瓦葺きと板金屋根工事に雨樋修理もプラスして、雨漏りしない丈夫な屋根に
大野瓦店
石川県白山市八ツ矢町の大野瓦店は、瓦屋根や金属屋根工事、雨樋修理をメインに手掛ける屋根工事店です。その他の屋根材や塗装工事は窓口となって対応しています。一級かわらぶき技能士を持つ代表が、美しく丈夫な瓦屋根、そして機能性の高い金属屋根の両方で手腕を発揮します。
工事店の想い
PERSON
自動車業界から転身して瓦職人へ。手先の器用さを活かし、いつしか屋根工事が生業に
石川県白山市八ツ矢町の大野瓦店は、瓦屋根や金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)を中心に、雨樋修理や外壁カバー工法(※1)などを行う屋根工事店です。創業は2012年。代表の大野敦士さん(以下、大野さん)が、自動車整備士から転身して瓦職人となり、独立開業した工事店です。
「冬に働かなくていい仕事を探したら、屋根屋があったんですよ。若い頃、競技スキーをやっていたので、冬はスキーに時間を使いたかったんです」
こういって明るく笑うのは、大野瓦店代表の大野さん。大野さんは自動車短大を卒業後に自動車会社へ就職。整備士として工場で0.1ミリメートル単位の細かい作業をしていた環境から、1分が約3ミリメートルの瓦の世界へ飛び込みました。
「ハローワークで目に留まったのが瓦職人だったんです。屋根仕事は、天気が悪ければ働かなくて良いでしょう。そこがいいなあと思ってね。仕事は、手作業という意味では同じでしたが、扱う単位が違って面白かったです。瓦は1分と言えば約3ミリ、車は0.1ミリメートル。車よりも瓦の方が数字が大きいんですよ。部品に対する許容範囲が大きいので、作業そのものは少しラクだと感じました」
しかし自動車の作業とは違い、瓦はより「人の手」による現場でした。親方の指導もアナログそのもの。大野さんの手順が間違っていてもその場では教えてくれず、作業を全て終えてから静かにひとこと、「全部(瓦を)まくって、最初からやり直しとけ」と指導が入ったそうです。ただ、厳しく叱られたりした記憶はなく、とにかく作業で覚えさせるという懐の深い親方さんだったと、大野さんは当時を懐かしそうに振り返ります。
親方の元で約5年。大野さんは親方から「いつでも1人でやっていける」と太鼓判の腕前になっていました。しかし独立したいという欲が全くなく、工事店に所属のいち職人として働くつもりだったといいます。独立せざるを得ない状況になったのは、親方の廃業でした。
「1人でやるつもりはなかったんですが、必要に迫られての独立でした。親方のお客さまを引き継いだので、1年目はすごく助かったんですが、取引先との関係も少しずつ変化する中で、2年目3年目は受注に苦労しましたね。ただ、同級生が同じ時期に瓦屋として独立してるんですよ。良き相談相手として、ずいぶん世話になりました。今後も、そうですね、地域密着で小回りのきく丁寧な仕事をしていきたい。そう考えています」
※1 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法
詳しく見る
閉じる
WORK
「任せるわ」の言葉で背筋が伸びる。お客さまの暮らしにぴったりの施工を提案する
大野瓦店は石川県白山市八ツ矢町に拠点を構える屋根工事店です。瓦屋根のほか、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の工事や外壁リフォームにも対応しています。各種の家のお悩みごとに、窓口となって相談に乗っています。
大野さんのお客さまは馴染みの方が多く、屋根リフォーム工事の際は「任せるわ!」と託されることが多いそうです。任せると言われて腕が鳴らない職人はいません。大野さんは「任せる」と言われることで緊張しますが、その言葉を有難いとも思っています。
「細かく指示を出される方が仕事はラクです。でも任せるわと言われると、程よい緊張感で背筋が伸びますね。屋根工事の現地調査では、100パーセント屋根に上がって隅々まで調べます。立地条件も確認して、何が屋根に影響を及ぼしているかを把握してから施工を考えます」
また、お客さまにはご高齢の方が多く、屋根の雨漏り修理に対してどこまでの工事が必要かを考える機会が多いそうです。そんな時は、大野さんはお客さまと腹を割って話すことを大切にしています。
「ご高齢の方しか住んでいない家は、色々考えてしまいますね。私は正直に聞いてみることにしているんです。『あと、何年住みますか』ってね。80歳、90歳の方だと、あと10年くらいとお答えになる方が多いかな。10年なら最小限の修理で済みます。30年なら、瓦は1回葺き替えた方が良いかもしれないですね」
その他、全葺き替えの事例も数多くあります。先日は、2世代でお住まいのご家族の家の全葺き替えの工事を担当。この先30年はもつ瓦屋根にとのご要望で、全葺き替えに決定しました。
「石川県の築40年ほどの屋根は、49判の瓦を使っている家が多いんです。1坪に49枚入るという大きさの規格です。今は53判が主流ですね。この時はもう銅線が切れていて、全ての瓦の銅線を繋ぎ直さないといけない状態でした。それなら新しい瓦に葺き直そうということになりました。下地はそのまま使えたので、防水シートを敷いて53判の瓦を葺いて完了です」
石川県白山市の屋根工事の特性を尋ねました。白山市は面積の70パーセント以上を林野が占める自然豊かな地域であり、そのため積雪もかなりのもの。山沿いの住宅地は湿気がこもりやすく、屋根には換気対策が必須です。
「屋根に換気棟を入れて換気効率を高めて、通気を確保しています。そして雪止めはどの地域でも付けるわけではありません。寒くて冷える地域は雪が屋根に凍ってくっつくんで雪止めはいらないんです。でも場所によっては、雪止めをつけないと雪下ろしの時に人が一緒に落ちてしまいます。ちょっとした差なんですが、要不要の見極めが難しいですね」
詳しく見る
閉じる
MESSAGE
瓦も金属屋根も!両方の技術を存分に発揮し、お客さまの望む屋根を作り上げる
大野瓦店のアフターフォローは臨機応変。完工後にも何か不安なことがあればすぐに連絡をしてほしいとのことです。
「気になることがあったら気軽に連絡をしてください。すぐに点検に伺います。かつてのお客さまの家の近くで別の現場があるときなど、私の工事した屋根を気にかけていますね」
最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏り修理や屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「瓦屋根が専門ですが、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の張り替えもお任せください。うちは地元のリピーターさんが多いのが強みなのかなと思います。あそこに家の工事屋さんがあったなーと、思い出してもらえたら嬉しいです。屋根に限らず、家のお困りごと何でもご相談ください」
「アピールポイントですか?あまり思い浮かばないなあ」とのんびりお話していた大野さん。雨漏りしない工事を「職人として当然」と捉えているせいか、ご自身の技術に対して過剰なアピールをしようとは考えていません。その素朴な様子が、かえって実直さを際立たせています。何でも相談できる町の工事店として、いつまでもそこにあり続けてほしいと、そう感じた取材でした。
(2026年1月取材)
詳しく見る
閉じる
・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。
・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。
工事店プロフィール(大野瓦店)
| 一番の強み |
瓦も板金も両方の技術を存分に発揮し、お客さまの暮らしにぴったりの施工を提案するところ |
| 会社名 |
大野瓦店 |
| 対応工事 |
|
| 従業員数 |
社員:2名 |
| 保有資格者 |
一級かわらぶき技能士:1名
建築物石綿含有建材調査者:1名
シャープ住宅用太陽光発電システム施工研修受講修了者:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
瓦屋根工事業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業 |
| 対応エリア |
中部地方
|
| アフターフォロー体制 |
損害保険ジャパンの事業活動総合保険に加入済です。
何かあればいつでもご連絡ください。 |
| やねいろはケア |
未対応 |
| 代表者 |
大野 敦士 |
| 代表者経歴 |
大野瓦店 代表
1993年3月:白山市立北辰中学校 卒業
1996年3月:石川県立鶴来高等学校 卒業
1998年3月:高山自動車短期大学 卒業
2000年4月:株式会社北陸マツダ 入社
2006年9月:株式会社北陸マツダ 退社
2006年10月:有限会社木ノ本瓦店 入社
2011年12月:有限会社木ノ本瓦店 退社
2012年4月:大野瓦店 創業 代表 就任 |
| 所在地 |
〒924-0882
石川県白山市八ツ矢町682
大きな地図で見る
|
| 営業時間 |
8:00~18:00 |
| 定休日 |
不定休 |
外壁工事の依頼も可能です。大野瓦店の「かべいろは」掲載記事はこちら