では、屋根の塗装についてはどうでしょうか。
一般的に、定期的なメンテナンスとして塗装が必要とされるのは
「化粧スレート屋根」と「金属屋根」です。
化粧スレートは、セメントと繊維材料を混ぜ合わせて、
数ミリの薄さにした板状の屋根材です。
「化粧スレート」という言葉よりも、商品名の「カラーベスト」や
「コロニアル」というような名称で呼ばれることもあります。
金属屋根はその名の通り、加工した板金を組み合わせた屋根です。
これらの屋根材には、定期的に塗装が必要です。
まず、「化粧スレート」の場合は、雨風や紫外線によって経年劣化が進行すると、
表面の塗装のはがれや錆、カビなどが発生してしまいます。
これらに塗装を行うことで屋根自体の美観を保つだけでなく、
表面の塗装がはがれてしまったところへの防水機能の補完ができるようになります。
また、化粧スレート屋根への塗装を行うと、化粧スレートが重なり合う部分に
塗料が入り込み隙間をふさいでしまいます。
しかし、この隙間は雨水を外にはけさせるために空けておくべき重要な部分です。
そこで必要になるのが「縁切り」という作業です。
縁切りは、塗料でふさがった隙間に専用の工具を用いて
隙間を空けていく作業を指します。
これが行われていないと、雨水がうまく外にはけず、
水が屋根の内部にとどまり、雨漏りの原因となってしまうのです。
不安な場合は、屋根工事店の方へ施工後の写真撮影をお願いし、
「縁切りは行われているかどうか」を口頭での説明と写真を見ながら
確認することもおすすめです。
「金属屋根」の塗装は、見た目を変えるだけでなく、
屋根材の耐食性、耐候性に影響を与えるものです。
この塗装がはがれてしまうと、錆の発生を防ぐことができず、
屋根材が腐食され雨漏りの原因になることもあります。
そのため金属屋根については10年毎など定期的に塗装を行うことが
屋根を長持ちさせる秘訣と言えます。
このように、塗装は見た目を変えるだけでなく、屋根材自体の機能を
高める作用もあることを頭の片隅においてもらえると嬉しいです。