1.屋根材別、塗装工事のときの注意点!~スレート屋根編~:はじめに
塗装、と言えば外壁の塗替えをイメージされる方がほとんどでしょうか。
家の外観の中でも一番目立つところですからね。
新築時からの劣化具合が簡単に見て取れます。
しかし、実は外壁よりも気に掛けないといけないのが屋根です!
というのも、屋根は意識しなければ色あせや劣化具合が目に入りにくいです。
また、高い位置にあり紫外線や天候の影響をダイレクトに受けるため、
外壁に比べて傷みやすい、と言われています。
とは言え、自分の家の屋根材が何でできているのか分からない!
という方もいらっしゃると思います。
そこで今回から3記事に分けて屋根材別の塗装における注意点をまとめていきます!
この記事では、カラーベストやコロニアルと呼ばれるスレート系の屋根材を解説していきます。
2.屋根材別、塗装工事のときの注意点!~スレート屋根編~:塗替えの周期は??
はじめにスレート屋根の塗替えの周期から。
スレート屋根は基本的に10年周期での塗替えを推奨されています。
スレート屋根は、10年ほどで本来の塗膜がはがれたり、苔が生えてきたりして
機能や美観性を著しく損なってしまいます。
その状態でさらに放置しておくと、スレート一枚一枚が反ってしまい、
雨水が屋根裏に侵入するし、雨漏りの原因となることもあります。
そうならないように、周期を意識しておき、きっちりと塗装の計画を立てることが重要です。
しかし、塗装し直せばずっと大丈夫だという訳ではありません。
スレート屋根の塗り替え回数は2~3回が限界だと言われています。
3回目ともなると、屋根材自体が傷んでしまい、
少しの衝撃で割れてしまうこともあるそうです。
そうなると、塗装の工程を屋根材が耐えきれなくなってしまいますので、
一から葺き替えるという選択肢を取るしかありません。
3.屋根材別、塗装工事のときの注意点!~スレート屋根編~:塗装ができない場合は??
先ほどのように、スレート屋根の劣化が進み、
塗装が困難な場合は、葺き替えをするしかありません。
葺き替えですので、瓦・板金・スレート屋根等様々な選択肢の中から選ぶことができます。
ただ、費用を抑えたい、ということであれば『カバー工法』がおすすめです。
今あるスレート屋根を撤去せずに、
上から板金をかぶせて新しい屋根を葺いていく工法です。
カバー工法は、屋根材の撤去費用が抑えられるため、
比較的安価で工事をすることが可能になります。
この時選ぶ屋根材によっては、
瓦に匹敵するほどの耐久年数の屋根にすることも可能ですので、
葺き替え時には、しっかりと悩んでみるのも良いかもしれませんね!
4.屋根材別、塗装工事のときの注意点!~スレート屋根編~:塗装の注意点
スレート屋根の塗装のトラブルで多いのは、
『縁切り』がされていないがために雨漏りを起こしてしまうこと。
屋根材同士は上下で重なり合う部分がありますが、
塗料がその重なり部分の隙間を埋めてしまうことがあります。
本来は雨が屋根材の下に入った時に水蒸気になって家の外に排出されるのですが、隙間が埋まってしまうと、雨水(水蒸気)の排水経路がなくなってしまいます。
現在は、ナイフなどで重なり部の塗料に切れ込みを入れるか
タスぺーサーと呼ばれる部品を挿入して、屋根材同士の隙間を確保します。
他には、塗装前の下地処理。
特に、苔が生えているような屋根材では、しっかりと汚れを落としてから
塗装をしないと短い期間で塗膜の剥がれなどが出てきます。
塗装屋さんに依頼する際は、この辺をしっかりやってくれる業者さんかどうか、
見積もりの段階から確認して話し合ってみましょう。
5.屋根材別、塗装工事のときの注意点!~スレート屋根編~:まとめ
スレート屋根の塗装に関する注意点、いかがだったでしょうか。
スレート屋根は安価で施工しやすい屋根材ですが、
その反面、性能維持のため10年周期での塗替えが必要になります。
1年に一回でもふと英の屋根を気に掛けてみてください。
色あせや汚れが気になったら、お近くの塗装屋さん相談してみましょう。
より長持ちするスレート屋根のために、
信頼できる塗装屋さんをお探しの方、ぜひ一度『やねいろは事務局』までご相談ください。
引用:
工事店の取材を踏まえた記事
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