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工事店番号
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「難しい工事こそ積極的に」不屈の精神で日々挑むプロの屋根工事と雨樋修理

小田板金

三重県

三重県板金工業組合

小田板金

小田板金

三重県鈴鹿市下箕田の小田板金は金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や金属系外壁、雨樋修理等の板金工事をメインに行う工事店です。他社がさじを投げる難しい工事なども積極的に引き受けることを信条としており、いろいろな工事に対してお客さまと共に解決の糸口を探る姿勢を大切にしています。

工事店の想い工事店の想い

PERSON 板金職人として40年以上の経験。組合で得た良い人間関係が、仕事の継続を助けてくれた

小田板金

小田板金は三重県鈴鹿市下箕田に拠点を構える板金工事店です。金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)や金属系外壁、雨樋修理等の住宅板金工事全般を手掛けています。屋根リフォームに伴う瓦工事や塗装工事にも窓口となって対応可能です。創業は1968年。代表の小田由紀文さん(以下、小田さん)のお父さんがこの地で板金工事を始めたのが、小田板金のスタートです。

小田さんは幼い頃から家業を見て育ちました。引っ込み思案な性格で、環境が変わるのをすごく嫌がる子どもだったといいます。それが今では三重県板金組合の理事であり副会長、さらに若手職人を育てる三重県板金高等職業訓練校の校長(2024年現在)も務めています。「お客さまとは一生の繋がりを持っていきたい」と、情に厚い仕事をする小田さんに、これまでの歩みや仕事への想いについてお話を伺いました。

「誰かにお膳立てをしてもらわなければ、新しいことを始めない子どもでした。自分の意思がなくてね。中学校の部活見学で、僕は野球部を目指して歩いていたんだけど、友達はテニス部に向かっていて、一緒に歩いていったもんだから僕もそのままテニス部に入ってしまったという、それくらいやりたいことが曖昧で覇気のない子どもでした」

幼少期について尋ねると、開口一番にこのエピソード。地域の板金組合で役職を担い、技術指導者としても活躍している現在の姿とは重ならない子ども時代でした。小田さんは職人のお父さんに勧められるまま工業高校へ進学し、卒業後すぐに小田板金で働き始めます。しかし「することがなかったから家業へ入った」ということで仕事を覚える気は全くなく、仕事をしながら通った職業訓練校でも授業が上の空だったといいます。

そんな小田さんがなぜ40年もこの仕事を続けられたのですか?と尋ねたところ、そこには板金組合という地域で工事店を運営する上で欠かせない組織への想いや、感謝の気持ちがありました。

「組合には40年間付き合っている友人と呼べる人もいます。僕は横の繋がりが持てたので、技術や人付き合いの勉強ができてこの仕事をやってこられました。お客さまへの対応や仕事の仕方なんかは、自分だけで身に付けたものではないんですよ。仲間と話し合って、色んな情報交換をして覚えてきたんです。僕、会社を大きくしたいという願望はあまり持っていなくてね。自分の目の届く範囲で、今後も人との繋がりを大切にしながら仕事をしていこうと思います」

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WORK 専門用語はなるべく使わず、お客さまが理解しやすい言葉で丁寧な説明を

小田板金

三重県鈴鹿市下箕田の小田板金は、金属屋根(ガルバリウム鋼板屋根)やスレート屋根、金属系外壁、雨樋修理等の住宅外装工事を中心に施工します。その他水まわりのリフォーム工事も窓口となって対応している間口の広い工事店です。

小田さんがお客さまとの打ち合わせで気を付けているのは、専門用語を極力使わずに説明をすること。専門家にとっては柱と梁(はり)は全く違うものですが、お客さまは全てを柱と言う人も多いそう。しかし、小田さんはそこであえて梁だと指摘せず、お客さまが理解している言葉のまま説明をします。

「説明中に専門用語で言い直すと、かえってお客さまが混乱してしまいます。打ち合わせの中で話すうちにお客さまが建物をどう捉えているのかがわかるので、お客さまの理解をじゃましない言葉を使って説明します」

実際の屋根工事の事例では、築20~25年ほどの住宅の急勾配のコロニアル屋根(※1)の修理が上がりました。外装の全体的なメンテナンスをしている最中の住宅で、小田さんの担当は屋根の雨漏り修理でした。しかし、雨水が溜まるよりも下へ流れ落ちる速度の方が早いほどの急勾配の屋根だったため、小田さんはトップライト(天窓)自体に雨漏りの原因があると判断し、撤去の提案をしたそうです。

「1メートル50センチほどのトップライトからの雨漏りでした。急勾配で構造的に本来なら雨漏りしないはずなので、トップライトを撤去してガルバリウム鋼板(※2)を張るカバー工法(※3)を提案しました。外してみると、コロニアル屋根には使ってはいけない防水シートが使われていて、それが雨漏りの原因だと判明したんです。下地が悪いと良い建物になりません。下地調整に手間をかけると時間はかかりますが、最終的にはそれが早くきれいに仕上がるコツだと思っています。工事の手順としては、垂木と下地の板を設置してから防水シート、そしてガルバリウム鋼板で横葺きのカバーですね。お客さまはそこに住んでいる間、トータルで15年くらい雨漏りで困っていたらしいんです。カバー工法で全てが解消されたと、大変喜んでいただけました」

また、増築した屋根等の特殊なケースの建物の工事にも対応しています。20年ほど前にトイレを増築した家で、増築部分の緩い勾配の屋根に板金が横葺きで張ってあったそうです。本来、横葺きは屋根にある程度の勾配角度があってこその葺き方ですが、その屋根は勾配が緩く雨漏りが起こっていました。

「屋根自体の面積は3畳くらいのものだったんですが、屋根が雨水を流す機能を発揮できず、雨水が逆流している状態でした。さらに増築なので、勝手口の屋根と寝室側の瓦屋根、モルタル外壁、色んな外装材が干渉していてね。モルタルの壁に胴縁(※4)で下地を取り付けたり角波(※5)を張ったりして、どんな台風が来ても大丈夫なように補修しました。既存の屋根材を剥がして耐水合板と防水シートを張り、ガルバリウム鋼板を縦葺きして完成です」

三重県鈴鹿市の屋根工事の特性を尋ねました。三重県は南北に長く、小田板金のある鈴鹿市は北勢地区と称されていて、さらに北へ行くと積雪地域があります。一方で伊勢神宮がある志摩半島は積雪は数年に1度の温暖な地域。このように県内でも気候の差が激しいため、施工の際は天候の違いに注意しているそうです。

「うちのあたりで雨が降っていても、現場は降っていないとか、そんなことがわりとあるんです。また、伊勢湾の方で台風の被害を受けやすいところもあります。海側は台風に限らず風の影響を受けやすく、山側の地域では北陸並みの積雪がありますし、その点を考慮して施工しなければいけません。山と海の地形の違い、そして天候、複雑な条件が混在している感じです。でも最近は屋根材の性能が高くなっていて助かっています。ガルバリウム鋼板は鉄板にメッキがしてある外壁材なんですが、近年では中がアルミの合金メッキになっているので錆(さび)が発生しにくいです」

※1 コロニアル屋根・・・セメントを固めて塗装した板状の屋根材。化粧スレート
※2 ガルバリウム鋼板・・・現在板金材料の主流となっているアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板であり、鉄板よりもさびなどに強い
※3 カバー工法・・・金属屋根の重ね張りをする屋根のリフォーム方法
※4 胴縁・・・壁の板張りやボード張りなどを受けるための下地部材
※5 角波・・・亜鉛鉄板やガルバリウム鋼板に角型の凹凸加工をしたもの

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MESSAGE お客さまと共に修理の方法を探していく。他社で断られた工事もぜひご相談を

小田板金

小田板金では、完工時に全板連(全日本板金工業組合連合会)の保証書の発行、その他写真での仕上がりの確認もしています。しかし、小田さんは住宅工事に大切なのは仕上がりよりも途中経過を確認してもらうことだと考えていて、屋根材を張る前の下地の状態を写真に撮り、完工までに都度お客さまに見てもらうようにしています。

「屋根はお客さまが簡単に見れる場所ではないので、完成写真を見ていただきますが、肝心なのは仕上がりより途中経過なんです。屋根を葺いてしまったら中がどうなっているか見えませんよね。きれいな仕上がりも大切ですが、下地とかの見えなくなる箇所の確認の方が重要だと考えています。もちろん、完工後の不具合には迅速に対応していますのでご安心ください」

最後に「やねいろは」をご覧になっている、金属屋根の劣化や雨漏り修理でお困りのお客さま、そして屋根リフォームや屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。

「小田板金のモットーは『できないこと以外は全部できる』です。私の父からの受け売りでややこしい言葉ですが、どういうことかというと……例えば他の業者さんが断るような修理も、何か方法がないかと探ります。『できないこと』はどうしたら『できるのか』と考えるんです。住宅工事にお困りでしたら、ぜひお声がけください。ご連絡お待ちしております」

不屈の精神で難しい工事に応えてくれる小田板金。それができるのは、小田さんが高い技術とあらゆることに協力してくれる盤石なネットワークを持っているからです。「家業継承は乗り気ではなかった」という少年時代のエピソードは、今となっては見る影もないほどのバイタリティー。40年で培った技術と仕事への熱意。それらをしかと受け止めた取材でした。

(2024年1月取材)

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取材後記

小田板金

豪快だった父からの教え

小田さんは、お父さんを筆頭に昭和始め生まれの職人に対し「エネルギーがすごかった」と感服していました。道楽もできないと仕事もできないという信条を持ち、夕方に仕事を終えてから名古屋まで軽トラを飛ばし飲みに行くお父さん。そんな豪快な遊びっぷりが仕事への活力だったようです。小田さんが持つ、「できないことに立ち向かい、完成へ逆算して考える」という不屈の精神は、この豪快なお父さんのスピリッツを引き継いでいるのだと感じました。

お客さまの家の嬉しいルール

お客さまの中には「家のことで困ったら小田さんに電話する」という家庭内ルールがある家もあるそう。小田さんはそれを聞いた時、とても嬉しかったと顔をほころばせていました。屋根や外壁だけではなく、水まわり工事の相談まで来るというから驚きです。小田さんは、せっかく小田板金を頼ってくれたんだからと責任を持って外注先を探し、しっかり工事を見届けます。仕事は技術のみを頼りにしているのではなく、やはり「人」に頼むものなんだと思いました。

屋根修理・屋根リフォーム事例屋根修理・屋根リフォーム事例(小田板金)3件

屋根修理・屋根リフォーム事例屋根工事(取替) / 雨樋工事(取替)

S.S様 (三重県鈴鹿市)

更新日 2024.03.11

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after

after

建物種別
一戸建て
価格
225〜250万円
施工期間
15〜20日

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屋根工事のクチコミ評価屋根工事のクチコミ評価(小田板金)1件

総合評価

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コミュニケーション star star star star star 5.00
工事の技術 star star star star star 5.00
アフターフォロー star star star star star 5.00
提案力 star star star star star 5.00
価格の満足度 star star star star star 5.00
マナーの良さ star star star star star 5.00
清潔感 star star star star star 5.00
※3.00(★★★)が標準評価点です。

新着クチコミ

I.T様 (女性/三重県/鈴鹿市)

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屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
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塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水
雨漏り

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工事店プロフィール 工事店プロフィール(小田板金)

一番の強み 多くの資格を取得し知識も経験も豊富な代表が、お客さまの悩み事に一緒に解決の糸口を見つけ出し、最後まで責任を持って対応してくれるところ
会社名 小田板金
対応工事
屋根
瓦屋根
金属屋根
その他
雨樋
太陽光
塗装
屋根塗装
外壁塗装
屋上防水
雨漏り
従業員数 社員:1名
保有資格者 一級建築板金技能士:1名
二級建築施工管理技士:1名
建設マスター(板金工)
鉛作業主任者:1名
巻上げ機運転者:1名
丸のこ等取扱従事者:名
研削砥石の取替え等の業務に係る特別教育:1名
高所作業車運転者:1名
職長安全衛生責任者:1名
石綿取扱作業従事者:1名
足場の組立て等作業主任者:1名
玉掛作業者:1名
ものづくりマイスター(建築板金):1名
職業訓練指導員:1名
建設キャリアアップシステム技能者:1名
登録建築板金基幹技能者:1名
ガス溶接技能者:1名
アーク溶接特別教育修了者:1名
フルハーネス型墜落制止用器具特別教育修了者:1名
二等無人航空機操縦士(ドローン):1名
特徴 リフォーム業
金属屋根工事業
その他屋根工事業
雨樋工事業
対応エリア

近畿地方

アフターフォロー体制 あいおいニッセイ同和損保の第三者賠償責任保険に加入済です。
施工内容により全板連型責任施工保証書を発行します。
またご連絡頂きましたら、迅速に対応させて頂きます。
やねいろはケア 未対応
代表者 小田 由紀文
代表者経歴 小田板金 代表
日本建築板金協会 所属
三重県板金職業訓練協会 所属
全日本屋根雨漏り技術技能協会 所属
東海ドローン協会 所属
三重県板金高等職業訓練校 校長
1980年3月:四日市市立朝明中学校 卒業
1980年4月:三重県立四日市工業高等学校 建築科 入学
1983年3月:三重県立四日市工業高等学校 建築科 卒業
1983年4月:小田板金 入社
1983年4月:三重県板金高等職業訓練校 塑性加工科 入学
1985年3月:三重県板金高等職業訓練校 塑性加工科 卒業
2019年8月:小田板金 代表 就任
所在地 〒513-0052
三重県鈴鹿市下箕田4-27-30 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日 8:30~17:00
定休日 日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み)
備考 1989年2月:第11回全板連青年部 全国技能競技大会 入賞
1990年12月:三重県技能競技大会(一級内外装板金の部) 知事賞
1994年2月:第4回日板協青年部 全国建築技術コンクール 3位
1996年2月:第18回全国建築板金競技大会 建築技術の部 6位
2023年11月:優秀施工者国土交通大臣顕彰 受賞
外壁工事の依頼も可能です。小田板金の「かべいろは」掲載記事はこちら