美しい仕上がりを追求。厳しい冬に耐える屋根づくりと雨漏り・雨樋修理
有限会社中山板金
島根県飯石郡飯南町下赤名の有限会社中山板金は、地元で代々続く工事店です。金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の葺き替えからこだわりの雨樋修理まで一貫対応。自社職人による施工体制と屋根材の自社加工を強みに、丁寧でわかりやすい提案を大切にしています。
工事店の想い
PERSON
曽祖父から続く地元密着の経営。家族や仲間と共に深めた板金技術で日本一の称号へ
島根県飯石郡飯南町下赤名に拠点を構える有限会社中山板金(以下、中山板金)は、地域密着で建築板金を専門とする工事店です。金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の修理やリフォーム、雨漏り修理、雨樋(あまどい)修理に自社で一貫対応しています。
今回お話を伺った取締役の中山高樹さん(以下、中山さん)は、現場に出るほか二級建築士として施工管理や設計を担当し、2026年3月の「第48回全国建築板金競技大会」建築技術部門で1位に輝いた職人です。しかし、ご本人は「細かい作業はあんまり得意ではないんです」と一言。技術力を育んだ背景には、お父さん(現代表取締役・中山直樹さん)やおじいさん、叔父さん、友人でもある同僚など、中山さんを取り巻く人々の存在がありました。
「学生時代、連休や部活引退後にお小遣い目当てで家業を手伝っていました。板金店の雰囲気がすごく楽しくて。暑くてきつい面もありましたが、嫌な気持ちは全然なかったですね」
代々工事店を営む環境で育った中山さんは、自然と建築系の学校へ進学しました。卒業後はお父さんの勧めもあり別の工務店で現場監督や施工管理などの経験を積みます。「いずれ家業に戻りたいと思っていた」と話す中山さんですが、板金業の面白さはどんなところにあるのでしょうか?
「屋根や外壁の施工で『水漏れを防ぎ、見た目を綺麗にする』という目的に対し、職人によってやり方がそれぞれ違うのが面白いですね。結局、これが正解とかないんで。今うちで一番長い専務は30年ぐらい職人をやっているんですけど、それでも『ここはこうした方がいい』と日々出てくるんです。どんどん新しいやり方や発見が生まれるのが板金業の魅力かなと思います」
家業に戻った後は、現場ごとに家族や先輩に教わりながら技術を磨きました。昔からの友人たちが同僚として働いていることも心の支えになっているそうで、「本当にありがたいですし、大切な存在です」と中山さんは語ります。また経営について尋ねると、かつて苦しい状態だった会社を立て直したお父さんへ尊敬の念を抱いているのが伝わってきました。
「創業は、ひいおじいさんが何でも屋さんみたいに始めたブリキ店だと聞いています。祖父の代まではお金の精算など曖昧だったらしく、だいぶ頑張って今の状態まで立て直したのは父親なんです。今でも知識面や仕事面で、僕よりもはるかに上回ってるし、そういったところも含めて、すごいなと思っています」
2024年に取締役に就任した中山さんは現場経験を重ね、前述の通り全国建築板金競技大会で1位を獲得しました。今後は岡山で修業中の弟さんも加わる可能性があり、いずれ神社仏閣に携わってみたいと考えているそうです。
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WORK
美しい見た目と仕上がりへのこだわり。屋根修理では積雪や凍害への対策を万全に
島根県飯石郡飯南町下赤名の中山板金は、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)を中心とした屋根リフォームや屋根修理、外壁工事、雨樋修理を主に行う地域密着の板金工事店です。数種類の成形機を保有し、自社で金属板から屋根材を加工できるため、納期にも柔軟に対応しています。工事の際、同社が最も大切にしているのは「綺麗さと仕上がり」とのこと。
「水が漏れない、雨風を凌ぐというのは大前提なんですけど、やっぱり見た目には一番気を遣っていますね。ただ納めて終わりじゃなくて。屋根の上だとあまりお客さんに見られることはないかなと思うんですけど、それでも誰が見ても納得してもらえるものを作るよう心がけています」
同社で手掛けた事例の一つに、築年数の経った日本瓦の屋根から、軽くて丈夫な金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)への葺(ふ)き替え工事がありました。現地調査では必ず屋根にのぼって状態を確認し、室内側からの雨漏り箇所も丁寧にチェックを行うそうです。
「築30〜40年ほどの日本瓦葺きのお宅から、雨漏りや瓦割れがあるから板金の屋根にしたいというご相談をいただきました。2階から落ちてくる雪で1階の屋根瓦が割れるトラブルが過去に何度かあったそうで、屋根の重さも気にされていたんです。そこで下地から補修したうえでガルバリウム鋼板の横葺きへ葺き替える工事をしました。下地は垂木(※1)など重要なところがまだ生きていたんで、野地板に部分的な補強をして、最終的には建築物の構造部分に使用される構造用合板で作りました。3世帯のおうちで、長く住むご様子でしたね」
島根県飯石郡の金属屋根工事について尋ねました。飯石郡は積雪地帯であり、冬場の厳しい寒さと積雪への対策が不可欠な地域です。標高が高いため屋根の雪による凍害や雨樋の破損トラブルも多く発生するとのこと。
「古い住宅のリフォームなら『建物があまり強くないから、雪止めは最低限にしてなるべく下に落とす方が建物にもいいんじゃないか』とか、そういったところを考えるようにしています。新築の場合は屋根の勾配と長さで必要な個数を計算して守って取りつけますね。雨樋も、雪が滑り落ちる時に押しつぶされて壊れるのを、少しでも回避できるよう高さを調整しています。塩ビやプラスチック製は冬場の寒さで凍害を起こして割れやすいので、うちは昔から耐久性のあるガルバリウムの金属製横樋を使うんです」
積雪・凍害に強い対策が可能なのは、地域の気候特性を知り尽くしているからこそ。過酷な冬の環境にも耐え抜く屋根づくりを実現しています。
※1 垂木・・・屋根の骨組みの一種
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MESSAGE
自社加工により納期や単価の負担を削減。島根の家を長く守り続ける板金店を目指して
現在10人ほどの職人が在籍している中山板金。若い世代が多く、自社で所有する複数の成形機により、工期を短縮できたりコストを抑えたりできるのが強みです。お客さまへの提案は過去の事例をもとに写真やサンプルを使って説明し、施工後の問い合わせには迅速な対応を心がけているといいます。
「うちは機械的に定期点検の予定を組んで回ることはしていません。その代わり、お客さまから『ちょっと見てほしい』とご連絡をいただいたら、すぐに駆けつけています」
最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏り修理や屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「見積りだけでも、そうじゃなくても大歓迎です。屋根や壁に限らず、家に関してわからないことがあれば相談してください。できる限り力になれるよう全力で取り組むので、気軽に連絡をしてもらえたらいいかなと思います」
中山さんはご自身について、表立って行動するリーダーではなく、まとめ役に近い立場だと話されていました。家族や友人へのリスペクトや、周囲へ対する心配りをとても大切にしている印象です。お客さまに対しても、こういうふうに接しているんだろうなと安心感を覚える取材でした。
(2026年9月取材)
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工事店プロフィール(有限会社中山板金)
| 一番の強み |
若い職人の機動力と自社加工による柔軟な対応力を活かし、地域の気候や建物に合わせて、丈夫で美しい屋根・外壁を施工できるところ |
| 会社名 |
有限会社中山板金 |
| 対応工事 |
|
| 従業員数 |
社員数:10名 |
| 建設業許可 |
建築工事業、屋根工事業、板金工事業(島根県知事許可(般-7)第7696号) |
| 保有資格者 |
一級建築板金技能士:3名
二級建築板金技能士:3名
一級建築施工管理技士:1名
丸のこ等取扱従事者:1名
高所作業車運転者:5名
職長安全衛生責任者:6名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:7名
ものづくりマイスター(建築板金):1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業 |
| 対応エリア |
中国地方
|
| アフターフォロー体制 |
AIG損害保険株式会社のビジネスガード(「業務災害総合保険」と「事業賠償・費用総合保険」)に加入しています。
ご希望に応じて保証書を発行します。
何かあればいつでもご連絡ください。
迅速に対応いたします。 |
| やねいろはケア |
未対応 |
| 代表者 |
中山 高樹 |
| 代表者経歴 |
有限会社中山板金 取締役
2013年3月:飯南町立赤来中学校 卒業
2013年4月:島根県立飯南高等学校 入学
2016年3月:島根県立飯南高等学校 卒業
2016年4月:広島工業大学専門学校(建築学科) 入学
2018年3月:広島工業大学専門学校(建築学科) 卒業
2018年4月:八光建設株式会社 入社
2019年8月:八光建設株式会社 退社
2019年9月:有限会社中山板金 入社
2024年9月:有限会社中山板金 取締役 就任 |
| 所在地 |
〒690-3513
島根県飯石郡飯南町下赤名1380-1
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|
| 営業時間 |
毎週月曜日~土曜日、祝日 8:00~18:00 |
| 定休日 |
土曜日(不定期)、日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
| 備考 |
2026年3月 全国建築板金競技大会 建築技術の部 1位 |
外壁工事の依頼も可能です。有限会社中山板金の「かべいろは」掲載記事はこちら