突然ですが、クイズです!
「日本最古の木造建築物」といえば何でしょう?
………
正解は「法隆寺」です!
聖徳太子が、父のために607年に創建したという話が有名ですね。
607年に建立されたとすれば、建てられてからおよそ1300年。
「こんなにも建物は保つのか…」
と驚いてしまいますが、建物をこれだけ長く保たせるのには、理由があります。
材料が良いから?それとも偶然?
いいえ。
その理由とはずばり、先人たちの知恵と経験を結集させた「建物の手入れ」があったからです。
手入れがなされていなければ、法隆寺はあれほどまでに美しく丈夫には保たなかったでしょう。
こつこつと手入れをしていたからこそ、法隆寺は1300年以上もそのかたちを残し続けることができたのです。
そして、その手入れのひとつに「屋根瓦の葺き替え」もありました。
しかし、手入れをしなかった場合、建物はどれくらい保つのでしょうか。
今回は、建物の中でも「屋根はどれくらい保つのか」について見ていきましょう。
窯業系屋根材の代表格が「粘土瓦」です。
粘土瓦の中でも、釉薬をかけて焼き締めた「釉薬瓦」と
いぶし銀が特徴の「いぶし瓦」があります。
これらの瓦の寿命は、周囲の自然環境にも左右されますが
20年~40年ほどだと言われています。
「化粧スレート」と呼ばれる屋根材があります。
これはセメントと繊維を混ぜて、平らな板状に仕上げたものです。
瓦に比べ施工のしやすさなどが特徴ですが、
寿命は10年~25年と瓦に比べやや短いものです。
店舗や事務所などでよく使われている金属屋根。
現在では、一般住宅にも用いられスタイリッシュなイメージが強いです。
そんな金属屋根の寿命は10年~25年ほどです。
今回とりあげたもの以外にも、現在は様々な屋根材が製造されています。
それぞれのもつ特徴によって寿命は変わってきますが、寿命を超えて屋根を美しく丈夫に保つためには「定期的なメンテナンス」が必要です。
みなさんのお家の屋根も、きれいで永く保たせるための「お手入れ」を一度試してみてはいかがでしょうか?
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