1.色の持ち:はじめに
みなさんが普段使っているもので最も外部環境の影響をうけるものとは何でしょうか。
例えば「自動車」?
それとも「洗濯バサミ」?
自動車も洗濯バサミも、どちらも屋外で用いられるもの。
屋外で、雨や風、紫外線やほこりにさらされるものだから、自動車は汚れを落とすために定期的に洗車をしたり、長く保たせるために塗装をしたりしますよね。
しかし、洗濯バサミはどうでしょうか?
定期的に洗ったり、塗装をしたり…することはめったになく、気付いた時にはもともとの面影がないほど色あせ、ぼろぼろと表面が崩れている、そんな経験ありませんか?
どちらかと言えば、みなさんの家の屋根は「洗濯バサミ」に近くなっているかもしれません。
普段は気にしていなかったけれど、よく見てみると建てた時よりも、うちの屋根、色あせている?
…と、こんなことありませんか?
そこで、今回は全く手入れをしなかった場合、屋根はどれくらいで色あせてくるのかについて、屋根材別に見て行きましょう。
2.色の持ち:粘土瓦
窯業系屋根材の代表格が「粘土瓦」です。
粘土瓦の中でも、釉薬をかけて焼き締めた「釉薬瓦」と、いぶし銀が特徴の「いぶし瓦」があります。
a.釉薬瓦
釉薬瓦は、粘土でできた瓦の素地に、釉薬を掛けて焼き締めています。
そんな周囲の自然環境にも左右されますが、30年~40年ほどだと言われています。
b.いぶし瓦
いぶし瓦は釉薬瓦とは異なり、釉薬を塗らずに、瓦の製造の最終工程で燻す(いぶす)ことによって美しい「いぶし銀」で表面をまとった瓦です。
いぶし瓦は年が経つ毎に味わい深い色に変化してきますので、10年から∞年だと言われています。
3.色の持ち:化粧スレート屋根
「化粧スレート」と呼ばれる屋根材があります。
これはセメントと繊維を混ぜて、平らな板状に仕上げたものです。
瓦に比べ施工のしやすさなどが特徴ですが、メンテナンスで必ず塗装が必要ですので、10年~25年が区切りとなります。
4.色の持ち:金属屋根(板金)
金属屋根の中には、カラー鉄板(瓦棒葺き)、ガルバリウム鋼鈑などがあります。
これらに関しては約10年毎の塗り替えが推奨されていますので、色持ちの年数としては10年~25年と言われています。
5.色の持ち:まとめ
これらはあくまでも目安ですが、周囲の自然環境によっては、より早急なメンテナンスが必要になることもあります。
逆に気候条件が良い土地だと、この年数よりも長く色持ちする可能性もあります。
まずはみなさんの目でチェックして、色あせが目立つ場合は、屋根の防水機能が低下していることもありますので一度、屋根工事店の方へ点検をしてもらうことをお勧めします。
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