太陽光発電を始めるのに、どのくらいのお金が必要か調べたことはありますか?
ケースバイケースですが、おおよそ「車一台分」です。
高価な買い物ですね。
車を購入されたとき、いろいろと調べられたと思います。
燃費はいいか、中はどのくらいの広さか、好きな色はあるか、故障のニュースはないか、などなど。
ただほとんどの方は、テレビCMを見ていておおよその「あたり」が付いていると思います。
なので「そもそも車とは?」から調べた方はほとんどいないのではないでしょうか。
しかし太陽光発電は、まだまだ「マイナーな製品」です。日本では100家庭に数台あるかどうかです。ぜひ「そもそも太陽光発電とは?」などから、理解していくことをお勧めします。
今回は、視点を「他の家庭」に移してみます。
「太陽光発電を始めた人たちはどんな人たちなのか?」
「太陽光発電を始めたきっかけはどんなことだったのか?」
少し難しいと感じる部分もあるかもしれませんがとても参考になる可能性があるので、お付き合いください。
まずは「太陽光発電を始めた人たち」から見ていきましょう。
2.「太陽光発電、始めました」:太陽光発電を始めた人たち
少し古いですが、平成26年(2014年)に総務省が「全国消費実態調査」を行いました。
これは、国全体の家計の現状を把握することを目的として5年ごとに行われる調査のことです。
この調査によれば、日本の太陽光発電普及率(世帯の割合)は6.6%とのことです。
およそ「100世帯に6軒」ということになります。
まだまだ少ないですね。
皆さんがお住まいの地域はいかがでしょうか?
その「地域」に関して、おもしろいことが分かっています。
最も太陽光発電が多いのは「宮崎県」でした(14.3%)。
2位は佐賀県となっています(13.9%)。
他の地域も見てみると「九州地方」が上位を占めていることがわかります。
「日照時間」や「土地面積」の大きさが影響していそうですね。
「延べ床面積」が調査されていました。
延べ床面積とは、建築物の各階の床面積を合計した面積です。
トップは「100~150㎡」で10.4%でした。
2位は「150㎡以上」となっています。
広ければいいというわけでもないのですね。
そもそも広い敷地を持っている家庭が少ないということもあるかもしれません。
では、どんな「家族」が購入しているのでしょうか。
まず「年齢」についてみてみましょう。
トップは「30歳」世代で11.0%でした。
2位は40歳世代で8.8%となっています。
イメージよりも若い世代の購入が多かったのではないでしょうか。
インターネットが普通になった世代の為、収入だけでなく情報収集力が高いことなども関係しているかもしれません。
最後に「世帯人数」です。
トップは「6人」で12.5%でした。
人数が少なくなるにつれ、購入数は減っていきます(「2人」が最下位で4.0%)。
資金の関係から、親と同居している二世帯や三世帯住宅が多いと想像されます。
これらの結果から「代表的な家族像」を描いてみると、「九州に100~150㎡の延べ床面積の住居を持つ、6人以上世帯の30代」です。
なんとなくイメージできそうでしょうか。
(残念ながら、気になる「世帯年収」は調査されていません)
以上です。
次回は「太陽光発電を始めたきっかけ」を調べてみます。
参考:http://www.stat.go.jp/data/zensho/2014/pdf/gaiyo.pdf
総務省統計局、平成26年全国消費実態調査 主要耐久消費財に関する結果 結果の概要(検索日:2017/12/27)
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