お客さまの話をしっかり伺い、屋根にベストな塗装・屋上防水を提案したい
株式会社あさひ
兵庫県三木市別所町の株式会社あさひは、屋根塗装・外壁塗装を中心とした住宅塗装を手掛ける塗装工事店です。室内塗装、屋上防水工事も可能。協力工事店と連携を取りながら、様々な住宅修理を行います。お客さまからの紹介仕事も多く、地域で確実に信用を築いてきた様子がわかります。
工事店の想い
PERSON
長い長い下積み時代のおかげで、高い技術が身に付き丈夫な屋根に仕上げられるように
株式会社あさひ(以下、あさひ)は兵庫県三木市別所町に拠点を構える塗装工事店です。屋根・外壁をメインに住宅の内外装塗装全般に対応しています。代表取締役の小林茂さん(以下、小林さん)に創業の経緯や仕事への想いについて伺いました。
「学校を出てすぐに職人の道へ進みました。先輩も建設関係へ進んだ人が多かったので、私も手に職をつけたくて塗装店を紹介してもらったんです。初めは刷毛(はけ)なんて触らせてもらえなくてね。塗る以外の下地処理や雑用ばかりをしていました。そんな下積みが4年くらいあって、早く塗りたいと考えていましたが、今思えばその時代の雑用の繰り返しが、技術の定着に繋がったのではないかと思います」
独立が多い塗装業界ですが、小林さんは14年の長い間、同じ塗装会社で勤務しました。しかし、2004年頃から会社の景気が悪くなり、仕事が徐々に減少。同僚たちが次々に独立していったため、小林さんもあさひの前身となる朝陽(あさひ)を開業しました。
「開業をしてみて、経営者の大変さがわかりました。仕事が継続してあるなら、雇われていた方が安心だったと思います。担当現場の仕事、それだけに集中していれば良いわけですから。仕事を取る、つくる、これが何より大変ですよね」
独立当初は、知人から団地の内装塗装の仕事を紹介してもらったそう。規模の大きな現場だったため、しばらくはその現場での仕事を柱にしました。
仕事を獲得するために、初めはとにかくまわりの人たちに声をかけ、朝陽という塗装店を知ってもらうよう努めたそう。団地の現場の合間に工務店などに挨拶をして回り、少しずつ仕事をもらいました。受注が安定してきたのを感じたのは3年を過ぎてからでした。
「自分の塗装店は大変なことが多いですが、自分の裁量で仕事ができるのは喜ばしいですよね。現場の進め方も、お客さまとやりとりした上で私たちで決められます。仕事でこだわりたい部分は職人それぞれで違いますが、私が考える『ベストな施工の進め方』ができるので、納得の上で完工を迎えられるようになりました。勤め人だった頃は、なかなかそうはいかなかったので、これは独立して良かった点ですね」
小林さんは、お客さまと接するときに丁寧な言葉づかいを意識しています。専門用語はきちんと説明し、わかりやすい打ち合わせを心掛けています。また、お客さまの話をしっかり聞き、住宅に関する不具合やお悩みなどが解決に向かう施工を考え、見積書に反映させます。
今後は現場作業に小林さんの目が行き届く範囲で受注件数を増やしていきたいそうです。将来的には会社の規模を大きくするということも視野にあるとのこと。職人たちの力を存分に発揮させるためには何事にも頃合いが大切だと、小林さんは語っていました。
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WORK
事前点検で外観の経年劣化を全体的に把握。屋根・外壁共にバランスの良いメンテナンスを
兵庫県三木市別所町の株式会社あさひは、屋根塗装・外壁塗装など住宅外装全般と屋上防水を施工する会社です。
屋根塗装で多い案件は、カラーベスト(※1)の塗り替え。経年により苔が生えたり色が褪せたりして、見た目の劣化を気にして屋根リフォームの相談に来るお客さまが多いそうです。
「屋根の相談というよりは、外壁の劣化を気にして……というのが屋根塗り替え相談のはじまりである場合が多いんです。屋根は簡単には見えないですよね。外壁が色褪せてきたから塗り替えをと塗装店や住宅工事店に相談したところ、実は屋根の方が傷んでいたという例がけっこうあるんです。カラーベストの塗り替えが1番多くて、あとはセメント瓦が数件あるくらいですね」
屋根塗装の打ち合わせでは、まずお客さまの要望をヒアリングし、要望や屋根の状態に合わせて塗料を考えます。最近は、長持ちするようにとの要望が多いとのこと。
「だいたい15年周期くらいで塗り替えをするお客さまが多いですね。その場合、屋根と外壁を合わせて塗装メンテナンスを行うのが大半です。こちらから特定の塗料を勧めず、屋根の状態を点検しお客さまの希望を聞いてから塗料を考えます」
屋根の雨漏り修理の相談が来た場合は、屋根工事や防水工事などの協力工事店と共に現場を丁寧に検証します。どんな場合でも対応できるよう、専門家にも力を借りるそうです。
「雨漏りは、屋根の劣化による穴や隙間が原因のことが多いですね。ただ、屋根の雨漏り修理はとても複雑で、原因解明が難しいです。散水調査を行ってどこから水が漏れているか確認する場合もあります。窓枠から漏れていたら、サッシまわりや周辺のクラック(※2)にコーキング(※3)で補修をします。すでに部屋の中に水が漏れている場合は、屋根裏に上がらせてもらい、骨組みのどこから水が流れているかを調べるんです。屋根の造りが複雑で私では調査ができないときは、屋根工事店に協力を仰ぎますが、防水工事やコーキング処理で止まる水漏れは自社で屋根修理をしています」
兵庫県三木市は通年で温暖な地域です。冬でも塗装工事が可能なので、施工の計画は立てやすい方だと言います。
「兵庫県は北の山側の方へ行けば積雪がありますが、この辺りは降ってもめったに積もりません。ただ、塗装工事の件数としては真冬と真夏は少なくなりますね。養生で窓を閉め切るため、お客さまの生活が不便になるんですよね。あと、屋根が凍てつくこともあるので、『お客さまから本当に塗れるの?』と心配される場合もあります」
※1 カラーベスト・・・セメントを固めて塗装した板状の屋根材。化粧スレート
※2 クラック・・・ひび割れ、亀裂。外壁の劣化現象のひとつ
※3 コーキング・・・継ぎ目の隙間を埋める目地材
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MESSAGE
屋根塗装の肝は下地処理。丁寧な施工とアフターフォローでお客さまの満足に繋げたい
あさひでは、完工後にお客さまへのお声がけを行っています。3ヵ月ほどを目安に、近隣を通る際に塗面チェックに伺っているそうです。
「めくれたり剥がれたり、どこか悪いところがあってはいけないので、確認のために拝見しています。あってはいけないことですが、狭い場所や細かい場所の塗り忘れなども、そのときに確認して万が一の塗り忘れにも対応しています」
最後に「やねいろは」をご覧になっている、屋根塗装やベランダ防水含む屋上防水工事の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまにメッセージです。
「丈夫な塗面をつくるために、下地処理を入念に行います。屋根の塗装のことなら何でも相談してください。見積書を取ったとしても、無理に塗装工事は勧めないので、安心してお問い合わせいただけたらと思います」
小林さんが見積書提出後にお客さまにお声がけするのは1度だけ。接客のポリシーは「無理な営業はしない」こと。打ち合わせできちんと話を聞き、屋根の状態にベストな見積もりを出す、そんなシンプルな仕事の中に親しみと頼もしさを感じた取材でした。
(2021年10月取材)
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工事店プロフィール(株式会社あさひ)
一番の強み |
じっくりと修業時代を過ごした代表が下地処理の大事さに気付き、見えない工程まで丁寧に仕上げるよう徹底しているところ |
会社名 |
株式会社あさひ |
対応工事 |
|
従業員数 |
社員:3名 |
建設業許可 |
なし |
保有資格者 |
一級塗装技能士:1名
高所作業車運転者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名 |
特徴 |
リフォーム業
雨樋工事業
屋根塗装工事業
外壁塗装工事業
屋上防水工事業 |
対応エリア |
近畿地方
|
アフターフォロー体制 |
施工後3カ月でアフターフォローに伺います。
外観を見させていただいております。 |
やねいろはケア |
未対応 |
代表者 |
小林 茂 |
代表者経歴 |
株式会社あさひ 代表取締役
2004年9月:朝陽 創業 代表就任
2021年6月:株式会社あさひ 設立 代表取締役就任 |
所在地 |
〒673-0441
兵庫県三木市別所町朝日ケ丘35-5
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営業時間 |
毎週月~土曜日、祝日 9:00~18:00 |
定休日 |
日曜日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
外壁工事の依頼も可能です。株式会社あさひの「かべいろは」掲載記事はこちら