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新しいものに対する知見の広さが、古き良き瓦屋根を守る武器になる

有限会社山三瓦工業

三重県 桑名・四日市・鈴鹿・亀山

三重県屋根工事業組合連合会

有限会社山三瓦工業

三重県四日市市山之一色町にある有限会社山三瓦工業は、屋根の新築からリフォームによる葺き替え、小修理まで行う屋根工事店です。専門は和瓦屋根ですが、金属屋根修理やそれに伴うカバー工法にも対応しています。文化財など、歴史ある瓦屋根を施せる優れた技術のある会社です。

工事店の想い工事店の想い

PERSON少年時代からプログラミングで遊んでいた生粋の理系人間。ドローン活用も存分に楽しむ

有限会社山三瓦工業は(以下、山三瓦工業)、三重県四日市市山之一色町で江戸時代末期から瓦を扱っている屋根工事店です。「会社の創立年がはっきりわからない」というほど歴史の深い工事店であり、地域密着を絵にかいたような親しみやすい会社です。

「篳篥(しちりき ※1)ってわかるかな。その楽器をやってます。スポーツは最近はもっぱらゴルフ。スキーも好きだけど仕事の合間にやりやすいのはゴルフですね」
笑うと目がなくなる柔和な表情で、言葉を丁寧に選びこちらの質問に答える山三瓦工業代表取締役の服部竜大さん(以下、服部さん)。
山三瓦工業はここ三重県四日市市の地域の人たちにとって、とても馴染みのある会社。服部さんが卒業した小学校の瓦屋根を施したのは服部さんの父だというから驚きです。

服部さんは学生時代、サッカー部、山岳部、スキー部とアクティブなクラブに所属。活発な少年~青年時代を過ごしました。その一方でパソコンも大好きで、中学生時代からプログラミングをして遊んでいたそうです。
「工業大学での卒論のテーマは『ソーラーボードの試作・研究』でした。私の年齢で中学生からプログラミングしてたというと驚かれるんですが、プログラミングの基本は『ラクをしたい気持ち』なんですよ。この作業をどうにか簡単にできないかって考えるのは楽しいですよ」

大学卒業後の就職先は機械製造業で、瓦を製造する機械を開発する会社でした。
「実は私、狙っていた会社にフラれてしまって。決まったところは就職を決めなきゃと慌てて探した会社でした。面接の時に初めて瓦関係の会社だと知って驚きましたね。不思議な縁です」

会社員生活は三年半ほど。幼い頃から「いつか実家を継ぐ」という漠然とした思いはありましたが、とくに期限は設けていませんでした。実家の山三瓦工業に戻ったきっかけは、生活スタイルの変移だったそうです。
「結婚して子どもが生まれた頃の私の仕事は、出張がものすごく多かったんです。家も手狭になってきたし、家族と過ごす時間を増やしたいし…ということで妻に相談したら『家を継ぐなら、そうしたらいいじゃない』って拍子抜けするくらいあっさり言われて。それで決断しました」

学生時代に山三瓦工業でアルバイトをしていた経験もあり、全く違和感なく祖父や父と共に働き始めたという服部さん。幼いころから瓦が身近にあり、職人たちの働く姿を見てきたので現場の雰囲気に馴染むのも早かったといいます。
「そうはいっても、やはり父とはケンカがありましたね。これまで仕事をしていてしんどかったのは、三年前の大雪の時かな。修理の電話がやまないし、見積もり・現地調査・養生で毎日夜中まで働きました。そして実際の工事になっても職人が足りない。雪に限らず、災害の後はきついですね」

「不易流行」
これはいつも服部さんの念頭にある言葉です。常に新しい風を入れないと古いものが残せない、そんな思いで日々仕事に取り組んでいます。
「和瓦屋根のリフォーム・修理を中心にやっていきたいのが本音ですが、今は金属屋根が増えているのでそれだけにしがみついていては会社が朽ちてしまいます。祖父と父も、初めは瓦製造を生業にしていましたが、高度成長期の瓦大量生産の波に揉まれながら屋根工事業に転換をはかりました。私も太陽光や金属屋根の新しい素材など、臆せず取り入れています。ドローンも楽しんで使っていますね。ラジコンが趣味だった時期もあるので面白いです」と、仕事には常に広い視野で臨んでいる様子です。

その上で、服部さんが今後取り組んでいきたい分野が「文化財の修理」
現在は「三重県登録有形文化財建造物友の会(※2)」の特別会員、また「愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会(※3)」の賛助会員であり、文化財所有者の「修理やメンテナンスをどこに依頼してよいのかわからない」という疑問をクリアにする講演活動を積極的に引き受けています。
「会を通じて、瓦屋根屋の役割と技術について様々な方に話しています。今後は積極的に日本の伝統文化の保存に関わっていきたいですね」


※1 篳篥…雅楽や、雅楽の流れを汲む近代に作られた神楽などで使う管楽器
※2 三重県登録有形文化財建造物友の会…「さんとうぶん」と言われ、登録有形文化財の保存と活用を推進し、日本の伝統文化の顕彰や保存のために活動する団体。
※3 愛知県国登録有形文化財建造物所有者の会…「愛知登文会」と言われ、登録有形文化財の保存と活用を推進し、日本の伝統文化の顕彰や保存のために活動する団体。

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WORK雨漏り修理の肝は事情聴取。状況を明らかにし原因を現行犯逮捕(修理解決)へ結びつける

三重県四日市市山之一色町の山三瓦工業は、天保時代創業の歴史ある会社です。元々は瓦製造業でしたが、高度成長期に大手メーカーで瓦の大量生産が始まったのを機に、事業を屋根工事に移行させました。時代のニーズに合わせ柔軟な体制をとり、現在は瓦屋根だけではなく金属屋根、太陽光発電など様々な屋根工事に対応します。

山三瓦工業の強みは、やはり天保からこの土地で瓦屋根に関わってきた歴史。同じ土地で長く商売をしていると、その地域に対する知見が深まり、逆にお客さまからの認知度も高くなります。
また、かつて瓦製造をしていたという面も屋根工事業にとってはプラスになっています。
「瓦製造の過程は、知らないより知っていた方が良いですね。あと、その名残で色々な形状の瓦のストックがあります。大抵はメーカーから仕入れた瓦しか見ることができないですが、うちには昔ながらの瓦が残っています。先日は珍しい形の鬼瓦を使ってくださったお客さまがいました」
土地柄、この辺りはまだまだ瓦屋根にこだわる家が多いそう。服部さんが、お客さまの希望に合わせて伝統的な瓦屋根の提案ができるのも強みです。

服部さんが仕事をする上で大切にしているのは、以下の三本柱。
1、漏らさない(雨を)
2、飛ばさない(瓦を)
3、見映えよし(屋根の)
「屋根は、この三つが揃えば大丈夫! 屋根の機能で大切なのは雨風から家を守ること。これは絶対です。あとは見映えが良ければいうことなし」と、力強い言葉です。
また、説明や打ち合わせでお客さまの立場に寄り添う姿勢も大切にしています。
「最近はドローンを使い、リアルタイムでお客さまに屋根を見せて説明する機会が多いです。目で見るのは、何よりも分かりやすいんですよね。打ち合わせでは専門用語をなるべく使わず、わかりやすい説明を心掛けています。見積もりを出す時は、その家をお客さまが今後どうしたいかを重視します。お客さまの年齢も大事な要素です。あと10年もてば良いのか、それとも次の世代に引き継ぐ予定なのか、詳しく聞きますね」

実際の雨漏り修理で留意しているのは、状況をしっかり調査して原因究明すること。5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)を明らかにする気持ちで、細かく現地調査をしています。
「お客さまには『今から事情聴取ですよ』と宣言するんです。家の中のしみ、音、落ちてくる水の量、時間、雨の降り方、風の強さなんかをしっかり聞き取ってから、場所の見当をつけて屋根に上がると、ピンポイントで原因の場所が突き止められて現行犯逮捕(解決)ができます。ただ、1年前の雨漏りとなると状況証拠しかないので、立件に時間がかかりますね」

屋根工事の事例では、文化財から切り離して移築した住宅の屋根の葺き替え工事が挙がりました。
「いつも通りの瓦葺き工事ではあったんですが、文化財になってもおかしくない由緒ある建物でした」
また、そんな由々しい仕事の一方で、目を見張るほどのスピーディな仕事も。
「それは屋根リフォームのカバー工法でした。足場組み、施工に三日、足場崩して完了の確認に行ったところ、お客さまがその場で支払いしてくださって。施工から集金まででたったの4日。スピーディ過ぎて笑ってしまいました。それができたのも、念入りな現地調査と丁寧な説明をしたからかもしれません」

ここ三重県四日市市山之一色町は、雨・風・雪がどれもそれなりに多い地域です。甚大な台風被害になる事態も多く、気候は決して穏やかではありません。
「三重県は縦に長いので、北と南では屋根の施工方法が全く違います。例えば四角い屋根の端の瓦。北の方は雪が舞い込むので破風板(※3)から3cmくらい出す、四日市はぴったりつける、南は台風が通るので尾鷲や伊勢になると瓦が飛ばないように板の上に完全に乗せてしまいます」

※3 破風板…屋根の見切れ部分の納まりの名称

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MESSAGE人間は大地を間借りしていると考えて、なるべく自然に逆らわない屋根工事を施す

山三瓦工業は、施工内容により保証書の発行があります。資材メーカーや工法によって違うので工事契約前に詳細説明をしています。また、定期点検はご希望者のみに行っています。
「何もないのが一番いいんですが、気になることがあったらいつでも連絡をください。すぐに点検に参ります」

最後に「やねいろは」をご覧になっている、屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまにメッセージです。
「父が昔、お客さまに『なんで雨漏りするの?』と聞かれて『雨が降るからや』って答えたんですよ。お客さまはきょとんとしてました。父が言いたいのは、家、すなわち人間が作った建造物は自然界にとっては全て異物であるということ。雨の邪魔をしているのは我々人間なんです。雨は大地に降りるべきもの。なので雨漏り修理をする際、我々職人は『水を止める』ではなく『水を下に流す』という考えでのぞまなくてはいけません。この地に『住んでいる』のではなく『住まわせてもらっている』。そんな感覚を大切にして、日々仕事に向き合っています」

「古いものはなぜ残っているのか? 良いものだから残っているんです」と、終始楽しそうに話す服部さん。興味深いエピソードの数々、そして瓦屋根に対する造詣の深さに、「伝統技術を持つ職人」とは、もしかしたら人間と自然界を繋ぐ貴重な存在なのかもしれないと、深く考える貴重な時間となりました。



(2020年3月取材)

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屋根工事店プロフィール屋根工事店プロフィール(有限会社山三瓦工業)

一番の強み 天保からこの土地で瓦屋根に関わってきた歴史があり、お客さまの希望に合わせて最適な屋根の提案ができるところ。
会社名 有限会社山三瓦工業
対応工事
  • 屋根工事
  • 樋工事
  • 太陽光工事
  • 塗装工事
  • 瓦屋根
  • 金属屋根
  • 陸屋根
  • その他
  • 外壁塗装
  • 屋根塗装
従業員数 社員:3名
建設業許可 屋根工事業(三重県知事許可(般―27)第10270号)
保有資格者 一級かわらぶき技能士:1名
二級建築施工管理技士:1名
瓦屋根診断技士:1名
瓦屋根工事技士:1名
巻上げ機運転者:1名
丸のこ等取扱従事者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:1名
職長安全衛生責任者:1名
石綿取扱作業従事者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:1名
ものづくりマイスター(かわらぶき):1名
ガス溶接技能講習:1名
アーク溶接作業者:1名
フォークリフト運転業務従事者:1名
小型車両系建設機械:1名
古民家鑑定士:1名
ヘリテージマネージャー((地域歴史文化遺産保全活用推進員)):1名
特徴 リフォーム業
瓦屋根工事業
金属屋根工事業
太陽光工事業
対応地域

岐阜県

愛知県

三重県

アフターフォロー体制 損害保険ジャパン日本興亜株式会社の第三者賠償責任保険と、一般社団法人全日本瓦工事業連盟(団体保険)の瑕疵保障責任保険に加入済です。
工事内容を勘案して保証書を発行します。
ご連絡をいただければすぐに伺いますのでお声がけください。
代表者 服部 竜大
代表者経歴
(名称は当時のもの)
有限会社山三瓦工業 代表取締役
1987年3月:四日市市立大池中学校 卒業
1987年4月:三重県立四日市南高等学校 入学
1990年3月:三重県立四日市南高等学校 卒業
1990年4月:金沢工業大学 入学
1994年3月:金沢工業大学 卒業
1994年4月:高浜工業株式会社 入社
1997年8月:高浜工業株式会社 退社
1997年9月:有限会社山三瓦工業 入社
所在地 〒512-0906
三重県四日市市山之一色町233-1 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~金曜日 8:00~17:00
定休日 土曜日、日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)

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