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環境・美観の瓦の良さを熟知する屋根のプロが瓦・板金屋根を自社施工で提供

有限会社三森瓦店

栃木県 佐野・小山・足利・栃木

栃木県瓦工事業組合連合会所属

ドローン点検

有限会社三森瓦店

栃木県小山市花垣町の有限会社三森瓦店は、創業120年以上の屋根工事店です。新築工事、屋根リフォーム・屋根修理、雨樋修理を中心に手掛けています。対応可能な屋根材は和瓦、化粧スレート、コロニアルなど多数。親子で職人として励み、地域に根差した歴史ある工事店として温かいサービスと確実な工事を提供しています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 明治時代から続く屋根工事店。歴史と共に増えた実績に誇りをもち、技術継承にも努めたい

有限会社三森瓦店(以下、三森瓦店)は栃木県小山市花垣町にある屋根工事店です。有限会社としての設立は2003年ですが、創業はなんと1895年(明治28年)。古くは瓦屋根工事を生業としてきましたが、現在は時代のニーズに合わせ、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)やスレートも得意としています。

現代表取締役の三森康二さん(以下、康二さん)は、この会社の四代目経営者であり屋根工事職人です。会社の歩みや仕事への想いについて、息子さんの三森洋康さん(以下、洋康さん)と共にお伺いしました。

「昔は栃木市で瓦を作っていたんですよ。わたしの曾祖父がここ栃木の瓦を使って仕事を始めたのが三森瓦店のスタートですね。父は無口な職人でしたが、仕事に対する一生懸命さには、頭が下がります。そんな父を身近で見ていたので私は瓦職人になりました」

康二さんはお父さんの働く姿を見て育ち、子どもの頃から瓦に興味があったといいます。工作などの手作業が好きで、学校の展覧会で賞を獲得したこともあるそう。瓦葺きは緻密な配慮と細かな作業の繰り返し。手先の器用さは存分に活かされているようです。

明治から四代続く屋根工事店。若い人の建築業離れから、こういった家業は継承が難しくなってきているようです。しかし、三森瓦店には康二さんの息子の洋康さんが共に職人として働いています。康二さんは、別の仕事に就いていた洋康さんから「三森瓦店を継ぐ」と聞いた時は「え!やってくれるんだ!」と、とても嬉しく思ったそうです。

「息子はこの仕事に興味がないと思っていたんです。でも、組合の人やその他色んな人から『長年続いている工事店がもったいない』といわれていました。息子が転職を考えていた時、色々考えた末に家業を継ぐと決断してくれたことで、内心ほっとしました。」

康二さんから見た洋康さんは、「裏方好き」。子どもの頃はサッカーをやっていたそうですが、その頃から、いつも誰かの手伝いをしていた縁の下の力持ちだったとのこと。仕事を辞めて家業に入ってからも、片付けや整理整頓、近隣への気配り資格取得にも励み、今では欠かせない戦力になっています。

洋康さんにも「康二さんのすごいところはどこですか?」と尋ねると、「真摯に取り組むところですね。どんな仕事にも不平や不満も言わずいつも前向きに仕事に取り組んでいます。そこが私がもっと頑張らなければならないところです」と、お互いの長所をしっかりと理解しています。そして何よりお二人のお話から家族経営ならではの温かい雰囲気が伝わってきました。洋康さんは学生時代、教員を目指したことがありました。今でも仕事の合間を縫っては、学生時代に打ち込んだ卓球を子供たちに教えにいきます。人の長所を見つけたり褒めるのがうまく、そして人と接するのが好きそうな様子から、教員志望だったと聞いて納得しました。

洋康さんは、子どもの頃から家を継ぐ話は一切されずに育ちました。そのため一度は外の会社で働き、数年後に職人を目指す決心をしますが、それはなぜだったのでしょうか。

「父も母も、三森瓦店のことを私に何も言わずに育ててくれました。だから就職を決める時、『継ぐ』という選択肢はなかったんです。でも仕事を辞めるんだと相談した時、父に『実家に戻ってみるのも一つの手だよ』と言ってもらい、戻ってもいいのかな、じゃあ家業を頑張ってみようか……悩みましたが、そんな風に思ったんです」

今後は、新築工事よりも増えていくと思われる屋根リフォーム工事に力を入れていきたいそう。三森瓦店は長年続く歴史のある会社です。それ故に、当時先代が手掛けた仕事の中には残っていない記録も多く、情報が見つけられない時があります。それを改善するためにも自社で手掛けた工事をデータ化し、リフォームの仕事がスムーズに行えるように体制を整えていきたいとのことです。

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WORK 会社の歴史は実績と同等。瓦屋根も金属屋根もあらゆる雨漏り修理に対応可能

康二さんが現場で気を付けているのは、お客さまや他の業種の職人さんの立場をきちんと考えること。現場は色々な人が出入りし、指示や要望が行き交う場所です。スムーズに工事を終えられるよう、コミュニケーションを丁寧に取り作業を進めていきます。

そのコミュニケーションのひとつに役立っているのがドローン点検の動画です。職人は屋根に上がって直に屋根状態を確かめますが、お客さまはなかなかそうはいきません。ドローンを使うようになってからリアルタイムでお客さまも屋根の様子を確認でき、打ち合わせにとても役立っているそう。

「ドローンは不具合箇所を拡大して説明できたり、何度でも見直したりできるので重宝しています。お客さまが何に関心を持っているかを把握してから見積りを作成したいので、説明に役立つ材料が多いのは助かります。お客さまには色々な事情があってね。自分の代でこの家は終わりだから修理にお金をかけたくないという人、いずれ息子の家族が入るからある程度きちんと直しておきたいという人、様々です。そういったお客さまの事情をふまえ、ぴったりの屋根工事を提案することが、私の仕事だと思っています」

三森瓦店は、昔ながらの瓦屋根修理が得意です。栃木県小山市には、まだまだ瓦屋根住宅が多く、頻繁に修理の問い合わせがあります。築30年を超えた瓦屋根は古い技術で葺いているため、地震が起こると棟(※1)部分が動いてしまうことが多いそうです。

「棟のずれは棟部分を全て解体し、掃除をしてから積み直す工事になります。ずれているのなら一部のみ直せばと思われがちなんですが、見た目だけを直してもまた同じようにずれてくるので、そういうわけにはいきません」

「また、雨漏り修理も問い合わせの多い相談です。屋根の雨漏りで多いのは、谷といわれる屋根面と屋根面の繋ぎ目部分の劣化で、ここが傷むと水の流れが悪くなり、屋根に水が留まって雨漏りに繋がってしまうのです。そして次に多いのは天窓まわりの劣化によるもの。天窓と屋根材の境目の部材が傷み、上から流れてきた雨水が内部に侵入します。」

「瓦屋根も金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)も、谷部分が原因なら谷をはずして取り替えてきれいに直します。天窓は、特に勾配の下部分についているものは上から流れてくる雨水を常に受け止め続けるので経年で傷みが出やすいんです。その場合は天窓の下の蛇腹の部分を防水シートを使って直します。和瓦で雨漏りしやすいのは、入母屋屋根(※2)の化粧棟(※3)と下り棟といわれる屋根の傾斜に沿って伸びた棟の合わさる部分。そこは水が通るトンネルのようになっているんですが、ゴミが溜まったりして水が滞ってしまう事があります。雨樋の破損も、屋根の雨漏りの原因になりやすいので、雨漏り修理の際にはきちんと機能しているかどうかしっかり点検し、必要ならば雨樋修理も行います」

「また、瓦屋根だけではなく金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の修理にも対応しています。平屋のコロニアル屋根(※4)の点検を依頼され屋根に上がったところ、屋根材がひどく割れたり欠けたりしていたため、部分修理では安全性が保てないとのことでカバー工法(※5)を提案しました。」

「昔のコロニアルにはアスベスト(石綿)が含まれていたんです。アスベストを含まないものを作ろうとした切り替えの時代に、強度の弱い屋根材が多く使用されました。その頃のコロニアル屋根はとてももろくて危ないので、工事の相談をされた時には、葺き替えかカバー工法を勧めています」

栃木県小山市周辺の屋根工事の特性は、積雪などもあるため屋根に雪止めを設置すること。雪止め金具がないと、滑り落ちた雪がカーポートの屋根を破損したり、近隣の敷地内でトラブルになったりすることがあるため、三森瓦店では屋根リフォーム・屋根修理の際に設置を勧めているそうです。

※1 棟・・・屋根が交差して山型に稜線になったその部分。または、屋根の頂上にある水平な部位
※2 入母屋・・・屋根の形式のひとつ。棟を取り囲む庇(ひさし)屋根が特徴
※3 化粧棟・・・屋根のてっぺんから軒先に向かって走る部分。家屋の屋根の1番目立つ箇所

※4 コロニアル・・・セメントを固めて塗装した板状の屋根材。化粧スレート
※5 カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法

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MESSAGE 安心が第一。地元密着店としての責任を背負い、気軽に相談される工事店でありたい

三森瓦店のアフターフォローは、臨機応変。「万が一、何か不具合があったらすぐに対応いたします」と柔軟な対応です。

「地域密着で仕事をしているので、すぐに現場へ行けるのが強みです。不具合があったら連絡をしてくださいね」

最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏りや瓦屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまにメッセージです。

「訪問業者に瓦がずれている、割れていると指摘されたという問い合わせがよくあります。でも私が点検すると、8割以上早急な修理が必要というわけではないんです。指摘だけならいいんですが、不要な工事を勧めてきたり、法外な見積もりを出してきたりする心無い業者もいるので注意してください。三森瓦店は地元密着で長年屋根工事に携わってきた会社です。規模は小さいですが、その分小回りがきいて、その上適正価格で工事ができます。屋根に関して不安なことがあったら、点検だけでもかまいませんので一度お問い合わせくださいね」

仕事についてとても明るく話してくれたお二人でした。親子として仕事仲間として、本当にうまくいっているのが伝わってきます。今回は、康二さん、洋康さんが発する「地域密着」という言葉にとても頼りがいを感じた取材でした。

(2022年11月取材)

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取材後記

有限会社三森瓦店

家族経営で生まれる会社の温かさ

今回の取材で感じたのは、三森瓦店のご家族の温かさです。康二さんは「会社を継いでほしい気持ちはあったが、息子には言わなかった。本人のやりたい仕事に就いてほしかった」と、洋康さんを慮っていました。両親のそんな思いやりがあったから、洋康さんは家業継承を決心したのではないでしょうか。職人業は継承者を育てるのが大変といわれるこの時代。その中で、康二さんと洋康さん親子を見ていると三森瓦店は大丈夫!と、強く思いました。

環境にやさしい瓦を、もっと!

自社施工の金属壁の倉庫を見せてくれた洋康さん。このように板金工事もお手の物です。一方で瓦も大事にする三森瓦店としては、ここ数年、瓦は重くて耐震に向いていないと新築やリフォーム工事で敬遠される傾向を感じていたそう。しかし、瓦は土を焼いて形成する焼き物、使用後は土に還る点が見直され、SDGsの観点から最近は新築時に瓦の使用を勧めるハウスメーカーもあるとのことでした。康二さんと洋康さんは、楽しそうに瓦屋根工事の話をしていました。金属屋根工事も増えていますが、瓦工事も増えていけば面白いなあと感じた取材でした。

特集特集(有限会社三森瓦店)

有限会社三森瓦店は、 「「やねいろは」事務局オススメ工事店」 「やねいろはでクチコミのある工事店」 「ドローン点検ができる屋根工事店」 の特集に取り上げられています。

屋根修理・屋根リフォーム事例屋根修理・屋根リフォーム事例(有限会社三森瓦店)5件

屋根修理・屋根リフォーム事例屋根工事(取替)

I.N様 (茨城県古河市)

更新日 2023.02.06

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建物種別
一戸建て
価格
30~40万円
施工期間
5~6日

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屋根工事のクチコミ評価屋根工事のクチコミ評価(有限会社三森瓦店) 3件

総合評価

star star star star star 4.73

コミュニケーション star star star star star 4.71
工事の技術 star star star star star 4.94
アフターフォロー star star star star star 4.80
提案力 star star star star star 4.85
価格の満足度 star star star star star 4.58
マナーの良さ star star star star star 4.54
清潔感 star star star star star 4.62
※3.00(★★★)が標準評価点です。

新着クチコミ

T.T様 ( 20代/ 女性/ 栃木県 小山市)

star star star star star 4.96

屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水

ユーザーからのコメント

ご丁寧に、かつ迅速にご対応頂きありがとうございました。
安心して、信頼してお任せすることができました。
また何かございましたら、その際もよろしくお願いいたします。

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屋根工事店日記屋根工事店日記(有限会社三森瓦店)

2021.03.12 日記 樋交換
2018.09.14 日記 資格を取る事ができました!
2018.01.25 日記 優秀施工者国土交通大臣顕彰

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屋根工事店プロフィール屋根工事店プロフィール(有限会社三森瓦店)

一番の強み 長年続く地域に根差した老舗の工事店。お客様のご要望をしっかりと確認し、ライフプランに合わせたご提案、また迅速な対応ができるところ
会社名 有限会社三森瓦店
対応工事
屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
外壁塗装
屋根塗装
屋上防水
従業員数 社員:3名
保有資格者 ・一級かわらぶき技能士:1名
・二級かわらぶき技能士:1名
・瓦屋根診断士:2名
・瓦屋根工事技士:2名
・ケイミューROOGA指定工事店(第133006号)
特徴 リフォーム業
瓦屋根工事業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業
太陽光工事業
対応地域

茨城県

栃木県

埼玉県

神奈川県

アフターフォロー体制 何かあればお気軽にお問い合わせ下さい。
代表者 三森 康二
代表者経歴
(名称は当時のもの)
有限会社三森瓦店 代表取締役
1973年3月:小山市立小山中学校 卒業
1973年4月:栃木県立栃木工業高等学校 入学
1976年3月:栃木県立栃木工業高等学校 卒業
1976年4月:学校法人千代田学園建築デザイン科 入学
1978年3月:学校法人千代田学園建築デザイン科 卒業
1978年4月:三森瓦店 入社
2003年11月:有限会社三森瓦店 入社
2016年11月:有限会社三森瓦店 代表取締役 就任
所在地 〒323-0027
栃木県小山市花垣町1-14-4
営業時間 毎週月~土曜日 8:00~19:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始休業、夏季休業(お盆休み)
  • 屋根に関する色々な知識
  • 良質・適正価格で屋根工事できる理由
  • 屋根のトラブルQ&A
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