「お客さまにとって何が一番良い工事か」を考え抜く雨漏り修理・屋根工事店
有限会社園部瓦興業
有限会社園部瓦興業は、創業から60年の老舗瓦屋根工事店であり、瓦屋根工事、雨漏り修理はもちろん、現在では太陽光パネルも取り扱っています。雨樋修理にも窓口となって対応しています。また、現在社長を務める園部さんは、屋根工事をする中で得たお客さまの声を元に、屋根工事に付随する新たな分野へと果敢に挑戦し続けています。
工事店の想い
PERSON
「気になるものには臆せず飛び込む」好奇心旺盛な学生時代
有限会社園部瓦興業(以下、園部瓦興業)の代表取締役である園部雅史さん(以下、園部さん)は、祖父の代から続く瓦屋根工事店の3代目として、瓦屋根工事、雨漏り修理の他、現在では太陽光パネルも取り扱っています。また、雨樋修理にも窓口となって対応します。創業から60年、さらに歴史を更新すべく、新たな分野へと果敢に挑戦し続けています。
「この会社を創業したのは私の祖父です。祖父はもともと瓦屋さんの手伝いをしており、そこから独立して屋根工事店を始めたと聞いています。その後、父が後を継ぎ、現在は私が園部瓦興業の3代目となって日々工事を進めています。父の代までは、瓦屋根工事一本でしたが、現在では太陽光パネルなども取り扱っています」。
こう話をしてくれた園部さんに、幼いころから現在に至るまでのお話を伺いました。
「小さいころからゲームで遊ぶよりも、外で体を動かして遊ぶことが好きな子どもでした。その当時は知り合いに剣道の先生がいたので、剣道も習っていましたね。また、中学に入ると、テニス部に入部したのですが、その頃に洋楽が好きだったこともあり、ギターも始めました。また、格闘技を知人から教えてもらいながら練習もしていましたね。とにかく好奇心旺盛で、色んなことをやってみたいという気持ちが強かったです」。こう話す園部さんは、高校では空手部と軽音部で活動します。そして高校卒業後は音楽関連の仕事に就きたいと憧れを抱くも、いつかは家業を継ぐという覚悟から、瓦メーカーへの入社を決めます。その当時について園部さんはこう振り返ります。
「中学生のころから、父について現場に行き、瓦上げの手伝いをしていました。その頃は、父と同じ道を進むのは嫌だと思っていましたね。そして、高校に入り、一緒に音楽をやっていた先輩や友人が、卒業後に音楽の専門学校やプロの世界に進んでいったこともあり、自分も音楽の道を目指したいという気持ちがありました」。
しかし、家業をいつかは継ぐということ、そして父からの勧めもあり、瓦メーカーで修行を積むと覚悟を決めた園部さん。そこでは瓦の基礎から梱包まで、瓦メーカーならではの知識と経験が得られたそう。そして2年後、園部さんは家業に戻ることを決意します。
「家業に戻ってからは、瓦の配達から、現場での瓦上げ、桟木を打つといったことをしていました。そこから徐々に瓦の葺き方を教えてもらったり、屋根工事の見積もりを教えてもらったりと、できることを増やして行きました」。
実際に屋根工事を教えてくれた父から、屋根工事をする中で心がけるようにと言われたのが、「下から屋根を見た時に、瓦を葺いた線がまっすぐかどうかを意識する」というところでした。屋根の上からではなく、お客さまが見た時にまっすぐになっているかどうか。そこは現在も心がけているそう。
そして屋根工事に携わるようになって20年が経った現在、今後はどんなことに挑戦してみたいかを伺うと、「今はリフォームに力を入れていきたいと思っています。また、この辺りの地域は若い人が減っていることもあり、お客さまからは自分たちがこの家に住む間、屋根が丈夫であれば満足だから、できるだけお金をかけずに直したいというご要望も頂きます。そういった、お客さまの声にもお応えしていくよう努めていきます」と園部さん。
また、屋根工事に付随して、ハチやハクビシンなどの獣害が起こった場合には、その駆除ができるように、専門的な資格の取得も考えているという園部さん。お客さまの声をしっかり取り入れた屋根工事、そして新たな取り組みに果敢に挑戦する姿勢が印象的でした。
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WORK
「お客さまのためになる屋根工事を」。柔らかな笑顔の奥にある信念
園部瓦興業では瓦や雨漏り修理はもちろん、太陽光パネルも取り扱っています。そしてお客さまのご要望に応えていった結果、外壁、塗装、雨樋修理などにも窓口となって対応しています。
また、強みを伺うと、「この会社は60年以上続いている会社です。その間に蓄えられた技術と知識を兼ね備えた職人もいますので、その経験をもって屋根工事を行うところが強みです。また、屋根工事以外の住宅に関する工事については、腕の良い職人さんをご紹介できる繋がりもありますので、そういったところでも、お客さまのお困りごとに対応できます」と園部さん。
そして屋根工事という仕事をする上で、大切にしていることを伺うと、「お客さまに工事を任せていただいた以上は、不具合が出るような工事はしたくないので、しっかり工事をすることは第一に考えています。例えば、お客さまから、瓦の葺き替えの依頼を頂いた際に、屋根に上がってみると、瓦よりも下地が傷んでいることがありました。その際には、上に葺いている瓦をきれいにしてもベースがボロボロだと後々屋根にとって良いことにはならないため、瓦の予算を下げてでも、下地をきれいにすることをお勧めしました。また、屋根工事とシロアリの駆除をしたいというお客さまがいたのですが、家の状況を伺ってみると、屋根の不具合よりもシロアリによる被害の方が、進行が早かったのです。だから、屋根は後からでもできるので、シロアリ対策の方を優先してくださいと伝えました。こうすれば自分たちの仕事が減ってしまうかもしれないのですが、やっぱりお客さまの立場になれば、ちゃんと伝えたいのです。悪いもの、ダメなものは勧めたくない、自分が良いと思うことを勧めたい。この思いが自分の指針となっています」。
そう話す園部さんは、お客さまの屋根に登った時に心がけていることがあるそう。
「屋根に登ったら、瓦を見ることはもちろん、アンテナのサビや壁などの死角部分の状態、コーキングの切れが無いかどうかなど、屋根に登らないと分からないところをしっかり見るようにしています。そこで何か異常が見つかった場合は、お客さまに報告をして、専門の業者の方に一度見てもらうことを勧めています。これも自分たちの商売にはならないですが、お客さまには実際に起こっていることを伝え、自分たち都合の工事ではなく、お客さまにとって良い工事を提供し続けたいです」。
屋根工事をプロとして行っている以上は、お客さまには本当に良いものを紹介したい。この信念が園部さんの言葉の節々に伺えました。
次に、園部さんが特に得意としている瓦屋根のリフォームと太陽光工事について詳しくお話していただきました。
「屋根工事のリフォームの場合、まずは元あった瓦を屋根から地上に降ろす作業から始めます。そのときは『シューター』と言われる筒のようなものを使って屋根材を降ろすことで、極力近隣に迷惑を掛けずに作業しています。現場によっては使えないときもありますが。またその後に屋根の下の木材(下地)を確認しますが、昔の下地は腐っていなくても木材が薄いために10年持たないものもあります。その場合はお客さまと話して、『増し貼り』という元の木材の上に新しい木材を貼る方法を提案していますね。」
「太陽光工事については、新築の場合がほとんどですが、屋根材に合ったメーカー指定の金具(支持瓦、支持金具等)を使用することは勿論、配線のたるみが出ないように施工しています。配線のたるみがあると、配線についているコネクタと下の屋根材が接してしまい、屋根材の上を通る雨がコネクタに入る危険があるからです。そうなると長い間に漏電する可能性も出てきてしまうので注意していますね」
また、実際の雨漏り修理について伺うと、「雨漏りの原因でよく見かけるのがサッシ周りですね。サッシの専門の方に直してもらうか、コーキングで対応できるものは補修をするようにしています。古いサッシなどの場合は、どこから水が漏れているか分からないため、原因を見つけるのにも一苦労です。トップライト周りから雨漏りしているというケースもあります。その場合はコーキングで隙間を埋めて雨水が入ってこないよう対処します」。
次に、園部さんの事務所のある千葉県の気候について伺うと、「海沿いの風の強い地域は、塩害対策に気を配っています。東日本大震災が起こってからは、防災意識も高まり、防災瓦での施工が一般的になってきました。この他、周りにビルなどの高い建物が立ち並び、完全に風が回るという地域では、釘だけでなくコーキングも付けて風で飛ばされないような工夫をしています」。
雨漏りは原因を見つけ出すところが一番難しいという園部さん。しかし、自分の力で原因を見つけ出し、修理できた時の「達成感」こそが、雨漏り修理の醍醐味だと語ってくれました。
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MESSAGE
屋根工事をするのであれば、自分が本当に良いと思うものをお客さまにお伝えしていきたい
アフターサービスについて伺うと、「屋根に関して何かお困りごとがあればご連絡ください。太陽光パネルについては定期点検に伺います」と園部さん。
最後にメッセージをお願いすると、「瓦が原因かどうか分からないけれど、屋根に不安がある方、そしてよく分からないが問合せをしても良いのかなというものでも、気になることがあれば、お気軽にご相談ください」と話をしてくれました。
柔らかい口調で、誠実にお客さまと向き合い、自らの信念に従って工事を進める園部さんだからこそ、お客さまも安心して大切な家の屋根を任せられるのだろうと確信しました。
(2017年8月取材)
(2022年10月加筆修正)
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屋根修理・屋根リフォーム事例(有限会社園部瓦興業)5件

屋根工事(取替)
S.K様 (千葉県匝瑳市)
更新日 2022.01.07
before
after
- 建物種別
- 一戸建て
- 価格
- 5〜10万円
- 施工期間
- 0〜1日
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屋根工事のクチコミ評価(有限会社園部瓦興業)2件
新着クチコミ
ユーザーからのコメント
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工事店プロフィール(有限会社園部瓦興業)
| 一番の強み |
屋根に登って気付いたことはお客さまにしっかり伝え、お客さまのために考え抜いた誠実な工事を行うところ |
| 会社名 |
有限会社園部瓦興業 |
| 対応工事 |
|
| 従業員数 |
社員:3名、外注:5名 |
| 建設業許可 |
なし |
| 保有資格者 |
ケイミューRooga指定工事店(第165022号)
ケイミューRooga施工管理者:1名
巻上げ機運転者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:1名
職長安全衛生責任者:1名
鶴弥スーパートライ施工管理士:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
瓦屋根工事業
その他屋根工事業
太陽光工事業 |
| 対応エリア |
関東地方
|
| アフターフォロー体制 |
屋根で何か気になるところがあればお気軽にご連絡ください(太陽光パネルについては定期点検に伺います)。 |
| やねいろはケア |
対応可 |
| 代表者 |
園部 雅史 |
| 代表者経歴 |
有限会社園部瓦興業 代表取締役
1993年3月:匝瑳市立八日市場第一中学校 卒業
1993年4月:私立横芝敬愛高等学校 入学
1996年3月:私立横芝敬愛高等学校 卒業
1996年4月:丸栄陶業株式会社 入社
1998年8月:丸栄陶業株式会社 退社
1998年10月:有限会社園部瓦興業 入社
2005年4月:有限会社園部瓦興業 代表取締役 就任
|
| 所在地 |
〒289-2102
千葉県匝瑳市椿1596-19
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|
| 営業時間 |
毎週月~土曜日 8:00~19:00 |
| 定休日 |
日曜日、祝日 |