1.日本一の板金職人を決める大会『第48回全国建築板金競技大会』に行ってきました!観戦レポート:はじめに
寒い日が少なくなり、徐々に春の気配を感じ始める2月末。澄んだ空と綺麗な富士山が見守る中、静岡県富士宮市で日本一の板金職人を決める大会が開催されました。
本大会は、一般社団法人日本建築板金協会(日板協)と全日本板金工業組合連合会(全板連)が主催し、厚生労働省、国土交通省、静岡県、富士宮市、職業訓練法人全国建設産業教育訓練協会が後援の下、2026年の2/28(土)と3/1(日)に富士教育訓練センターで行われました。
やねいろは事務局では毎年この「全国建築板金競技大会」に参加していますが、ここで改めて大会の内容を実施要網よりお伝えします。
大会の目的
我が国の伝統ある建築板金の技能を後世に残し、将来の建築板金を担う若手の後継者の 発掘と育成を図るため、その技能を発表する機会を設け、その技術力を競技・研鑚させる。 それにより国民生活に欠かすことのできない「住」に係わる優秀な建築板金の人材育成を行 い、我が国の住環境の品質の向上・安心・安全に資するものとする。
□技能競技の部(ZIC)
技能者が新しい時代の要請に応えていくためには、技能の基本に立脚し、創意・工夫を重ねていかねばならない。具体的には建築板金業における「ものづくり」の基礎を成す<技能 >の継承及び国民生活向上に重要な役割を担う建築板金業の基本能力である<技能>の 振興に対する決意と取り組みを内外に表明する。
□建築技術の部(NYAC)
建築板金業における良質工事の確保に必要な施工管理技術の向上に資すると共に、建築の様式や工夫の変化に対応した施工技術の向上と有能な技術者を建築板金業界に確保し、国民の住生活の向上と、重要な役割を担う建築板金業の施工管理能力<責任施工能力>の向上に対する決意と取り組みを内外に表明する。
具体的な競技内容として、技能競技の部(ZIC)の今年の課題は、銅板による「手桶(ておけ)と柄杓(ひしゃく)」の作成です。毎年銅板を使った立体物の制作が課題となり、過去にはティッシュケースやカバン、置時計など、細かい作業が求められる小物が出題されます。
一方、建築技術の部(NYAC)の課題は、「学生寮新築工事」に関する施工図2枚の作成です。こちらの部門では毎年図面の作成が課題となります。
大会は2日間にわたって行われます。1日目は、開会式と道具の点検があり、2日目が競技本番です。そして気になる審査結果は後日、3月の下旬を目処に一般社団法人日本建築板金協会から発表されます。
当日の競技参加者数は、技能競技の部(ZIC)32名、建築技術の部(NYAC)20名です。前回に続いて今回も多くの参加者がエントリーしています。
2.日本一の板金職人を決める大会の観戦レポート『第48回全国建築板金競技大会』に行ってきました!観戦レポート:開会式・道具点検
開会式の後、明日の本番を前にした選手の方々に話を聞くことができました。
まずは、今年が初出場という齋藤さん(サイトールーフ株式会社さんの紹介ページ)。
以前は選手の付き添いで来たことがあるそうですが、選手として参加するのはとても緊張するそうです。「緊張が一番の敵ですね。今回の課題ははんだ付けが難しいですけど、頑張ります」と言われていました。日中に仕事の合間を縫って練習して、取引先からかかってくる電話にたびたび中断されながら、何とか練習時間を確保する日々だったと、お話を聞かせてくださいました。
次に、去年は選手の応援で来ていて、今年はご自身が出場することになった塚本さん。
やねいろはでは、去年も塚本さんにお会いしていました。(吉川板金工業有限会社さんの紹介ページ)
「選手は本当に大変ですね」と言っていたその選手に、今回はご自身がエントリーされたんですね。本番で力を存分に発揮できるよう健闘を祈っています!
3.日本一の板金職人を決める大会の観戦レポート『第48回全国建築板金競技大会』に行ってきました!観戦レポート:選手をサポートする人たち
先ほど紹介したインタビューをしたのは、道具点検と呼ばれる持ち込み工具の点検を待っている時間だったのですが、その間ずっと選手たちを気にかけていた國松さん。(有限会社國松工業さんの紹介ページ)
選手たちは日ごろ使っている道具を持ち込んで銅板作品を制作するのですが、その道具が基準の範囲内でないと、最悪の場合、没収されてしまします。手になじんだ道具を大会の前日に没収されてしまうと作業に大きな支障が出るため、この道具点検は選手にとって非常に緊張する瞬間です。
点検が終わった選手たちに「大丈夫だった?」「使えそう?」と声をかけて、問題ないことが分かると安心している國松さんの姿が印象的でした。
ついに明日3/1(日)7:30から第48回全国建築板金競技大会が開催されます!ここまで必死に準備してきた全ての選手たちが、努力の成果を存分に発揮できるのを祈って、明日の競技本番に臨みたいと思います。
(ブログ本文冒頭から2003文字)
引用・参考:
第48回全国建築板金競技大会【実施要項】
https://www.zenban.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/8a7dedd84d353c71dfae89a3a0c98201.pdf
第48回全国建築板金競技大会【課題及び審査基準(抜粋)〈技能競技の部〉】
https://www.zenban.jp/wp/wp-content/uploads/2025/04/204ede533d8442b4dc804eeefefcd5e0.pdf
第48回全国建築板金競技大会【課題及び審査基準(抜粋)〈建築競技の部〉】
https://www.zenban.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/fac70c9fefbdc082433d4229166b235c-1.pdf
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