実直、そして一生懸命に。屋根塗装や屋上防水は10年先を見据えた施工を
加藤塗装
新潟県新潟市西蒲区曽根の加藤塗装は屋根塗装や外壁塗装、屋上防水を専門に手掛ける塗装工事店です。その他塗装工事に伴う雨樋修理や屋根工事等は窓口となって対応可能。創業20年を超え、塗装だけではなく屋根修理等の外装工事全般の相談に乗れる間口の広さを確立しています。
工事店の想い
PERSON
鈑金塗装から建設塗装へ。開業当時の苦労を糧に、地道に確実に地域での信用を築いてきた
加藤塗装は新潟県新潟市西蒲区曽根に拠点を構える塗装工事店です。屋根塗装や外壁塗装、室内塗装等、住宅の内外装塗装をメインに施工します。創業は1999年、代表の加藤雅幸さん(以下、加藤さん)が勤めていた塗装店から独立して開業した工事店です。
加藤さんの塗装職人歴は10代から。これまで40年以上、塗装の仕事に携わってきました。しかし塗装とはいっても、その経験は多岐にわたります。車の鈑金塗装の会社で13年、次に屋根塗装等を扱う建築塗装の会社へ移って経験を積み、加藤塗装の開業へ繋げました。鈑金塗装から建築塗装へ転職したきっかけや、仕事への想いについてお話をうかがいました。
「長いこと勤めていたんですが、鈑金塗装の会社が倒産してしまってね。その時、もう結婚をしていたので、稼がなくてはという気持ちが強くて。鈑金塗装の工場で働くよりは、住宅塗装の職人になった方が仕事もたくさんあって良いんじゃないかと考え、職安で建築塗装会社を紹介してもらったんです」
この仕事をしていて何より嬉しいのは、完成時にお客さまから「きれいになったね」と声をかけられること。同じお客さまから2回、3回とリピートで仕事をいただけると、頑張ってやっていて良かったと心から思うそうです。
加藤さんの独立は青天の霹靂でした。親方の方針が突然変わり、独立した職人たちに下請け仕事を依頼する形を取ることになったのです。それまで辞める気も独立する気もなかったため、独立への根回しを一切しないまま加藤塗装を開業し、そこからは苦労の連続でした。
「初めは本当に大変でした。知り合いの仕事の応援や営業活動をして、自分で直接仕事が取れるようになるまでに2年くらいかかったと思います。とにかく実績を作るのに夢中で、自分でも納期にシビアになり、これまで以上にきれいに仕上げてみせるぞという気概で仕事をしていました」
必死に仕事をして信用を築き、そうしているうちに受注が少しずつ増えていき、工事店として軌道に乗せることができました。現在は、人手が足りずお待ちいただく場合もあり、今後はスムーズに回せるようスタッフを増員して仕事に臨みたいそう。
「1年を通じて、職人たちに暇をさせることなく仕事ができればいいですね。仕事の規模を広げるよりも、怪我なく安全に安定して仕事をいただけることが何よりだと考えています」
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WORK
塗り替えのほか、修理にも対応。雨漏りは根気よく原因を探り、解決への道をひらく
新潟県新潟市西蒲区曽根の加藤塗装は、屋根や外壁を中心とした住宅外装塗装全般を施工する塗装工事店です。
加藤さんが仕事を引き受ける上で留意しているのは、予算内でできるだけ良い仕事をすること。良い材料を使い、塗料の性能を最大限引き出す施工をするよう努めています。
「どんな塗料でも塗った直後はピカピカできれいなんです。塗面の強さやもちの差が出てくるのは5年後、10年後ぐらいからで、その辺りを踏まえて、安ければ良いというのではなく、10年後を見据えて提案をしています。見積りは計算間違いや見落としのないよう気を付けています。この仕事を長年してると塗料も変わってきていて、始めた頃はウレタンが主流だったんだけど、今はシリコンでさせてもらうことが多いかなぁ。最近はフッ素を希望する方も増えてきていますよ」
加藤塗装では、セメント瓦やコロニアル、薄型スレート、折半瓦棒等、多種多様な屋根の塗り替えに対応可能です。最近の施工の中で加藤さんの印象に残っているのは、コロニアルの屋根にフッ素塗料を塗った案件だといいます。
「築25年ほどの家で、屋根にフッ素塗料を塗ってほしいとリクエストされたのが初めてだったのでよく覚えています。そこは10年前に1度塗り替えたとおっしゃっていたかな。もともとはウレタン塗料で、チョーキング(※1)が起こり色も剥げかかっていて、放っておくとこのまま劣化が進むだけなので、塗り替えに良い時期だったと思います。下塗りにシーラーを1度、中塗りと上塗りにフッ素塗料を使いました。屋根にフッ素は初めてでしたが、感触はシリコンとそう変わりません。でも、1週間後に確認しに行ったらシリコンよりも塗面がツルツルしていましたね」
また、屋上防水も手掛けているため、雨漏り修理が必要な現場に遭遇する場合もあります。屋上のシート防水の工事を数年前にしてから雨漏りしているとの連絡を受けたことも。しかし点検を行ったところシート自体に破れ等の不備はなく、原因探しに難航したそうです。
「シートが破れていないので、それなら笠木(※2)の劣化か?という話になって全て取り変えたんです。それでも改善しなくて最終的に排水管ではないかと水を流してみたところ、詰まってあふれてくる状態でね。きれいに掃除をして抜けるようにしたら雨漏りはなくなりました。天井と壁に相当水がまわっていたので、きれいに直して解決です」
新潟県新潟市の塗装工事の特性を尋ねました。新潟は積雪のある地域で、雪を落とすために尖った屋根が多く、さらに雪割り(※3)も設置されていて、予想より足場が大きくなり費用がかさむ場合があるそうです。
「新潟市は上越と中越に比べたら雪は少ない方ですが、それでも冬の工事は大変ですね。雪が降った朝はまず雪かきをしてからでないと作業に入れません。足場の上に雪が残っていると、とけた時に水が跳ね返り仕事にならなくなりますから。あと、冬は乾燥時間が長くなって大変ですね。シーラーは乾かないと2回目が塗れないので、晴れていても丸1日開けてからの作業になる場合もあります」
※1 チョーキング・・・外壁を指で触った時に白い粉がつくこと
※2 笠木・・・塀、手摺、腰壁、パラペットなどの頂部に施工する仕上げ材
※3 雪割り・・・切妻屋根の頂点に三角形の部材を取り付け積雪を防ぐもの。「雪割棟」とも呼ばれる。
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MESSAGE
1か所の不具合は、全体の劣化を示すサイン。全体的な点検で的確なメンテナンス計画を
加藤塗装では、塗り替え終了時のチェックはもちろん、足場が外れた後にもう一度最終的な確認を行っています。特に吹付塗装は塗り漏れがないかどうかを見て、修正が必要であれば手早く対応し、さらに敷地内を1周して資材ごみが残っていないかをしっかり確認しています。
「施工直後のチェックは念入りに行います。その他、お客さまの方でもし不具合を発見した場合もすぐに連絡をしてくださいね」
最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏り修理や屋根塗装の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「加藤塗装は小回りがきくのが強みです。困っているお客さまから連絡をいただいたら、早急に行けるよう段取りを組みます。塗り替えは、悪くなった場所だけを塗ると別の場所と色が合わなくて、やはりこっちも塗ろうとなる場合が多いんですよ。1か所悪くなっているということは、他も同様に傷んできているサインなので、足場を建てるほどの工事なら全てを点検するのをお勧めします。特に屋根はお客さま自身が上がれる場所ではないため、点検だけでも気軽にお声がけくださいね」
最後の最後に、加藤さんは「嘘はつかず、一生懸命にやっています」とつぶやきました。20年以上、同じ場所で同じ仕事を続けるのは、簡単なようでそうではありません。技術はもちろん、地域密着であれば代表の人柄も深く関係しているはず。このひとことに、仕事への全ての想いが表れていると感じた取材でした。
(2024年2月取材)
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屋根修理・屋根リフォーム事例(加藤塗装)1件

雨樋工事(取替)
O.Y様 (新潟県新潟市秋葉区)
更新日 2022.06.22
before
after
- 建物種別
- 一戸建て
- 価格
- 0〜5万円
- 施工期間
- 0〜1日
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工事店プロフィール(加藤塗装)
一番の強み |
お客さまの要望・住宅の状況に合わせて最適な方法や工法を提案でき、自社で行っていない工事には窓口となれるため、幅広い相談ができるところ |
会社名 |
加藤塗装 |
対応工事 |
|
従業員数 |
社員:3名 |
建設業許可 |
塗装工事業(新潟県知事許可(般―2)第43487号) |
保有資格者 |
有機溶剤作業主任者:1名
職長安全衛生責任者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
フルハーネス特別教育修了者:2名 |
特徴 |
リフォーム業
屋根塗装工事業
外壁塗装工事業
屋上防水工事業 |
対応エリア |
中部地方
|
アフターフォロー体制 |
何かお困りごとがございましたら、ご連絡をお待ちしております。 |
やねいろはケア |
未対応 |
代表者 |
加藤 雅幸 |
代表者経歴 |
加藤塗装 代表
新潟県建築組合連合会 所属
新潟市西川商工会 所属
1999年9月:加藤塗装 創業 代表 就任 |
所在地 |
〒959-0422
新潟県新潟市西蒲区曽根1275-1
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|
営業時間 |
毎週月~土曜日 8:00~18:00 |
定休日 |
日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
外壁工事の依頼も可能です。加藤塗装の「かべいろは」掲載記事はこちら