瓦葺き技術に自信あり。「愛媛の屋根なら崇瓦工業に」とうたわれる工事店へ
崇瓦工業
愛媛県今治市大西町の崇瓦工業は、瓦屋根の新築工事、リフォーム・修理を専門に行う瓦屋根工事店です。屋根リフォーム・屋根修理に伴う雨樋修理は窓口となって対応可能。「瓦屋根が好き」と言い切る仕事熱心な代表が、明るい対応で瓦屋根のお悩みを解決します。
工事店の想い
PERSON
大工の父に促されて瓦屋根職人に。仕事を続けるうちに瓦屋根が大好きになった
崇瓦工業は愛媛県今治市大西町に拠点を構える、瓦専門の屋根工事店です。一級かわらぶき技能士資格を保有する職人が、お客さまの要望に寄り添った丁寧で確実な屋根工事を行います。
「子どもの頃ですか、遊んでばっかりの子どもでしたよ。小学校から中学校まで野球をしていましたね」
幼少期の頃の話を伺うと、はにかみながらこう答えてくれた崇瓦工業代表の光永崇宣さん(以下、光永さん)。日に焼けた顔で快活に話すその姿に、屋外での仕事に携わる瓦職人としての姿が重なりました。
「父が大工だったもので、小さい頃から足場の上にいました。14歳の時には、父の会社を手伝うようになりましたね」
このように光永さんは、元々、大工が家を建てる姿に憧れていたそう。しかし家業に入ったものの、大工への道は難しかったそうです。
「当時経営者である父と折り合いが悪くて。父の知り合いの瓦屋さんを紹介されてそちらに移りました。愛媛県は瓦屋根が多いので、屋根工事店が多いんですよ」
「その頃のことを考えると、仕方なかったですね。父とけんかばかりしていたので、父も私も職人気質な性格ですし、父が私に技術を教えるのは大変だったと思います。こうして瓦屋根職人になって、家を建てる仕事に就けたので、結果的には良しとしようかな」
今後は法人化を目指し、仕事の規模をもっと広げていきたいと意欲的です。「愛媛の瓦屋なら崇瓦工業」とうたわれるくらい、地域に根差した屋根工事店として仕事をしていきたいと光永さんは話します。
「現場を徐々に職人たちに任せていくことで、私は一つひとつの案件を細部までしっかり管理できるようになりたいですね。地域のお客さま、欲を言うなら、愛媛全体で頼りにされる瓦屋根工事店になれたらと思います」
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WORK
瓦の選定が得意。家の躯体や屋根下地に合った瓦を選り抜き、お客さまにご提案
愛媛県今治市大西町の崇瓦工業は、瓦屋根の新築工事やリフォーム、修理を専門に行う瓦屋根工事店です。瓦の葺き替えに伴う雨樋修理や塗装などは窓口となって対応しています。
崇瓦工業の強みは、何より光永さんが瓦ひとすじの職人であること。屋根リフォーム・屋根修理の相談には住宅の状態をしっかり見極めて、屋根に適した瓦の種類を説明し提案します。
「手頃な瓦、高価な瓦、色々あるんです。価格の違いが瓦の良し悪しではないので、お客さまの住宅にどんな瓦が合うか、丁寧に説明しています」
また、施工が決まってからまず最初に光永さんが行うのは、近隣住民の方々への挨拶だそう。瓦屋根の葺き替えは大量のほこりが舞う工事なので、事前の日程連絡は欠かせないそうです。
「お客さまがまわるのも大変ですよね。どんな工事?と聞かれても説明に困るでしょうし。それなら、実際に作業をする私たちが訪ねたらいいんじゃないかと思って、そうさせていただいています」
お客さまへの対応はいつもフレンドリー、が信条。施工前の打ち合わせはもちろん、工期中もいつでも話しかけてもらいやすいよう、雰囲気づくりに留意しています。
「何でも聞いてほしいんですよね。今何してるのとか、ここはもっとこうして欲しいとかね。終わってから言われると、職人としては説明もしにくいですし、工事中だからこそ工夫できることもあるので、気になることがあれば早めに相談していただきたいですね。あと、私が気を付けているのは言葉遣い。現場に慣れてきて、気が付くと親しげになってしまうんです。それを良いと言ってくれるお客さまもいらっしゃるんですが、私自身は節度をもってお話するよう気を付けています」
実際の瓦屋根工事の事例では、谷(※1)の修理が挙がりました。雨漏り修理の依頼で現場を点検したところ、谷の銅板部分の穴を発見したそうです。
「屋根に上がって点検したら、すぐに銅板部分の穴を見つけました。谷の銅板は、穴が開きやすい材料なので、このタイプの雨漏り修理は多いですね。まず瓦をよけて、ルーフィングシート(※2)を換えてから板金を乗せて瓦を葺き直しました」
また、瓦の下のルーフィングシートのみを交換する締め替え(※3)もよく依頼される工事のひとつ。瓦を全てよけてから下地材のみを取り換え、再び同じ瓦で葺き直す屋根リフォームの一種です。
「屋根リフォームの依頼があった場合、もちろん、全葺き替えでもかまわないんですが、瓦がまだまだ使えそうなら締め替えの提案もしています。部分的な締め替えもできますしね。3通りくらいの提案をして、お客さまのご予算の都合などで選択していただくんです」
愛媛県今治市のあたりは、気候が穏やかで暮らしやすい地域です。台風の通り道になることはあっても被害はさほど甚大にはならず、瓦屋根工事のしやすい場所だと光永さんは言います。今の瓦は釘で留めるタイプが主流のため、土葺きのみで仕上げていた昔の瓦屋根と比べると、とても丈夫に葺いてあるのです。
※1 谷・・・屋根面と屋根面のつなぎ部分のうち、文字通り「谷」になっている部分。水が流れる排水機能を持つがゆえに、屋根で最も雨漏りがしやすい部位
※2 ルーフィングシート・・・屋根材の下に敷く、防水シート
※3 締め替え・・・既存の瓦をそのまま利用して、屋根下地だけを新しくする工法
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MESSAGE
瓦に特化している専門職人だからこそできる目利き。心配ごとは点検で明らかにして安心を
崇瓦工業は、完工後のフォローも行っています。瓦屋根の葺き替えや修理後に気になる箇所が出てきたら、遠慮なく連絡をしてくださいとのことです。
「手直しが必要にならないよう、丁寧に仕事をしています。でも万が一、不具合や『なんか気になる』なんて場所を見つけたら、すぐに連絡をくださいね。点検にまいります」
最後に「やねいろは」をご覧になっている、瓦屋根の劣化でお困りのお客さま、そして屋根リフォーム・屋根修理を検討しているお客さまへメッセージです。
「瓦ひとすじでやってきたので、瓦屋根に関しての技術は自信があります。特に菊間瓦(※4)の扱いには慣れているので、ご相談いただけたら嬉しいです。瓦屋根で心配ごと、お悩みごとがありましたら、気軽に点検依頼をしてください」
光永さんは、14歳、中学生の頃から住宅工事現場へ出入りをしていたそう。瓦屋根職人としてのキャリアは20年以上の大ベテランです。現場でのお客さまとのコミュニケーションを大切にしているとのことで、取材中も冗談を言いながら終始明るく質問に答えてくださいました。「何を聞いてくれてもいいですよ」という大らかな雰囲気は、きっとお客さまとの打ち合わせでも同じに違いない、そう実感した取材でした。
※4 菊間瓦・・・愛媛県今治市の菊間町で生産されている瓦。耐久性や防水性などの機能面と見た目の美しさを兼ね備えており、住宅はもちろん寺社仏閣にも用いられる
(2021年7月取材)
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工事店プロフィール(崇瓦工業)
| 一番の強み |
瓦屋根一筋で腕を磨いてきた代表が、お客さまの要望を元に住宅の状態に合った適切な施工を提案できるところ |
| 会社名 |
崇瓦工業 |
| 対応工事 |
|
| 従業員数 |
社員:3名 |
| 保有資格者 |
一級かわらぶき技能士:1名
二級かわらぶき技能士:1名
巻上げ機運転者:1名
職長安全衛生責任者:1名 |
| 特徴 |
リフォーム業
瓦屋根工事業
その他屋根工事業 |
| 対応エリア |
四国地方
|
| アフターフォロー体制 |
三井住友海上火災保険株式会社の建設業総合賠償責任保険に加入しています。
近所を通りかかったときには見させていただいております。
完工後に気になる箇所があれば、遠慮なくご連絡ください。すぐに対応いたします。 |
| やねいろはケア |
未対応 |
| 代表者 |
光永 崇宣 |
| 代表者経歴 |
崇瓦工業 代表
1996年7月:大誠興産株式会社 入社
1998年3月:菊間町立菊間中学校 卒業
2001年3月:大誠興産株式会社 退社
2001年4月:渡繁窯業有限会社 入社
2004年4月:渡繁窯業有限会社 退社
2004年5月:崇瓦工業 創業 代表就任 |
| 所在地 |
〒799-2202
愛媛県今治市大西町紺原34-3
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| 営業時間 |
毎週月~土曜日 8:00~18:00 |
| 定休日 |
日曜日、祝日、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)、夏季休業(お盆休み) |
| 備考 |
1996年4月:光永建設 入社
1996年6月:光永建設 退社
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