地元の工事を大切に。板金・金属屋根も得意な雨漏り修理・屋根リフォーム店
株式会社潮田瓦店
株式会社潮田瓦店は、瓦屋根をメインに新築・葺き替え・補修工事に対応している屋根リフォーム店です。雨漏り修理はもちろん金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)工事も手がけています。親しみやすい笑顔が印象的な代表の潮田さんは、地元でPTA会長を務めた経験や、大規模な屋根工事よりも地元優先を貫くなど、地元である茨城県筑西地域での仕事を何よりも大切にしています。
工事店の想い
PERSON
どんなことでも地元優先。PTA会長も務め、公私ともに日々地元での信頼を積み上げてきた
株式会社潮田瓦店(以下、潮田瓦店)は、瓦屋根の新築工事から葺き替え工事、補修工事を行っています。また、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)工事であればカバー工法、太陽光パネルの取り付け工事や雨樋修理まで、屋根に関するお悩みに、幅広くお応えしています。また、地元ではPTA会長も務めるなど、公私ともに地元での仕事を大切にしています。
茨城県は筑西市。この地に事務所を構える潮田瓦店へ取材に訪れた日は、数年に一度の大雪の直後。事務所へ到着すると「さっきまで雪かきをしていたんだよ」とニット帽を耳まで深くかぶった代表取締役の潮田安孝さん(以下、潮田さん)が笑顔で事務所の中へ招いてくれました。
事務所に入ると、いつも一緒に仕事をしているという会社のカレンダーが壁一面にずらり。
「10年ほど前に会社として立ち上げ、そこから今に至るまで多くの方に助けられてきました。そこでお世話になった方々から年末に頂くカレンダーです。毎年、感謝の気持ちとして、全て飾っていたら、こんなに多くなってしまいました」と微笑みます。そんな潮田さんに現在に至るまでのお話を伺いました。
「子どもの頃は野球一筋でしたね。小学校高学年から中学3年生まで野球を続けていました。きっかけは周りの友人が野球をしていたからというのが大きいです。そして、同じように周りの友人の影響で、オートバイの免許を取り、モータースポーツを始めました」
近所には筑波サーキットもあったため、レースには出られなくとも、走行の練習をしに向かっていたそう。現在では、自分で走ることはなくなったものの、レースがテレビで放送されていると夢中になってみてしまう、と話をしてくれました。
そんな潮田さんがこの瓦屋根業界に入ることになったのは、父の他界がきっかけでした。
「私の父は屋根工事店で働いていたのですが、私が高校に入学してまもなく亡くなったのです。その後家族が生活していくために、自分が働きに出なければならず、高校を中退。当時していたアルバイトでも生活は厳しかったので、これから先どうしようかなと思っていたところ、父が働いていた屋根工事店の社長が心配して『うちにおいで』と声をかけてくれたのです。最初のうちは、しばらく働いたら辞めようと思っていたのですが、気が付けば仕事が楽しくなっていました。そして、20代の半ばになると、自分が先頭に立って、若い衆とともに現場で屋根の施工を進めていくことが、おもしろくなっていたのと同時に、いつかは自分で屋根工事店をやってみたいという気持ちが生まれていましたね」
そして、潮田さんがこの仕事に魅了された背景には、「親方」の存在がありました。
「私の親方は、亡くなった父の親方でもありました。とにかく優しくて、穏やかで。だまって見守ってくれる、そんな親方だったのです。屋根工事の際には、基本は教えてくれるのですが、その後は自分で仕事を見て盗め。こんな風に言われていましたね」
月日は流れ、40歳を目前にしたころ。若いころから、ふつふつとわき出ていた「独立したい」という夢をついに実現させます。
しかし、独立してから間もなくして、東日本大震災が発生。当時は手に負えないほどの屋根の修理の問い合わせがありました。「時間も人手も足りない。でも、屋根が崩れたままでは、問い合わせてくれたお客さまが生活できない」という葛藤の末、屋根工事が立て込んですぐに全てを修理することはできないが、せめて雨漏りしないようにシートを張る応急措置だけでも、と奔走した潮田さん。力を尽くすも、全て屋根工事をして回ることはできず、もどかしさもあったと潮田さんは話します。
そして、独立して約10年。創業当時からの地元の工務店の方や大工さんに助けられ、今があるのですと潮田さんは話します。
「創業したころは、幅広く屋根工事をしていこうと思っていましたが、今は地元での屋根修理や屋根リフォームを大切にしたい、と思うようになりました。自分を育ててくれた親方の考え方にも影響されていると思うのですが、『花咲く前に地元で根を伸ばせ』というところを大事にしていきたいのです。大きな仕事をして大成する前に、まずは自分が育った地元での仕事を大切にしたい。そうやって仕事をしているうちに、PTA会長や後援会長などを気付けば頼まれるようになっていましたが」と照れ笑いする潮田さん。
日々地元での仕事や活動を大切にされている、潮田瓦店への屋根リフォームの依頼は絶えず、現在は待ってでもお願いしたいと言ってくれる方もいるそう。今後は、すぐに屋根の工事を進められるように、従業員もより増やして、新たな体制を築いていきたいと語るまなざしには、力強い意志が込められていました。
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WORK
屋根工事の際には「汚さない」を徹底し、工事もその他のところにも誠意をこめて
潮田瓦店は、瓦屋根の新築工事・葺き替え工事・補修に対応しています。雨漏り修理はもちろん金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)工事も手がけています。また、太陽光パネルの取り付けや、雨樋修理・内装工事なども窓口となってリフォームを行っています。
潮田さんに会社の強みを伺うと、「絶対の保証をすることです」と、まっすぐな答えが返ってきました。「自分自身、絶対の仕事をすることを貫き続けたいのです。自社で行った屋根工事に、万が一何か問題があった場合は、当社の保証で必ず直していきます。また、いつでも動ける体制を作っているというところも強みですね。そうすれば、お客さまからの『ちょっと見に来てくれないかな』という連絡にもすぐ対応できる。こういったフットワークの軽さを大事にしています」
そして「仕事をきっちり行うことは当たり前です。その上で何を大事にするかという点ですが、ひとことで言えば掃除ですね」と潮田さん。
葺き替えなどの屋根リフォーム工事の際などに出てしまうほこり。これらはお客さまだけでなく、近隣の住居へも影響してしまいます。だからこそ、屋根工事のときには、「汚さない、散らかさない」というところを大切にしています。また、屋根の上を作業靴のまま歩くと新品の瓦に足跡が残ってしまうため、瓦の上とそれ以外のところでは、靴を履き替えることも心がけているそう。
お客さまに対しては、屋根工事開始前の挨拶で「今日は何時に帰ります、明日は何時に伺います」など施工の動きや流れをこまやかにお伝えすることも大切にしています。そして、話しかけるのが苦手なお客さまや遠慮されている方ともしっかりお話ができるように、毎回の気持ちの良い挨拶を忘れないこと、どんなところでも誠意を込めて対応すること。これらを常に潮田さんは心がけてきました。
また、最近の屋根工事の事例について伺うと、「銅板でできている谷の部分が原因で雨漏りしているというものがありました。この辺りでは、ちょうど30年ほど前に建てられた家の屋根の谷の部分に、銅板が用いられていることが多いのです。しかし、経年劣化に加え、瓦に用いられている釉薬の成分と、銅が化学反応を起こしたところに穴が空き、雨漏りが発生。銅板からガルバリウム鋼板と呼ばれる板金に交換して対処を行いました」
さらに潮田さんが数十年携わってきた瓦屋根工事の最近の事例を伺うと、「お客さまから、天井からがさがさ音がするので見て欲しいと連絡がありました。実際に伺ってみると、入母屋と呼ばれる形状の屋根の修理工事だったのですが、そのお家の屋根は『やぎり』という本来はしっくいで埋められている部分が一部埋まっておらず、そこから大量に葉っぱが天井裏に入っていたのです。音の原因はその葉っぱのせいだったのですが、しっかり天井裏の掃除もして、やぎりも埋めて対処しましたね」
そして茨城県筑西市は、東日本大震災での被害を受けた地域であり、大きな揺れによって、屋根瓦の下の防水シート(ルーフィング)が破れてしまっていることもありました。「そんな被害を受けた地域で雨漏りしていると問い合わせがあったので駆けつけてみると、前回屋根の修理を行った方が外観だけで判断し、瓦の隙間にコーキングという充填材を埋め込んで、雨漏り修理をしていたのですが、原因は隙間ではなく、実際は瓦の下のルーフィングが大きな揺れの際に破れてしまっていたことだったのです。そこから水が入って雨漏りしていたので、下葺き材のルーフィングを取り替えてあげると、雨漏りはおさまりました。
また、茨城県筑西市周辺の地域の特性を伺うと、この地域では東日本大震災の影響で、地震に強い屋根にしてほしいという問い合わせがあるとのこと。その中でも震災直後にあったのが「棟瓦の段数を下げてほしい」というご依頼でした。棟瓦はのし瓦を用いて高く積み上げ、家に荘厳さを生み出すものですが、地震の際に棟部分の崩れが起こり、修理の際には高さを下げて崩れにくいものを希望される方が増えました。この他気候的な面では一年を通しておだやかであるため、ガイドライン工法で施工をしていると話をしてくれました。
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MESSAGE
誠意ある仕事を徹底することで、絶対の屋根工事と絶対の保証を実現
潮田瓦店でのアフターサービスについて、「屋根リフォームなどのとき絶対の保証をすることです。もちろん不具合があればすぐに伺いますし、工事に関する第三者賠償責任保険にも入っておりますのでご安心ください」と潮田さん。
絶対の屋根工事と絶対の保証。この言葉を繰り返す背景には、「お客さまに誠意をもって屋根リフォームを提供する」というまっすぐな信念があります。それは工事だけでなく、お客さまとの日々の関わり合い方、話し方、聞き方。そして工事をする中で常に現場を綺麗にしておくための掃除にも行き渡っているのです。
「いつでも相談してください。どんなささいなことでも、しっかり聞きますので、お気軽にお声かけ頂けたらと思います」
しっかり聞くことを大切にしているからこそ、お客さまが本当に困っていることもそっとすくい取れる。そして、その繰り返しでお客さまとの信頼関係を築きながら、今後も長きにわたって潮田瓦店は、地元である茨城県筑西地域の屋根を守り続けるのだろうと感じました。
(2018年1月取材)
(2023年3月加筆修正)
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屋根修理・屋根リフォーム事例(株式会社潮田瓦店)4件

屋根工事(取替)
S.K様 (茨城県筑西市)
更新日 2021.09.08
before
after
- 建物種別
- 一戸建て
- 価格
- 75〜100万円
- 施工期間
- 7〜8日
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屋根工事のクチコミ評価(株式会社潮田瓦店)1件
新着クチコミ
ユーザーからのコメント
築約40年という事、また東日本大震災の後、例外なく屋根が落ちました。(以前)依頼した(工事店が行った)工事が雑だったらしく、この6年間大雨、台風の度に雨漏りがしていました。そのつど、修理はしたのですが、毎回繰り返すことが苦痛になり、大地震の時、姪が頼んだという潮田瓦店さんに依頼しました。対応・話し方も好印象でした。最初に屋根を見たとき、(屋根が)最悪(の状態)と言われショックでした。もっと早くに頼めばよかったと。また、天井の板も変形していたのでお願いすることにしたのですが、2間のうち1間だけで大丈夫ということになり、その分金額も見積もりより下がりました。気持ち良く終わることができました。ありがとうございました。
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工事店プロフィール(株式会社潮田瓦店)
一番の強み |
誠意ある仕事を徹底し、何かあった場合に、お待たせせず対応・保証できるところ |
会社名 |
株式会社潮田瓦店 |
対応工事 |
|
従業員数 |
社員:3名 |
保有資格者 |
足場の組立て等作業主任者:2名
巻上げ機運転特別教育修了者:1名
|
特徴 |
リフォーム業
瓦屋根工事業
金属屋根工事業
その他屋根工事業 |
対応エリア |
関東地方
|
アフターフォロー体制 |
工事後に何年経っても気になることがあればご連絡下さい。迅速に対応いたします。 |
やねいろはケア |
未対応 |
代表者 |
潮田 安孝 |
代表者経歴 |
株式会社潮田瓦店 代表取締役
1984年3月:筑西市立下館北中学校 卒業
1984年4月:栃木県立真岡北陵高等学校 入学
1984年6月:栃木県立真岡北陵高等学校 中退(父他界のため)
1984年8月:有限会社田上瓦店 入社
2008年3月:有限会社田上瓦店 退社
2008年4月:潮田瓦店 創業 代表者 就任
2011年9月:株式会社潮田瓦店 設立 代表取締役 就任
|
所在地 |
〒308-0013
茨城県筑西市八田143
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|
営業時間 |
毎週月~土曜日 7:30~18:00 |
定休日 |
日曜日、正月、お盆、ゴールデンウィーク |
備考 |
下記業務も行っております。
内装業(天井張り替え等) |