1.外溝・エクステリアの塗り替えとは?外壁・屋根以外の塗装メンテナンス:外溝・エクステリアとは?
長年、家に住んでいると自宅の建物部分以外にも外溝や
エクステリアのメンテナンスも必要となってきます。
外溝・エクステリアと一言でいっても多くの種類がありますが、
大きな意味合いでは敷地内の家部分以外の建築や造園のことをいいます。
代表的な外溝・エクステリアの種類には次のようなものがあります。
・門扉、門柱
・塀
・雨戸、シャッター
・フェンス(素材はアルミ、鋳物、木製、スチールなど)
・駐車場、カーポート
・ウッドデッキ
・バルコニー、テラス、サンルーム(風除室)
・植栽
2.外溝・エクステリアの塗り替えとは?外壁・屋根以外の塗装メンテナンス:外溝・エクステリアに使われる素材
外溝やエクステリアでの塗装は、大きく分けて金属部とも木部の工事があります。
・木部
ウッドデッキなどの木部は、外壁や屋根と比べて色あせや
傷みが進みやすく、長持ちしにくい素材です。
定期的にメンテナンスが出来ればよいのですが、実際に定期的に行うことは
なかなか難しいもので、こまめなメンテナンスをする人はごくわずかのようです。
日当たりが良い所は水分が乾きやすいため長持ちしやすいですが、
日が当たらない北側や湿気が多い場所はこまめに汚れを取り、
メンテナンスをすることが大切です。
・金属部
門扉やフェンスなどの金属部は、金属と言われるだけあって
「錆が」大敵となります。
また、塗装が施されている場合は、その金属表面が膨れたり
剥がれたりして傷みが出てきます。
特に、錆は隣接する鉄部から鉄部へと、もらい錆びという流れで
近くに広がっていくため、状態がひどくなる前のメンテナンスが重要です。
これら外溝やエクステリアの木部・金属部について、
塗装メンテナンスの内容を次にご紹介します。
3.外溝・エクステリアの塗り替えとは?外壁・屋根以外の塗装メンテナンス:木部の塗装
ウッドデッキや木製玄関ドアなどのクリヤー仕上げの場合には、
古くなった塗膜を除去して、サンドペーパーなどで表面調整し、
透明もしくは着色透明仕上げを行います。
また、木製外壁などの不透明仕上げの場合には、はがれかかっている
塗膜をペーパーなどで除去した後に、木部用の下塗り塗料を塗装します。
上塗りには油性塗料やポリウレタン樹脂系塗料が用いられます。
4.外溝・エクステリアの塗り替えとは?外壁・屋根以外の塗装メンテナンス:金属部の塗装
まずは、錆や、膨れ・剥がれ・割れが出ている箇所を
サンドペーパーなどで除去します。
この作業は、塗装後のサビの広がりを抑制し、
塗料の密着性を高めるという、非常に重要な工程です。
次に上塗り塗料に合わせた専用の錆止め塗料を塗装し、上塗りには
油性塗料や弱溶剤系のポリウレタン樹脂系塗料などが使われます。
また、アルミなどの非鉄金属への塗装では、最近は弱溶剤系の
変性エポキシ樹脂系塗料などの下塗り塗料が使われるようになりました。
ケレン作業とは、鉄部に残っている古い既存塗膜や錆びを
落とす作業のことですが、サビを落とすだけでなく
塗装後のサビの広がりを抑制し、塗料の密着性を高めるという
非常に重要な効果があります。
5.外溝・エクステリアの塗り替えとは?外壁・屋根以外の塗装メンテナンス:塗替え時期
外壁や屋根の塗り替え工事の際に、外溝やエクステリアの塗り替えも
一緒に行うか検討することをお勧めします。
外溝・エクステリアの塗装周期は一般的に外壁・屋根に比べて短く、
よりこまめなメンテナンスが必要です。
そのため、少なくとも外壁・屋根の工事の際には、気に掛けていきたいものです。
同時期に同じ工事店にまとめてお願いすることで、
別々で工事するよりも全体の費用や時間を節約することができます。
また、思い切って外装全般をイメージチェンジしたい場合には、
外溝・エクステリアを含めた家全体の見映えを想像しながら、
工事のプランを決めることができますね。
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