やねいろは運営会社へ連絡します

工事店名と工事店番号をお伝えください。

工事店番号
※ご利用の際は、利用規約に同意したものとみなされます。

「雨漏りしない美しい屋根」シンプルな想いを軸にお客さまに喜びを届けたい

金澤瓦店

群馬県

群馬県屋根瓦工事組合連合会

金澤瓦店

金澤瓦店

群馬県甘楽郡甘楽町の金澤瓦店は、瓦屋根工事や雨樋修理を中心に手掛ける屋根工事店です。瓦の他、コロニアルやアスファルトシングルの工事にも対応しています。「雨漏りしない美しい瓦屋根をつくる」シンプルなモットーが職人の技術の高さを表しています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 瓦製造窯元の町、甘楽町育ち。町と共に年齢を重ね、気が付けば瓦職人が生業に

金澤瓦店

金澤瓦店は群馬県甘楽郡甘楽町にある屋根工事店です。瓦やコロニアル(※1)、アスファルトシングル(※2)を使った屋根材を中心に工事をします。金澤瓦店がある甘楽町は富岡製糸場がある富岡市の横に位置しており、古くから瓦製造が盛んな地域で瓦製造の会社が軒を連ねていました。現在はそのほとんどが製造から屋根工事店へ変わっています。

金澤瓦店の代表の金澤知幸さん(以下、金澤さん)は甘楽町で生まれ育ちました。瓦製造業で栄えた町の様子と、瓦製造の窯元が工事店へ変わっていく時代の流れを感じながら大人になりました。

「小学生の頃に授業で窯元が瓦を焼いているところを見せてもらってね。もう今はそういう見学がないから、子どもたちに瓦の町と言ってもピンとこないでしょうね。私、大工とかの建設業には興味があったけど瓦職人になりたいとは全く考えていなかったんですよ。高校卒業後すぐに瓦職人になったのは、当時の景気が良かったから。瓦葺きのアルバイトをしていたもので、そのまま就職しちゃったんです」

町の歴史や瓦工事の仕事に就いたきっかけを伺ったところ、冗談交じりにこう答えた金澤さん。結婚を機に瓦から離れ足場職人として働いた時期もありましたが、2年ほどで瓦職人に戻ったといいます。

「いずれはまた瓦をやりたいと考えていた時に、元居た工事店から『戻ってこないか』という打診をもらったんです。でも自分で屋号を構えてやれば色々な仕事が受けられるので、会社には戻らず2003年に一念発起して金澤瓦店を開業しました」

金澤さんは元居た瓦店や同業者から紹介された仕事を誠実にこなし、地道に実績を積み上げて金澤瓦店を軌道に乗せました。仕事はやればやるほど自分の経験になり、全てが収入に繋がるため、家族を支える立場としてそれがとても励みになったそうです。

今後は仕事を増やし、瓦屋根工事以外の仕事も引き受けていきたいと考えています。金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の工事や内装リフォーム等、住宅工事に関する幅広い知識や技術を身に付けていくために同業の仲間と共に体制を整えているそうです。

「色々やりたいと言ってもお客さま対応するためにきちんと勉強をしないとね。金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)は仕入先も確保しているので、今後少しずつ引き受けていけたらと考えています。跡継ぎがいればいいんですが、それはすぐにどうこうできる話ではないので大勢いる仲間と協力してやっていきたいですね」

※1 コロニアル・・・セメントを固めて塗装した板状の屋根材。化粧スレート
※2 アスファルトシングル・・・グラスファイバーという素材が使われた、アスファルトでコーティングされた屋根材

詳しく見る 閉じる

WORK この土地で生きてきたからこそわかる必要な施工。気候に合わせた瓦葺きで丈夫な屋根に

金澤瓦店

群馬県甘楽郡甘楽町の金澤瓦店は、瓦屋根工事や雨樋修理をメインに施工する屋根工事店です。コロニアル屋根や塀の上に瓦を並べる傘塀)等、幅広い工事に対応しています。

金澤さんがお客さまに対して気を付けているのは、早い対応で動くこと。雨漏り修理相談等の緊急性が高い場合は、なるべく早く現地調査に入れるよう心掛けています。

「私1人で仕事をしているため、どうしてもお時間をいただくことがあります。雨漏り修理や瓦が落下して危険だとか緊急性が高い場合はすぐに駆け付けるのでご相談くださいね」

金澤瓦店では、瓦屋根からコロニアル、アスファルトシングル等の様々な屋根材の工事に対応しています。中でもやはり多いのは専門である瓦工事で、一部の屋根修理から全葺き替えまで行っています。最近は、漆喰の詰め直しや棟の積み替え等の一部修理を手掛けたそうです。

「漆喰の詰め直しは漆喰を剥がして掃除をして、また新しい漆喰に取り換える作業です。棟の積み替えは、何段か積んである棟瓦を全て撤去して平瓦(※3)だけの状態で下地を確認します。群馬県の古い瓦屋根は棟下の瓦が固定されていないんですよ。固定されていなければ瓦を剥がし、瓦桟を打ち直したり防水シートを張り直したりして、棟の高さによってガイドラインに従って金具を入れたりして積み直していきます。昔は土や泥を使っていましたが、今は漆喰(※4)を使っているので昔のやり方とは違って丈夫です」

屋根の雨漏り修理の相談もよく寄せられる問い合わせです。金澤さんは連絡を受けたらまずお客さまから瓦の種類をヒアリングして、瓦をあらかじめ数枚持って現地へ行きます。

「雨漏りには、瓦を数枚と養生できそうな気密防水テープとかを持っていきます。ただ、工事をお願いされていないのに勝手な修理はできないので、お客さまと相談して工事をすると決まったら持参した道具を使ってまずは応急処置を行います。雨漏りは原因特定がポイントで、まずは屋根に上がって瓦をめくり水の入った跡があるか確認ですね。よくよくわからなければ屋根裏にあがらせてもらう場合もあります」

雨漏り原因で多いのは屋根の谷や棟部分です。谷は銅板金が経年劣化による腐食で穴が開き、そこから瓦の下に水がまわってしまいます。谷や棟以外の平面部分で雨漏りを起こしている場合は、瓦そのものや下地に問題がある場合がほとんどなので全葺き替えを勧めているそうです。

「谷(※5)や棟に原因があっての雨漏りであれば部分修理で済むこともありますが、平面だと経年劣化で下地が傷んでいるとかが原因なので全体的な葺き替えをする時期なんだと思います。谷板金は長年雨を直接受ける部分なので、どうしても経年の水の力で削れてしまいます。銅板の穴は目視点検ですぐにわかるので、銅板からガルバリウム鋼板に取り換えます」

群馬県甘楽郡甘楽町の屋根工事の特性を尋ねました。甘楽郡甘楽町は和瓦屋根が多い地域であり、台風が通る際の風の向きを考慮した棟の積み方があるそうです。

「この辺りは台風が大体南東から巻き込んでくるんです。だから切妻屋根だと棟を南東からは積みません。屋根の方向で変わりますが、北から積んだり西から積んだりすると丸瓦のかぶせる方向が台風の雨風の方向と逆になるので瓦に風が差し込みにくいと考えられているようで、それが瓦葺きの基本ですね。ただ、絶対それじゃなきゃいけないというわけではありません。立地によって微調整は必要です」

※3 平瓦・・・反りのついた板状の瓦。本瓦葺ぶきで、伏せて用いる丸瓦と組み合わせて交互に葺く
※4 漆喰・・・水酸化カルシウムを主原料とした塗り壁材
※5 谷・・・屋根面と屋根面のつなぎ部分のうち、文字通り「谷」になっている部分。水が流れる排水機能を持つがゆえに、屋根で最も雨漏りがしやすい部位

詳しく見る 閉じる

MESSAGE 自分の技術にこだわりあり。工事の優先順位は、そのまま仕事への信念に繋がっている

金澤瓦店

金澤瓦店では完工後に不具合があれば迅速に対応しています。施工後に万が一お客さまの方で気になる箇所を発見した場合はすぐに連絡をくださいとのことです。

「アフターフォローは臨機応変に行っているのでいつでも連絡をしてください。ただ、1人でやっているため、雨漏り等の緊急性の高いトラブル以外に関しては、お時間をいただくこともあるかもしれません。工事した以外の場所で直したいところが出てきた場合も気兼ねなく相談してくださいね」

最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏りや屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「自分の瓦屋根工事の技術にこだわりがあります。『雨を漏らさない屋根にすること、美しく仕上げること、手早く仕事すること』どんな工事もこの優先順位でやっています。早く終わらせて金を儲けるという考えは、私の中で最後です。1人でやっているからこそフットワークも軽く早く現場へ駆けつけることができます。例えばですが10日の工期を8日で見積もれる場合もあります。お客さまのご予算や今後の家の使い方等のご都合に合った工事を考えて見積りを出すので、金澤瓦店に頼んで良かったと感じていただけるのではないかと思います」

熟練職人の仕事に対する優先順位に「なるほど!」と思わず膝を打ちました。雨漏りしない美しい瓦屋根、金澤さんの目指す仕事はとてもシンプルです。余計なものをそぎ落とした潔さに、技術への自信を垣間見た取材となりました。

(2023年6月取材)

詳しく見る 閉じる

・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。

・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。

この工事店に問い合わせてみる

お問い合わせ(無料見積)

屋根修理・屋根リフォーム事例屋根修理・屋根リフォーム事例(金澤瓦店)1件

屋根修理・屋根リフォーム事例屋根工事(取替)

O.H様 (群馬県高崎市)

更新日 2024.06.10

before

before

after

after

建物種別
一戸建て
価格
5〜10万円
施工期間
0〜1日

一覧を見る一覧を見る

・当社及び記事作成者は、当サイトに掲載されている記事や情報の内容に関しては十分な注意を払っておりますが、それらについての正確性や確実性、安全性、効果や効能などを保証するものではございません。

・当サイトに記載された情報のご利用については、ユーザー自身の責任において行われるものとし、ユーザーが当サイトから入手した情報に基づいて直接的または間接的に被ったいかなる損害について、当社および記事作成者は一切の責任を負いません。

この工事店に問い合わせてみる

お問い合わせ(無料見積)

工事店プロフィール 工事店プロフィール(金澤瓦店)

一番の強み 風向きなど地域の特徴を考慮した施工が可能で、雨を漏らさずきれいに仕上げるをモットーに施工を提供できるところ
会社名 金澤瓦店
対応工事
屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水
雨漏り
従業員数 社員:1名
保有資格者 一級かわらぶき技能士:1名
巻上げ機運転者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:1名
職長安全衛生責任者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:1名
危険物取扱者乙種4類:1名
特徴 リフォーム業
瓦屋根工事業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業
対応エリア

関東地方

アフターフォロー体制 組合の第三者賠償責任保険に加入済です。
気になることがありましたらご連絡ください。
迅速な対応します。
やねいろはケア 未対応
代表者 金澤 知幸
代表者経歴 金澤瓦店 代表
1996年3月:甘楽町立第一中学校 卒業
1996年4月:群馬県立富岡実業高等学校 入学
1999年3月:群馬県立富岡実業高等学校 卒業
1999年4月:甘楽郡 屋根工事店 入社
2001年3月:甘楽郡 屋根工事店 退社
2001年4月:富岡市 建築会社 入社
2003年3月:富岡市 建築会社 退社
2003年4月:金澤瓦店 創業 代表 就任
所在地 〒370-2213
群馬県甘楽郡甘楽町白倉157−7 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日 8:00~17:00
定休日 日曜日、年末年始休業、夏季休業(お盆休み)
備考 2022年3月:一級かわらぶき技能士 取得