やねいろはインターン生のイシカワです。
1年ほど前に初めて岡山へ来たときは、ビルの多さに驚いた記憶があります。
一方、地元では瓦屋根の建物が多くありました。
そのこともあって、家と言えば瓦屋根のものを想像します。
ところで、家の屋根に使われることの多い瓦ですが、それ以外の使い道にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は少し意外な瓦の使い道について紹介します。
まず、瓦割りについて紹介します。
空手家が瓦を割るのを見たことがある人は多いと思います。
瓦割りに使用されている瓦はのし瓦と呼ばれるものです。
のし瓦とは瓦屋根に使われている長方形の瓦の事です。
元々、割って使うため、切れ目が入っており、通常の瓦より割れやすくなっています。
普通の瓦では割ることはできません。
また、最近ではさらに割れやすくした瓦割り用の瓦も販売されています。
瓦割りに憧れている人は試してみてはいかがでしょうか?
次に瓦で作られた食器について見ていきましょう。
石州瓦の製造会社である亀谷窯業有限会社では、瓦食器・直火用耐熱瓦を製造、販売しています。
瓦食器には通常のお皿のほかにも小皿、カップ、箸置きなどがあります。
それだけではなく、卓上コンロ用のものや瓦で出来た土鍋もあります。
また、山口県には瓦そばというものがあります。
瓦そばとは、熱した瓦の上に茶そばと具材を載せて頂く料理のことで、高瀬慎一さんが考案したものです。
とある有名ドラマにも出てきたことから、ご存知の方もいるのではないでしょうか。
実際に瓦の食器で作ってみるのも面白そうですね。
最後に瓦をリサイクルして作られた製品について紹介します。
古くなった瓦は廃棄されることが多いですが、最近ではリサイクルをして再利用することもあります。
瓦の廃棄には費用が掛かるため、リサイクルは環境面だけでなく金銭面にもいいのです。
社会法人瓦チップ研究会のように、廃瓦の有効利用を目的とした組織や瓦をリサイクルした製品を販売する会社も増えてきています。
では、どのように再利用されているのでしょうか?
古くなった瓦は、主に
・瓦チップ
・舗装材
・瓦壁
などにリサイクルされています。
瓦チップは瓦を細かく粉砕したものです。
水はけの良さや保水性の高さを生かし、住宅の庭などに使用されています。
また、歩くと音がするため、防犯にも利用できます。
舗装材で使用されているのは、瓦コンクリートと呼ばれるものです。
その名の通り、瓦から作られたコンクリートで、道路などの舗装に使用されています。
さらに、瓦をリサイクルした壁材もあります。
瓦は屋根だけではなくほかの場所にも使われるのは意外ですね。
このように、瓦は屋根以外にも多くの使い道があります。
瓦のイメージが変わった人もいるのではないでしょうか。
私も意外な使い道を知ることで、瓦が身近に感じられるようになりました。実際に瓦の食器を使ったり、瓦割り体験もしてみたいと思いました。
そして皆さんにも少しでも瓦に興味をもって頂けたら嬉しいです。
参考:https://himoya.ocnk.net/
空手瓦カラテカワラ、空手瓦で瓦割り(検索日:2018/1/23)
http://user.iwamicatv.jp/honkimachi/kawarasoba.html
亀谷窯業有限会社、石州瓦の製造販売(検索日:2018/1/23)
http://www.kawarasoba.jp/about.html
株式会社瓦そばたかせ、瓦そばたかせについて(検索日:2018/1/23)
http://www.kawarachip.com/
社会法人瓦チップ研究会、瓦チップ研究会(検索日:2018/1/23)
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