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最新の技術で葺く丈夫な瓦屋根。日本の気候に合った陶器瓦で快適な暮らしを

深井瓦店

千葉県

東京都瓦工事職能組合

深井瓦店

深井瓦店

千葉県松戸市秋山の深井瓦店は、瓦屋根工事をメインに施工する屋根工事店です。その他の屋根材や雨樋修理、住宅工事は窓口となって相談に乗っています。瓦を愛する職人が磨き上げた技術を駆使して丈夫な瓦屋根を葺き、1年を通して快適な住まいを作るお手伝いをします。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 良い仲間に恵まれ、職人歴30年以上。瓦ひとすじで地域密着店として在り続けたい

深井瓦店

深井瓦店は千葉県松戸市秋山に拠点を構える屋根工事店です。専門は瓦屋根ですが、その他の屋根材についても窓口となって協力工事店へ繋ぎます。創業は1969年、代表の深井忠一さん(以下、深井さん)のお父さんが開業した工事店です。お父さんの働く姿を見て育ち瓦職人となった深井さんに、これまでの歩みや仕事についての想いを伺いました。

「子どもの頃、父に対しては『忙しそうだな』っていうイメージがありました。昔は日曜定休とかなかったんですよね。僕の子どもの頃ですか?電車好きのやんちゃ坊主で、時刻表を眺めて全国を旅した気になるという趣味で楽しんでいたかな。中学は鉄っちゃんで写真部。高校ではラグビー部でひたすら走っていました」

幼少期の頃の様子を尋ねたところ、生き生きとしたエピソードが深井さんの口からテンポよく飛び出し、のびのびした子ども時代を過ごしたのだとわかります。深井さんは高校卒業後、すぐに深井瓦店で職人修業を始めました。当時は進学や将来に対する目標がなかったため、家業へ入ったのは「思いつき」だったといいます。

「20歳くらいまで手伝いをできたらいいなとそんな気持ちで始めたんですが、気が付いたら30年以上経っていました。初めは現場の用語がわからないから、怒られても褒められても全く理解できなくてね。父は『見て覚えろ』な人で他の親方さんに僕を預けたので、技術は色んな現場で色んな人に教わり視野が広がりました。泊まりで仕事をして皆で一杯やったりして、そういった人たちとは今も交流があります」

素晴らしい先輩や仲間に囲まれて技術を磨くうちに、「20歳くらいまでは……」という中途半端な思いはいつの間にか払拭されたようです。現在はお父さんと二人三脚で深井瓦店を切り盛りしながら、東京都のかわらぶき技能検定委員も務める多忙な日々を送ります。

「父は高齢ですが今も現役です。60代までは僕より体力があってね、普段から疲れたと言わない人でした。同じ仕事を黙々とこなすタイプ。昔は父から色々言われていましたが、最近は僕が父の仕事をフォローしながら、一緒に仕事をしています。」

深井瓦店のある松戸市は東京都に隣接する位置にあります。都心に近い地域ですがこの辺りにはまだまだ瓦屋根の家が多く、深井瓦店の近所にも瓦屋根工事店が多数ありますが、最近は陶器瓦の工事をする職人が減っていると深井さんは少し寂しそうです。しかし、深井瓦店は他店がやらない瓦屋根工事専門を強みに、地域密着店としてこれからも陶器瓦の工事をやっていきたいと、とても前向きでした。

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WORK 経験を活かしたこだわりのひと工夫で、雨漏りや台風、地震に強い瓦屋根に

深井瓦店

千葉県松戸市秋山の深井瓦店は、陶器瓦の屋根工事や雨樋修理をメインに行う屋根工事店です。親子二代にわたり瓦職人としてこの地で屋根工事業に携わってきました。

深井さんがお客さまに対して気を付けているのは、専門用語を使わずにわかりやすく説明すること。特に陶器瓦についての説明は、深井さん自身が普及も重視しているため説得力と興味を引く話し方を心掛けています。

「リフォームの相談には、陶器瓦の屋根が日本の風土に合っていることをしっかり説明しています。コロニアルや金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)と比較すると屋根裏の温度が10度近く低くなるので断熱効果も高いし、そうすると当然光熱費にも関係してくるんですよね。金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の説明もしますが、それぞれのメリットデメリットを明らかにしても陶器瓦に決めてくださるお客さまが多いです」

深井瓦店に寄せられる問い合わせは、築40年前後の陶器瓦屋根の家が多いそうです。先日担当した案件は、棟が崩れ始め、瓦の下の防水シートも劣化してボロボロになっていました。

「防水シートの交換が必要だったので葺き直しを提案したんですが、気になったのは役物(※1)を止めている釘が鉄製だったこと。鉄釘は釘穴から錆びて割れてしまいます。建売住宅だと、コスト削減のために銅釘よりも安価な鉄釘を使うことがあるんですよ。そのお宅は錆びた釘や劣化した瓦のみを取り換えて葺き直しをしました。棟(※2)が古い積み方だったため、最近の工法で丈夫に積み直して防水シートを敷き、そのあとキズリ(縦桟)を置きました。キズリによって瓦桟(※3)を下地から浮かせ、水が溜まらず流れるように施工するのがコツです。こうすると雨水と一緒に埃も軒先まで流せるので中に湿気がこもりません」

瓦屋根の雨漏り修理も深井さんの得意とするところ。雨漏り修理で大切なのは原因を明らかにすることですが、雨水の浸入ルートは複雑で場合によっては熟練職人の知見を総動員しなければ原因を解明できません。

「まず、瓦屋根、外壁やサッシ、ベランダ、雨水の侵入口を突き止めるために家全体を点検します。瓦の崩れ等、すぐで原因がわかることもありますが、多いのは谷板金(※4)の劣化かな。先日、立派なお宅で、1枚物の大きな谷板金が折れて雨漏りを起こしていたんです。剥がしてみたらビニール防水紙に水が溜まっていたので、そのビニール防水紙を交換し、谷板金まできれいに直して解決しました」

千葉県松戸市の瓦屋根工事の特性について尋ねました。千葉県松戸市周辺のお客さまは、東日本大震災以来、建物の耐震強度を気にする方が増えているそうです。「瓦屋根は崩れやすい」というイメージが根付いていますが、深井さんはそれについて「崩れる屋根は昔の瓦葺きの工法です」と言い切ります。

「深井瓦店では、ガイドライン工法以上の施工をしています。瓦は土ではなく漆喰(※5)をしたうえでビスや釘で留め、軒先の役物もしっかりビス留めにして地震や強風に強い屋根にしているんです。私が手掛けた瓦屋根で地震の後に崩れたと連絡がきたことはありません」

※1 役物・・・屋根の役物は防水、端部の固定、外観の印象付けのため先端部や勾配の頂部にとりつける部品 / 端部やコーナーの固定など、特殊の用途/場所に使用される特殊な形状の部材
※2 棟・・・屋根が交差して山型になったその部分。または、屋根の頂上にある水平な部位
※3 瓦桟・・・瓦をひっかけてビスで留めるところ。桟木(さんぎ)ともいう
※4 谷板金・・・屋根面と屋根面のつなぎ部分のうち、文字通り「谷」になっている部分。水が流れる排水機能を持つがゆえに、屋根で最も雨漏りがしやすい部位に設置する板金
※5 漆喰・・・水酸化カルシウムを主原料とした塗り壁材

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MESSAGE お客さまのお気持ちや人生設計に合わせ、暮らしにピッタリの屋根リフォーム提案を

深井瓦店

深井瓦店では、自社葺き替えの工事のみ10年間の保証書を発行しています。深井さんは「何か不具合があればいつでも連絡をしてください。瓦屋根を工事した後、ここも工事したいなんて思ったらそれも相談に乗れます。増改築相談員の資格もありますので、家全体のリフォームの場合は、技能と誠実さが備わった信頼できる工事店さんに繋ぐこともできます」と話していました。

最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏りや瓦屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「お客さまに納得していただける説明をして、確実な工事をします。見積りはお客さまの暮らしに合わせて数パターン用意するので、家にあと何年住むかというお話もお聞かせくださいね。ひとつ申し訳ないのは、瓦屋根の葺き替えは工期が長いため、着工までに少しお待たせしてしまうかもしれません。もし瓦屋根工事で迷いがあったら、うちに限らず全瓦連の瓦屋根診断技士なら間違いないので、そちらも使ってみてくださいね」

今回、深井さんからは職人としての揺るぎない信念と瓦屋根への愛あふれるお話がたくさん聞けました。瓦は、施工がしやすい屋根材に押され近年では減少の一途をたどっています。瓦葺きを辞めてしまう屋根工事店が多い中、陶器瓦ひとすじでやっている深井瓦店は稀有な存在です。貴重な技術、そしてサステナブルともいえる瓦という屋根材、これらを次世代に残していけないか深く考えさせられた取材でした。

(2023年6月取材)

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屋根修理・屋根リフォーム事例屋根修理・屋根リフォーム事例(深井瓦店)3件

屋根修理・屋根リフォーム事例屋根工事(取替)

S.N様 (千葉県松戸市)

更新日 2025.04.30

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建物種別
一戸建て
価格
40〜50万円
施工期間
2〜3日

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屋根工事のクチコミ評価屋根工事のクチコミ評価(深井瓦店)1件

総合評価

star star star star star 4.40

コミュニケーション star star star star star 4.37
工事の技術 star star star star star 4.48
アフターフォロー star star star star star 4.40
提案力 star star star star star 4.46
価格の満足度 star star star star star 4.37
マナーの良さ star star star star star 4.32
清潔感 star star star star star 4.37
※3.00(★★★)が標準評価点です。

新着クチコミ

S.N様 (50代/男性/千葉県/松戸市)

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屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水
雨漏り

ユーザーからのコメント

こちらの意図を汲んでいただき、希望した結果を提示頂けてとても助かりました。これからも地元での活躍を期待しております。

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(深井瓦店)

一番の強み 瓦屋根への愛あふれる代表が、磨き上げた技術を駆使して丈夫な瓦屋根を葺き、1年を通して快適な住まいを作るお手伝いをしているところ
会社名 深井瓦店
対応工事
屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水
雨漏り
従業員数 社員:2名
建設業許可 屋根工事業(千葉県知事許可(般―2)第6380号)
保有資格者 一級かわらぶき技能士:2名
瓦屋根診断技士:1名
瓦屋根工事技士:1名
巻上げ機運転者:2名
丸のこ等取扱従事者:2名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:2名
高所作業車運転者:2名
職長安全衛生責任者:2名
石綿取扱作業従事者:2名
足場の組立て等作業主任者:2名
玉掛作業者:2名
ものづくりマイスター(かわらぶき):1名
増改築相談員:1名
小型移動式クレーン運転技能講習修了者:1名
車両系建設機械(整地等)運転技能講習修了者:1名
特徴 リフォーム業
瓦屋根工事業
対応エリア

関東地方

アフターフォロー体制 全瓦連第三者賠償保険に加入済です。
自社での完全葺き替えの工事の場合、10年間の保証書を発行しています。
何か不具合などございましたらご連絡ください。対応させていただきます。
やねいろはケア 未対応
代表者 深井 忠一
代表者経歴 深井瓦店 代表
1989年3月:松戸市立第五中学校 卒業
1989年4月:千葉県立松戸南高等学校 入学
1992年3月:千葉県立松戸南高等学校 卒業
1992年4月:深井瓦店 入社
2018年5月:深井瓦店 代表 就任
所在地 〒270-2223
千葉県松戸市秋山36-1 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日、祝日 8:30~17:30
定休日 日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
備考 2006年3月:全瓦連技能グランプリ奨励賞 入賞
2008年4月:一般社団法人全日本瓦工事業連盟 青年部役員 会計幹事
2010年4月:一般社団法人全日本瓦工事業連盟 青年部役員 副部長
2012年4月:一般社団法人全日本瓦工事業連盟 青年部役員 監査役
2010年1月:東京都瓦事業職能組合 理事
2012年1月:東京都瓦事業職能組合 会計理事
2016年4月:東京都かわらぶき技能検定委員
2017年4月:東京都かわらぶき首席技能検定委員
2020年1月:東京都瓦工事職能組合 理事