みなさんは「金属立平葺き」をご存知でしょうか?
写真のように、屋根の頂点から軒まで一枚の金属板をいくつも縦に並べた屋根のことです。
立平葺きの金属屋根は軽いので地震に強いと言われ、雨の流れ落ちる方向に継ぎ目がないため雨漏りしにくい、施行の工程もシンプルなので費用も安め ということでよく採用されています。
しかし、最近の家屋の高い断熱効果により、金属板の裏面が結露し、下の木の板が弱って金属屋根を板に固定するねじが緩み、近年の巨大台風の強風で屋根自体がごっそり飛んでしまう、飛んだ金属板がまわりの家にも飛散する という悲しい被害が出ています。
今回は、結露による野地板の劣化を防ぐために開発された商品をご紹介します。
2.自ら結露を防ぐ屋根:屋根材自体に通気層が付いている立平葺き
引用した画像:
https://www.catalabo.org/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&catalogCategoryId=&catalogId=65081610000&pageGroupId=1&volumeID=CATALABO&keyword=&categoryID=7829550000&sortKey=CatalogMain610000&sortOrder=DESC&designID=&designConfirmFlg=
株式会社ハウゼコ | ハウゼコ2021年度版総合カタログ P.A34 一部抜粋
立平葺きの金属板は、隣の板との連結部分以外は平らなものが多いですが、平らな部分を一部盛り上げて空間を作ることで、屋根の頂点から軒まで通気層ができ、金属板と防水シートの密着面が減ることで結露を抑えるしくみです。
防水シートの裏が結露し野地板が濡れては何もならないので防水シートは透湿防水シートを用い、湿気の外部排出のための棟換気、軒先換気部材を組み合わせて施工されます。また屋根断熱の場合、野地板の室内側にも換気が必要です。(2021年1月近畿エリア発売開始。以降順次エリア拡大の予定 ※カタログより引用)
いかがでしたか?
立平葺きならではの工夫がされていますね。
近年、さまざまな天災があり心配ですよね。
屋根のリフォームをご検討されている方、是非やねいろはで工事店を検索ください。
地域に信頼されている工事店さんがきっと見つかりますよ
引用:
・P.67~68、通気下地工法の新提案続々、金属立平ふき 屋根ふき材に通気層 軒先・棟換気も独自部材、「日経アーキテクチュア」、2021年5月
・https://www.catalabo.org/iportal/CatalogViewInterfaceStartUpAction.do?method=startUp&mode=PAGE&catalogCategoryId=&catalogId=65081610000&pageGroupId=1&volumeID=CATALABO&keyword=&categoryID=7829550000&sortKey=CatalogMain610000&sortOrder=DESC&designID=&designConfirmFlg=
株式会社ハウゼコ | ハウゼコ2021年度版総合カタログ(2021/6/21検索)
・http://www.yaneyasan.net/tatehirabuki
最軽量の屋根が地震時にご家族を守る!| 株式会社シェアテック(2021/6/21検索)
・https://kamisei.co.jp/news/21267
衝撃!屋根が消えた!巨大台風による金属屋根飛散!悲惨な事例です。 | 三州瓦の神清 | 地震や台風に強い防災瓦・軽量瓦・天窓・屋根・リフォームのことならなんでもご相談ください。(2021/6/21検索)
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