金工業

株式会社杉本板金工業(以下、杉本板金工業)は、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)・金属外壁をメインで施工し、雨樋(あまどい)修理や雨漏り修理も行う工事店です。瓦屋根工事や塗装工事などは協力業者と共に対応します。代表取締役の杉本亮さん(以下、杉本さん)に話を伺いました。

「この業界に入ることになったのは偶然でした。高校を辞めた後に働くところを探していた時に、父が近所の板金屋で職人募集の案内を見て、それで面接に行ったのが最初です。車の板金のイメージしかなかったので、家の板金ってなんだろうと思いながら面接に行ったのを覚えています」

入社して初めて現場に行った杉本さんは屋根修理を経験しますが、まさか屋根に上るとは思っておらず、驚きながらもすごく楽しかった印象が残っているそう。元々運動神経が良く高いところも得意だったので、怖いとも感じなかったと言います。しかし本格的に修業が始まると、当時師事していた親方がとても厳しい人だったため、怒られてばかりの大変な毎日を送ることになりました。

「16歳くらいの時に、現場に一人で置いて行かれたりしたんですよ。まだほとんど何もわかってないのに、『失敗してもいいからやれ』と言われて…本当に大変だったし、たくさん失敗もしました。はじめは辛かったんだけど、失敗を繰り返してるうちに、どこが悪かったのかわかるようになってきたんですよね。直すのも自分だから、二度と同じ間違いはしないんです。だから覚えるのはすごく早かったと思います。今の時代じゃちょっと考えられない、なかなかできない覚え方をさせてもらいましたね」

杉本さんは修業先の工事店に6年勤めた後、上京してマンションの雨樋専門の会社に転職しました。タワーマンションや高層ビルなどのパイプ工事を経験し、規模の大きい現場でのコミュニケーションや新たな技術を学びました。杉本さんは10代の頃から独立志向だったため、2年後にはパイプ工事の会社として独立しましたが、当初はほとんど仕事がなく不安定な毎日だったそうです。

「知り合いの会社の手伝いに行ったり、仲良くなった材料屋さんに仕事を紹介してもらったりしているうちに、少しずつ案件が増えていきました。ある時、板金屋さんを紹介されたのをきっかけに板金の仕事を再開したんです。久しぶりにやって、板金のおもしろさを再確認しましたね。それからは板金とパイプ両方の施工を行っています。2018年に法人化して、今は個人のお客さまと、工務店や建設会社のお仕事もやらせてもらっています」

今後の目標を尋ねると、少し考え込む様子を見せた杉本さん。実は法人化の直後に仕事で大けがをして入院し、しばらくは何もできず、会社も機能しない状態だったのだとか。一度社員もいなくなったため、今は会社の規模にはこだわらず、信頼できる職人さんと協力し合いながら施工しているそうです。

「これまで通り工務店や建設会社からの新築工事の仕事も、個人のお客さまのリフォームもやっていきたいと思っています。リフォームに関しては、お客さまが困った時にすぐに対応できるように、地域密着でやっていきたいですね」

詳しく見る 閉じる

WORK コロニアルも板金も。雨漏りしないようにするためには、屋根の内側の適切な処理が重要

株式会社杉本板金工業

東京都練馬区桜台に拠点を構える杉本板金工業は、主に金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や金属系外壁の施工を請け負う工事店です。新築工事はもちろん、リフォームや金物工事まで、お客さまの要望に合わせて施工しています。

「築35~40年くらいの瓦棒葺き(※1)の屋根の雨漏り修理をしました。そこは古い建物で屋根の勾配が緩く、唐草(※2)も古いタイプだったので、雨水がうまく排水されずそのまま下の木が水を吸ってしまっていたんです。軒先部分は完全に水を含んでダメになっていましたね。カバー工法(※3)も提案しましたが、この時はお客さまから『古いものを残したくない。お金がかかってもきれいにしたい』という要望があったので、既存を全撤去して葺き替えを行いました。打ち合わせの時点で、まずはお客さまがどうしたいのかをヒアリングし、それを軸に施工内容を考えるようにしています」

一方、築30年ほどのコロニアル(※4)の屋根修理では、表面の経年劣化や役物(※5)の錆(さび)がひどい状態で、葺き替えが望ましくはありましたが、既存屋根はアスベストが入っている材料だったため、処理費用が余分にかかってしまいます。お客さまに説明し相談した上で、コストを抑えたカバー工法で施工しました。

「気を付けなければいけないポイントは建物によって異なります。基本的には屋根と外壁がぶつかる場所が一番雨漏りしやすいので注意が必要ですね。万が一新しい屋根の中に水が入ってきたとしても、その先の部屋の中にまで水が入らないような処理をしておくのが大事です。コーキング(※6)は一生ものじゃないから劣化を前提に考えて、それもやっぱり部屋まで水が入って行かないような処理を行います。雨漏りしない屋根かどうかは、内側の処理によって決まりますね」

東京都練馬区の屋根工事について尋ねました。練馬区は隣の家との間隔が狭いので、いかに近隣に迷惑がかからないような建物にするかを重視しているそう。東京の雪は凍ってしまうことが多く、石のように硬い氷が落ちてきて庇(ひさし)やカーポートを壊してしまう可能性があるため、雪止め金具をお勧めしているとのことでした。また強風が予想される場合は、材料が飛ばされないようしっかり縛ったり固定したりと対策しているそうです。

「雨樋修理でも、実は意外と雪に関するものが多いんです。雪の塊が落ちてきて軒樋が曲がってしまったりね。既存の軒樋を受けている金具は建物に打ち付けられているんだけど、建物自体が劣化してるとその金具を新たに付け直そうとした時にうまく付かない場合があるので、その見極めは気を付けるようにしています。金具を固定できるだけの強度がない場合は、屋根の方に金具を付けることもあります。でも建物自体が弱くなっていれば当然屋根も古いので、屋根をやり替える必要がある場合も…。色々なパターンがあるので、お客さまと相談しながら進めていますね」

※1 瓦棒葺き・・・数十年前に主流であった縦葺きの一種であり、縦に長い木材の上に板金をかぶせた屋根。瓦とあるが、瓦は使用しない
※2 唐草・・・軒先(屋根の端)やケラバ(屋根の斜めになっている側の外壁からはみ出ている部分)に取り付ける水切り用の板金のこと
※3 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法
※4 コロニアル・・・セメントを固めて塗装した板状の屋根材。化粧スレート
※5 役物・・・屋根の役物は防水、端部の固定、外観の印象付けのため先端部や勾配の頂部にとりつける部品 / 端部やコーナーの固定など、特殊の用途/場所に使用される

詳しく見る 閉じる

MESSAGE 施工写真に一手間加えてお客さまに説明。安心してもらうために一生懸命手を尽くす

株式会社杉本板金工業

「打ち合わせの時には、なるべくわかりやすくなるよう写真を使って説明しています。工程に沿ってそれに対応した写真を見せて、お客さまがこれからの工事に対してしっかりイメージできるようにしています。見積りも同じですね。項目が細かくて、お客さまにとってはわからないことだらけだと思うんですよ。だから見積り書の項目とリンクするように一つひとつ施工写真をつけています。専門用語も難しいので、どの用語が写真のどの部分を示すのか矢印を入れたり。安心してもらうために必要なことはできるだけ手を尽くすようにしていますね。写真はまとめて、アフターフォローとして最後にアルバムにしてお渡ししています」

杉本さんが仕事をする上で心掛けているのは、お客さまからいただく「ありがとう」の言葉に恥じない仕事をすること。もしもどこかで手を抜いたとすれば、施工後お客さまにお礼を言われた時にもやもやしてしまうのではないか、と杉本さんは考えます。「これだけやったのだからありがとうと言ってもらえて良かった」と思えるよう、全力で仕事に取り組んでいると話していました。

最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏りや金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォーム・屋根修理を検討しているお客さまにメッセージです。

「色々な工事店があるので、施工の仕方も金額も様々です。選ぶ時に気を付けて欲しいと思うのは、金額だけで選ばない方が良いということ。ちゃんと見積りの内容を見て、気になることにしっかり答えてもらえるかなど、コミュニケーションを取りながら決めていくのが失敗がないと思います。うちは施工後も家の様子を伺う連絡をしたりするので、何か心配事があればお気軽にご相談いただけます。お問合せ、お待ちしています」

今後の目標について伺った際、職人の高齢化が話題に上りました。杉本さんのところに来る依頼にも「知り合いの板金屋が高齢で店をたたんでしまった」と話す人が多く、その実情が垣間見えたそう。今後はそのように困っている人たちの役に立っていけたら、と話していました。多くの職人さんと繋がりのある杉本さんなら、時代の変化に合わせてニーズに対応していけるのではないかと感じました。

(2024年3月取材)

詳しく見る 閉じる

・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。

・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。

この工事店に問い合わせてみる

お問い合わせ(無料見積)

取材後記

株式会社杉本板金工業

整理整頓の精神を大事に

杉本さんには「現場は来た時よりも美しく」という考えがあります。この仕事を続ける中で「丁寧な施工は当たり前。その上で現場の整理整頓も大事になってくる」と気がついたそう。お客さまにもきっとそういう姿勢は伝わっていて、それが自分の評価にも繋がったのでは、と話していました。取材中にちらりと見えた本棚が本当にぴしっと整頓されていたので、「几帳面な性格は仕事にも反映されると思う」との言葉に深く納得しました。

まだ見ぬ次世代の職人へ

ゆくゆくはスタッフを募集していきたいと杉本さん。現在の板金業界は、なかなか認知されていない現状があると杉本さんは言います。「僕のように図工や美術が好きで、この仕事を始めたら天職だと思える人はどこかにいると思います。そういう人に板金のことを伝えていつか一緒に仕事をしてみたいですね」と展望を語ってくれました。当事者である杉本さんのような人から板金を広く知ってもらうための発信があれば、新しく入ってくる将来のスタッフにもわかりやすいだろうなぁと思いました。

・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。

・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。

この工事店に問い合わせてみる

お問い合わせ(無料見積)

工事店プロフィール 工事店プロフィール(株式会社杉本板金工業)

一番の強み お客さまの「ありがとう」の言葉を糧に、小さな一手間も惜しまず、全力で施工を行うところ
会社名 株式会社杉本板金工業
対応工事
屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水
雨漏り
従業員数 社員:1名
建設業許可 板金工事業(東京都知事許可(般―31)第150081号)
保有資格者 巻上げ機運転者:1名
丸のこ等取扱従事者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:1名
高所作業車運転者:1名
職長安全衛生責任者:1名
石綿取扱作業従事者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:1名
特徴 リフォーム業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業
対応エリア

関東地方

アフターフォロー体制 損害保険ジャパン株式会社の賠償責任保険に加入済です。
金額・施工内容によって施工保証書を発行致しております。
何が不具合などございましたら迅速に対応致します。
やねいろはケア 未対応
代表者 杉本 亮
代表者経歴 株式会社杉本板金工業 代表取締役
1996年3月:藤枝市立大洲中学校 卒業
1996年4月:静岡県立島田商業高等学校 入学
1996年9月:静岡県立島田商業高等学校 中退
1996年10月:株式会社小林板金工業 入社
2001年10月:株式会社小林板金工業 退社
2002年2月:有限会社ハラバン 入社
2004年3月:有限会社ハラバン 退社
2004年4月:杉本板金 創業 代表 就任
2018年9月:株式会社杉本板金工業 設立 代表取締役 就任
所在地 〒176-0002
東京都練馬区桜台2-17-16-103 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日、祝日 8:00~18:00
定休日 日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
外壁工事の依頼も可能です。株式会社杉本板金工業の「かべいろは」掲載記事はこちら