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細やかで丁寧な施工!お客さまの負担減を目指す屋根・雨樋修理と金属防水

株式会社Y.K.ROOF

茨城県 水戸・笠間・那珂

茨城県板金工業組合

株式会社Y.K.ROOF

茨城県水戸市笠原町の株式会社Y.K.ROOFは、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や外壁の修理・リフォーム、雨樋修理、金属防水をメインに施工する板金工事店です。瓦屋根の不具合には窓口となって対応可能。家族経営ならではの柔軟さとフットワークの軽さで、屋根のお悩みを解決へ導きます。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 父に反発して選んだ高校・大学。まわり道しながらも、今は家業でのやりがいを感じている

株式会社Y.K.ROOF(以下、Y.K.ROOF)は、茨城県水戸市笠原町にある金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や外壁などの住宅外装工事全般と雨樋修理などを手掛ける板金工事店です。

Y.K.ROOF代表取締役の松本凌さん(以下、松本さん)は、この会社の二代目経営者。家業を継いだ経緯や、仕事への想いについてお話を伺いました。

「Y.K.ROOFは父が2003年に開業した工事店ですが、元々は祖父が板金工事店をやっていて、父も一緒に働いていました。ただ、バブル景気がはじけてしばらく経ってから、祖父の工事店が立ち行かなくなって畳んだんです。でも父は手に職が付いていたので、仕事は自分で探すと決めて祖父から離れて独立開業したと聞いています」

当時、松本さんは12歳。ある程度のものごとがわかる年齢だったため、家業の行く末を心配しましたが、仕事が途切れない様子を見て安心し、職人という生き方のたくましさを直に感じたそうです。子どもの頃から現場へ手伝いに行って家業になじみ、愛情もあった松本さんですが、しかし、中学生になるとお父さんからの「家業を継げ」というプレッシャーが強くそれには違和感を覚えたといいます。

その後関西の大学の商学部に進学し、民間企業への就職活動にも精を出しました。しかし、松本さんが就職活動をしていた時代は、リーマンショック後で就職が困難だった時代。金融機関を目指して最終面接まで行くものの、在学中に内定を取ることはできませんでした。

「父から茨城に帰ってうちでアルバイトしながら仕事を探したらいいと言われて、とりあえず実家に戻り、1年後には就職先が決まったのでそこで仕事をしようと思いました。でも、当時すでに父と働いていた弟が『兄貴が辞めるなら俺も辞める』と家を出ていってしまって。仕事に厳しい父に相当我慢していて、また父と弟の2人きりになるのが嫌だったようです。今思うと父は昔ながらの生粋の職人なので、口下手だった部分もあるのだと思います」

働き手が急に2人もいなくなると、会社は立ち行かなくなってしまいます。松本さんは熟慮した結果、内定先を断り、板金業への専念に腹をくくりました。2年ほど経ち、家を出ていた弟さんが結婚を機に家業へ戻りました。その頃には、もう1人の弟さんも板金職人として働くようになっていました。

「4人で働いていると仕事がうまくまわりますね。父の厳しさも1人だとキツいけど、兄弟全員で受け止めれば空気が悪くなりません。何より4人いれば大きな現場も取れるので、受注の幅が広がりました。この体制で頑張って行こうと団結して僕が代表を引き継いだんです」

最近、経営者となった松本さんが懸念しているのは、若い職人が少ないこと。職人仕事の良さを若い人たちに周知して、職人の減少に歯止めをかけていきたいと試行錯誤しています。

「決して楽ではない仕事ですが、良いこともあるんですよ。職人には定年がなく、手につけた職で体が丈夫なら70歳くらいまで働けます。達成感も大きいですし、この仕事の魅力を分かってもらえるよう働きかけていきたいですね」

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WORK 厳しい父から受け継いだ作業の丁寧さと細やかさ。手間を惜しまず、丈夫な仕上がりに

茨城県水戸市笠原町のY.K.ROOFは、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や金属系サイディングの外壁などのリフォームや修理、雨樋修理を行う板金工事店です。

Y.K.ROOFの仕事は丁寧で細やか。これは、松本さんが会社の強みとして自信をもっている部分です。兄弟3人全員が細やかで厳しい父に鍛えられたため、当たり前のように丁寧な仕事が身に付いています。

「ビス1本打つにもシールを入れるとか、細かなことなんです。屋根にビスを打つのは当たり前の作業なんですが、できれば屋根材には穴はない方がいいんですよ。板と板だけで連結されていると、経年でどうしてもそこに雨水が入ってしまいますが、間にシールをかませておけば止水になるので安心なんです。でも、そこまでやる職人はなかなかいません。よそへ手伝いに行くと、いかに僕らが父に細やかな仕事を教わったのかを実感しますね。」

Y.K.ROOFでは、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)のリフォームや修理のほか、様々な葺き替えにも対応しています。築30年以上のコンクリート造の建物の屋根をカラーベスト(※1)に葺きたいとの難しい要望に、試行錯誤しながら施工した事例が挙がりました。

「30年以上廃墟になっていた建物で、コンクリートの躯体がボロボロだったんです。屋根もコンクリートなんですが、まっすぐなところがひとつもない状態でした。木下地を入れてなんとかカラーベストをおさめたんですが、一部が沈んだり凸凹したり、隙間ができる箇所もあって大変でした。大きな隙間にはシーリング(※2)をかませて、隙間を埋めるしかなかったですね。でもお客さまの目的が外観のリニューアルだったので、鱗型のカラーベストのおかげで宮殿の屋根のようになり喜んでいただけました」

最近、問い合わせが多いのは、アスベストが使われている古い建物の雨漏り修理。アスベストの撤去には大変な手間と費用がかかるため、雨漏り修理を先延ばしにしているうちに、屋根の劣化が進んでいるケースをよく見るそうです。さらに、近年の茨城県水戸市周辺は夏のゲリラ豪雨が多く、その時期だけの雨漏り相談も増えてきています。

「夏は天候が不安定で、ゲリラ豪雨があった時だけ雨漏りをするという相談が増えている気がします。ただ、普通の雨だと水漏れしないので、お客さまと相談して応急処置で済ませる場合が多いですね。あと、以前工場の雨漏り相談で少し変わった案件がありました。建物内の上部は温かい空気がこもって高温になっていて、一方で外側の屋根は雨などで冷えている状態だったんですね。内と外でかなりの温度差があり、結露などにより屋根材の傷みがどんどん進んでいる感じで。特殊な爆発物を扱っている工場で、万が一の爆発事故の際に屋根が吹き飛ぶように放爆構造にしなければいけないとのことでした。カバー工法だと吹き飛ばすのは難しいという判断で、葺き替え工事を行いました」

また、Y.K.ROOFでは金属防水(※3)も扱っています。金属防水はシート防水と違い、特殊な加工をするので丈夫な防水層が作れます。

「従来のシート防水だと、歩行に不向きな場合がありますが、金属防水は耐久性のある特殊な材料を多重加工しているのでとても丈夫なんです。その上を歩いても大丈夫ですし、多少の割れや剥がれは下層の金属に傷がついていなければ、上からパッチをあてるだけで補修できます。シート防水の欠点である伸び縮みでシワが寄ったり突っ張ったりが、金属防水にはないのでお勧めできる防水工事です。ただ、値がちょっと張るのでそれだけが欠点ですね」

※1 カラーベスト・・・セメントを固めて塗装した板状の屋根材。化粧スレート
※2 シーリング・・・サッシ周りなどの目地や隙間に、雨や汚れが浸入しないように充填する材料
※3 金属防水・・・耐久性のあるカラー鋼板等を用い、特殊加工にて防水層を多重にした工法

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MESSAGE 住宅工事の肝は、双方の信頼関係。説明に、人柄に、納得できる工事店と出会ってほしい

Y.K.ROOFでは、完工後のフォローも手厚く行います。工事直後の不具合には迅速に点検に伺い、再度工事が必要な場合は迅速に対応。また、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)以外でも、住宅外装で気になる箇所があれば、いつでもご相談くださいとのことです。

最後に「やねいろは」をご覧になっている、屋根や屋上防水の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまにメッセージです。

「屋根工事をしようかどうしようかと考えているお客さまへのアドバイスは『納得できないなら工事を依頼しない方がいい』ということですね。例えば、雨漏り修理をしても水漏れが改善しない時になんで直らないの?と思うか、この職人さんでも止まらないならしょうがないと思えるか、それが大事だと思います。しっかりとした信頼関係が築ける工事店さんを探してくださいね。その意味でもY.K.ROOFは自分で言うのもなんですが、しっかり対応できると思います。お問い合わせ、お待ちしております」

松本さんにお話を聞いて、家族経営の大変さも面白さも聞くことができました。家族でたくさんのことを乗り越えてきたからこそ出来上がったチームワークの良さがあります。Y.K.ROOFは、技術の高さはもちろんアットホームな親しみやすさも備えた、屋根リフォーム・屋根修理を相談しやすい板金工事店です。

(2022年4月取材)

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取材後記

株式会社Y.K.ROOF

意見を出し合っての卓越した工事

今回の取材で、紆余曲折して集結した家族が家業で団結している姿を目の当たりにして、「家族の在り方」の面白さを感じました。家族で仕事をするメリットは、意見を出し合いやすいこと。
考え方の違う職人が4人集まったら、仕事なら大抵はリーダーの考えに従います。でもY.K.ROOFでは上下関係がないので、誰もが自分が最も良いと思う方法を意見します。そうして導き出された最適な工法は、きっと屋根を丈夫にしてくれるに違いありません。

職人担い手が少ない懸念

将来の展望は?という問いに松本さんは頭を抱えていました。会社を大きくしたい、受注を増やしたい……と、言ったあとに「業界に職人が年々減っているんです」と将来への懸念を吐露しました。「板金職人」という職業を若者が格好いいと思ってくれるような働きかけがしたいと、兄弟3人で考えているそうです。Y.K.ROOFから楽しい職人情報が発信され、それを若い人たちがキャッチしてくれたらこんなに嬉しいことはないですね。

特集特集(株式会社Y.K.ROOF)

株式会社Y.K.ROOFは、 「「やねいろは」事務局オススメ工事店」 の特集に取り上げられています。

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屋根工事店プロフィール屋根工事店プロフィール(株式会社Y.K.ROOF)

一番の強み 家族経営ならではの柔軟さとフットワークの軽さで「早くて綺麗で丁寧な施工」を実現できるところ
会社名 株式会社Y.K.ROOF
対応工事
屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
外壁塗装
屋根塗装
屋上防水
従業員数 社員:6名
建設業許可 大工工事業、左官工事業、石工事業、屋根工事業、タイル・れんが・ブロック工事業、板金工事業、ガラス工事業、塗装工事業、防水工事業、内装仕上工事業、熱絶縁工事業、建具工事業(茨城県知事許可(般―4)第37005号)
保有資格者 一級建築板金技能士:3名
二級建築施工管理技士:1名
高所作業車運転者:4名
職長安全衛生責任者:1名
石綿取扱作業従事者:1名
玉掛作業者:4名
特徴 リフォーム業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業
屋上防水工事業
対応地域

茨城県

アフターフォロー体制 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社の業務災害補償保険と、賠償責任保険に加入しています。
ご希望がございましたら、自社の保証書を発行いたします。
気になる点はお気軽にご連絡ください。
代表者 松本 凌
代表者経歴
(名称は当時のもの)
株式会社Y.K.ROOF 代表取締役
2006年3月:水戸市立緑岡中学校 卒業
2006年4月:茨城県立水戸商業高等学校 入学
2009年3月:茨城県立水戸商業高等学校 卒業
2009年4月:同志社大学 入学
2013年3月:同志社大学 卒業
2013年4月:Y.K.ROOF 入社
2017年4月:Y.K.ROOF 代表就任
2022年1月:株式会社Y.K.ROOF 設立 代表取締役就任
所在地 〒310-0852
茨城県水戸市笠原町1141-8
営業時間 毎週月~土曜日、祝日 8:00~18:00
定休日 日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
外壁工事の依頼も可能です。株式会社Y.K.ROOFの「かべいろは」掲載記事はこちら
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