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問屋としての目利きと高い職人技で、屋根や雨漏りの工事、雨樋修理を解決へ

有限会社千葉商店

宮城県

愛知県屋根工事業組合

有限会社千葉商店

有限会社千葉商店

宮城県岩沼市押分南谷地 の有限会社千葉商店は、瓦や金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の修理、雨樋修理を中心に手がける屋根工事店です。元問屋業で培った豊富な材料知識や、屋根工事業としての高い施工技術を最大限に活かし、お客さまの要望に対し最適な屋根材を提案します。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 海上自衛隊から屋根職人へ。新しい世界を知りたくて、一大決心をして転職へ

有限会社千葉商店

宮城県岩沼市押分南谷地の有限会社千葉商店(以下、千葉商店)は、瓦屋根工事や板金工事、雨樋(あまどい)修理を手がける屋根工事店です。代表取締役の千葉輝彦さん(以下、千葉さん)は愛知県出身。これまでの歩みや、仕事への想いについてお話をうかがいました。

愛知県で生まれ育った千葉さん。活発な小学生時代を過ごしましたが、中学時代は、「ちょっと内向的になったかな」とのこと。理由を聞くと、「陸上部だったんですが、色んな事情があって活動がなくなってしまったんです。退屈で家でゲームばかりしていましたよ。高校生の時はバイトして遊んで、そんな過ごし方をしてましたね」と、子ども時代を懐かしそうに振り返っていました。

高校卒業後は海上自衛隊に7年間所属。陸上勤務で飛行機の整備を担当していました。朝6時起床で腕立て伏せから始まる厳しい訓練も、18歳という若い年齢、そして体を動かすのが好きだったため、何も疑うことなくすんなり順応したといいます。

自衛隊員だった千葉さんが屋根職人になったのは、先代であるお父さんが宮城県で瓦の問屋業を営んでいたためです。2007年、お父さんから声がかかり、千葉さんは千葉商店に入社することになります。

「父も愛知県出身で、もともと瓦を運ぶ運転手をしていたんです。その瓦メーカーの営業所が宮城県にあったんですが、廃業するという話になり、在庫も抱えていたので父が引き継ぐことになったそうです。でも、私は父の仕事について当時あまり知らず、父から手伝ってほしいと言われて驚いたんです。私と仕事の話なんてしたことがない人でしたからね。実はその頃、自衛隊という特殊な環境にいて、自分が世間知らずなのではないかという怖さを感じていました。外に出たいと考えていたので、転職するよい時期だったんだと思います。当時の千葉商店はハウスメーカーから仕事を取り、それを瓦屋さんにお願いしている状態で、私はその瓦屋さんで修業して瓦の技術を身に付けました。仕事が面白くなってきたのは、お客さまの声が直接聞けるようになってからです。『頼んでよかった!』と言われるとすごく励みになりますね」

修業へ出て2年ほど経った頃、2011年に東日本大震災が発生しました。工事の問い合わせが殺到し、業界全体が目が回るほどの忙しさに。震災を機に千葉さんは修業先から千葉商店に戻り、現場に出ながら会社運営に携わるようになったのです。

その後、先代が病気になり千葉さんは急遽代表取締役に就任。引き継ぎ時間が取れず、経営に関してはかなり苦労をしたといいます。帳簿の見方が分からなかったため、本を読んだり会計士に質問したりしながら覚えていったそうです。

「若かったので、仕事をガンガン引き受けてどうにかしてやるという気概でいたんですが、そう簡単ではありませんでした。赤字が出て苦しい時期もあったんですよ。そんな状態でも、まだまだ自分は若くて動けると思っていたので、わりと前向きではあったんですけどね」

こうして千葉さんは、自分が動けばどうにかなるという一途な想いで、苦しい時期を乗り越えました。それまで小さな仕事も厭わずに引き受けていましたが、赤字の経験と昨今の人手不足は、仕事を見直すよい機会になったといいます。

「昔は働き手を募集したらどんどん入ってくる、だから仕事をどんどん取る。でも今は人が減っているのでそれが通用しなくなりました。適正価格で引き受けて、休みをしっかり確保する。営業担当には、仕事を断る勇気も大切だと話しています」

現在、千葉商店は屋根修理の他、遮熱工事にも力を入れています。建物オーナーと直接交渉して受注できるため、価格や工期の設定にゆとりがあり、スタッフを安心して働かせられるそうです。そして何より、お客さまに「千葉商店に頼んでよかった」と思ってもらうことも大切にしています。施工品質や接客対応の向上を目指し、会社全体で研鑽の日々だと語っていました。

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WORK 屋根のことなら瓦も板金も!要望に沿った材料選定で、ご満足いただける屋根工事を

有限会社千葉商店

宮城県岩沼市押分南谷地の千葉商店は、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)工事や瓦工事をメインに施工する屋根工事店です。昨今の夏の気温上昇に伴い、各地で需要が高まっている遮熱工事も得意としています。

千葉商店では伝統的な瓦屋根、そして最近需要の高い金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)の両方の施工が可能です。問い合わせが多いのは、築20年以上のコロニアル屋根のカバー工法(※1)。メンテナンスをしていないコロニアル屋根は、経年で塗装もできないくらい劣化していることがほとんどで、そうした場合はカバー工法を提案します。

「コロニアルでも、定期的に塗装でメンテナンスをしていれば次も塗装できるんですが、20年間ケアをしていないと、塗装だと難しい場合が多いです。張り替えは廃材やアスベストの処分費用が余計にかかるので、現地調査で割れているのを確認したら、カバー工法をお勧めしています。普通のガルバリウム鋼板や少しランクが上の断熱材付きのルーフ材、石付板金など、2~3パターンで提案することが多いです」

施工は棟板金や雪止めなどを解体し、既存の屋根材の上にルーフィングを貼ってからカバーのための屋根材を設置するという流れで進めます。千葉さんが特に気をつけているのは、サッシまわりや立ち上がり部分など、ハサミが入るところを傷つけないようにすることです。また、なるべく切断箇所を減らし、屋根材の繋ぎ目を作らない工夫もしています。

雨漏り修理では、入母屋屋根での事例が挙がりました。入母屋の屋根は水が溜まりやすい構造のため、雨漏り修理を依頼されやすい屋根のひとつです。

「入母屋屋根の場合、化粧棟(※2)と隅棟のぶつかるところから漏れることが多いです。そこに水が溜まりやすく、漆喰が剥がれたり、水抜き用のトンネルが落ち葉やゴミで詰まって水が流れなくなることがあります。なので、入母屋屋根は散水調査をしても水がどこかで止まっているせいで、上からだと原因がつかみにくいんですよ。散水してから内側でサーモカメラを駆使して水のたまっているところを探る感じです」
 
千葉商店が力を入れているのが遮熱工事です。既存の折半屋根の上に遮熱材を敷き、その上に新しい屋根材をカバーする方法で、電気代を抑える効果があります。

「遮熱工事は、電気代などの空調費を抑えることができます。費用は5、6年でペイでき、設置した遮熱材は半永久的に使えるというメリットがあるんです。見た目も新しくなり、リフレッシュできるのも利点です。高純度なアルミ素材で、車のフロントガラスに貼るような反射材をイメージしてもらうとわかりやすいかな。遮熱材と屋根材の間に空気層をしっかり入れる必要があり、施工には専門的な知識が必要です」

宮城県岩沼市の屋根工事の特性について尋ねました。岩沼市は積雪が少なく、暮らしやすい地域です。千葉さんが屋根工事をする上で気を付けているのは、潮風の影響を受けやすい沿岸部の施工と、強風対策だといいます。

「海沿いは基本的に金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)ではなく瓦屋根を勧めています。うちでは愛知の三州瓦を使っているので、金属屋根と違って潮風の影響を受けにくいですから。あとは強風対策ですね。屋根自体の施工もそうですが、作業中の飛散防止は特に力を入れています。飛散で事故が起こってしまっては大変ですからね」

※1 カバー工法・・・金属屋根や外壁の重ね張りをするリフォーム方法
※2 化粧棟・・・瓦屋根の屋根頂部(大棟)から軒先に向かって伸びる、屋根の装飾として施工される棟

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MESSAGE 問屋業から始まった千葉商店。豊富な知識と技術で、地域で頼られる工事店でありたい

有限会社千葉商店

千葉商店では、アフターフォローとして施工内容により、使用した屋根材のメーカー保証書を発行しています。工事件数が増えてきたことから、今後はハガキでのダイレクトメールなどを使い、工事後点検を案内することも検討しているそうです。

「今後はDMを送っての点検もできたらいいなと考えています。でも保証や点検など気にせず、私たちが工事した直後に不具合や気になることがあったら、すぐに連絡をしてください。迅速に対応いたします。」

最後に「やねいろは」をご覧になっている、雨漏り修理や屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「元々問屋業から始まっているので、屋根材の知識、屋根工事に自信があります。瓦も金属屋根も、工場も戸建ても、屋根のことだったら何でも相談してくださいね。お客さまの悩みに対して、必ず最適な解決策を見つけて提案できると思います。お問い合わせお待ちしております」

千葉さんに施工に関するポイントはありますか?と尋ねたときの回答が印象的でした。
「うーん、特にないです。すみません。だって雨漏りしないのは、当たり前じゃないですか」と、ゆったり話す姿から、自社の技術に対する自負がにじみ出ていました。千葉商店なら、どんな屋根の悩みにも的確に応えてくれるに違いありません。

(2025年7月取材)

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取材後記

有限会社千葉商店

働きやすい職場環境を目指す

「挨拶ができない人は仕事もできないですよ」と、千葉さんは笑います。千葉商店の職人たちの人柄は折り紙つき。ひと昔前の職人のイメージである「とっつきにくい人」はいないとか。さらに有給休暇消化や資格取得推進、独立開業の応援など、キャリアアップ支援にも努め、若い職人が働きやすい会社を目指しています。職人不足の昨今、千葉さんは働きやすい職場づくりに余念がありません。「職人は休みがない、仕事が安定しない」、そんな印象は今は昔のもののようですね。

人員配置もITを使って負担軽減へ!

職人は技術職で各々で仕事を進められるため、それが作業量の差に繋がることもあるそう。千葉商店では月に1度、朝礼ミーティングで案件の確認やスケジュール調整を行い、職人同士のコミュニケーションを図っています。さらにIT導入により全体像を把握し、忙しい現場へ効率的にヘルプを送る体制も模索中。DX化で現場の全体像をつかむのが容易になれば、管理する事務員の負担が減り、現場同士で職人の取り合いがなくなり、チームワークの向上に繋がるだろうと千葉さんは見込んでいるそうです。

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(有限会社千葉商店)

一番の強み 問屋業で培った豊富な材料知識と屋根工事業としての高い施工技術を生かして、お客さまの要望に合った工事を提供できるところ
会社名 有限会社千葉商店
対応工事
屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水
雨漏り
従業員数 社員:12名
建設業許可 屋根工事業(宮城県知事許可(般―2)第22409号)
保有資格者 二級かわらぶき技能士:1名
巻上げ機運転者:3名
丸のこ等取扱従事者:2名
高所作業車運転者:1名
職長安全衛生責任者:4名
石綿作業主任者:1名
足場の組立て等作業主任者:4名
玉掛作業者:3名
ものづくりマイスター(かわらぶき):1名
研削といし取替試運転作業者:1名
一般建築物石綿含有建材調査者:1名
小型移動式クレーン運転技能講習:2名
特徴 リフォーム業
瓦屋根工事業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業
対応エリア

東北地方

アフターフォロー体制 AIG損害保険株式会社の事業賠償・費用総合保険に加入しています。
何かあればご連絡ください。すぐに対応いたします。
やねいろはケア 未対応
代表者 千葉 輝彦
代表者経歴 有限会社千葉商店 代表取締役
宮城県瓦葺き技能士会 所属
1998年3月:東浦町立東浦中学校 卒業
1998年4月:愛知県立東浦高等学校 入学
2001年3月:愛知県立東浦高等学校 卒業
2001年4月:陸上自衛隊 入隊
2008年3月:陸上自衛隊 除隊
2008年4月:有限会社千葉商店 入社
2015年4月:有限会社千葉商店 代表取締役 就任
所在地 〒989-2423
宮城県岩沼市押分字南谷地32-3 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日 7:30~17:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
外壁工事の依頼も可能です。有限会社千葉商店の「かべいろは」掲載記事はこちら