皆さんこんにちは!インターン生のマキノです。
やねいろはでインターンを始めてから半年ほど経ちました。
初めはパソコンを前に固まってしまいがちでしたが、最近は屋根にまつわる記事を書くのも楽しくなってきました!
しかし、少し困ったことが……。
それは、
屋根の用語が難しい!
ということです。
ここでは私が難しいと思った言葉
すなわち日常生活にはあまりなじみのない言葉についてご紹介します。
茶色の筒に見えるのが雨樋(あまどい)
皆さん、雨樋をご存知でしょうか。
やねいろはの記事でもよく見かけます。
お恥ずかしながら私は、最初の一歩でつまずきました。
なんて読むのかわからない……。
しかし、屋根にまつわる記事を2度3度書いていくうちに私も読めるようになりました。
これは「あまどい(あまとひ)」と読みます。
地域によっては「トヨ」と呼ぶこともあるそうですよ。
さて、まずは読み方が分かりました。
では「雨樋」とは何なのでしょうか。
雨樋とは、雨が降った時に屋根に流れた水を軒先で受け止めて
地上に流すための細長い管のようなものです。
雨樋がなければ、屋根のあらゆる端から大粒の雨が流れてしまいます。
大雨の時なんて、家に入るだけでも痛くて一苦労しそうですよね……。
また、長い間雨だれの刺激を受け続けると、地面の土や石が削れてしまう事態にもなりかねません。
これらの問題を防ぐために、雨樋は静かに頑張ってくれているんですよ。
ちなみに現在存在する最も古い排水用の雨樋は、奈良時代(733年)に建てられた「東大寺三月堂」の木製の雨樋だといわれています。
また、同じ奈良時代(859年)の「京都・石清水八幡宮」の雨樋は、なんと黄金で作られていたそうです!
自分の家の雨樋が黄金だったら、盗まれないかときっとひやひやしっぱなしですね。
ガーゴイル
また、少し日本の話からは遠のいてしましますが、「ガーゴイル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
ガーゴイルとは、伝統的な教会やゴシック様式の建物でよく見かける恐ろしい怪物の石像です。
なんと、このガーゴイルは雨樋の役割を果たすのです。
水路が怪物の口に繋がっているため、水が流れてくると怪物が口から水を放出する格好になります。
想像しただけでもインパクト大!!!
今流行りのインスタ映えにもなりそうですね。
サッシと雨樋の色が同じ家
現在では、塩化ビニールや合成樹脂、ガルバリウム鋼板などの素材が雨樋に多く使われているようです。
耐久性や価格はもちろん大事ですが、見た目を重視する傾向も大きくなってきていて、スリム化や、家のデザインとの調和に力を入れたものも多く登場しています。
これは私がインターンを通して知った話ですが、雨樋の色を建物のサッシの色と合わせると統一感があってよいそうですよ!
(ちなみにサッシは窓枠のことです)
新築の家は、雨樋とサッシの色が同じ色になっているかもしれませんね。
普段はあまり目立たない雨樋ですが、時代や好みによってさまざまな種類があるのですね。
これから屋根を見上げるときには、ぜひ雨樋もじっくりご覧になってみてはいかがでしょうか。
おもしろいものが発見できるかもしれませんよ。
参考:https://sumai.panasonic.jp/amatoi/naruhodo/history1_1.html
Panasonic、雨といなるほど大百科 より
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