自社瓦への知識、その瓦に合った施工方法。この2つに絶対の自信あり

マルスギ株式会社(北関東営業所)

栃木県 佐野・小山

マルスギ株式会社(北関東営業所)

マルスギ株式会社は、大正2年創業の陶器瓦メーカーです。前身は陶器製造業でしたが、その後時代の流れに合わせて瓦製造・販売と事業形態を変えて現在の姿に。北関東営業所では、瓦販売を軸に、瓦屋根工事、太陽光発電アドバイザーによる太陽光パネル設置工事に関して対応可能です。

工事店の想い工事店の想い

PERSON不意に訪れたマルスギへの入社。営業で得たコミュニケーション力を、屋根修理でも活かす

マルスギ株式会社は、愛知県に本社を構える陶器瓦のメーカーです。会社のはじまりは1913年創業の丸杉製陶株式会社。主に、火鉢(コンロ)製造を行っていました。世間のガスコンロの普及に伴い、火鉢の重要が著しく低下してきたところで、経営陣は当時市場が盛んになってきていた建築業界に目を向け、陶器瓦の仕入れ販売をするようになりました。加えて、同時期には自社にトンネル窯を設置し、瓦の製造もスタート。現在は、国内向けの瓦製造だけにはとどまらず、約20年前から開始した海外(主にアジア圏)への瓦の輸出にも力を入れています。
マルスギ株式会社が屋根リフォーム・屋根修理を引き受けるようになったのは、2011年の東日本大震災がきっかけです。当初は、瓦メーカーが屋根工事業に参入すると、地元の屋根工事業者の仕事を奪ってしまうのではないかという懸念がありましたが、東日本大震災の瓦屋根・住宅倒壊の被害のときは、そのようなことは言っていられない状況だったそうです。

2018年現在、マルスギ株式会社の拠点は、営業所の他、工場や物流センターを含め8ヶ所あります。今回、お話を伺った栃木県小山市のマルスギ株式会社北関東営業所(以下、マルスギ北関東営業所)では、瓦販売の他、瓦屋根工事、太陽光パネル設置工事に対応しています。
マルスギ北関東営業所をまとめている、所長の塚原秀明さん(以下、塚原さん)に幼少期からのあゆみを伺いました。

「生い立ちですか。子どもの頃はスポーツばかりしていましたよ。困ったなあ。何を話しましょうか。他の皆さんは何を話しているんでしょうか」と、塚原さん。取材の冒頭では、自身のことを話すのは照れくさそうにしていました。しかし、快活な雰囲気と気持ちの良い声のトーン、これは活発な少年時代だったのではないかという取材スタッフの予想の通り、小学校時代はサッカー、中学校では野球、そして高校では空手と、多彩なスポーツ経験がありました。また、当方とのジェネレーションギャップに盛り上がった場面もあり、取材は終始和やかなムードで進行しました。

スポーツ少年だった塚原さんは高校卒業後、祖父や親が旅行会社を経営していた影響で旅行業を学ぶ専門学校へ進学しました。当然、卒業後はその旅行会社で働くつもりでしたが、塚原さんが20歳の時に父が病に倒れ、その会社へ入社ができなくなるのです。
「親の会社へ入社できなくても、旅行業界へ就職がしたかったのですが、色々と事情が重なってそれはかないませんでした。別の親戚が実家から通える場所に飲食店を経営していたので、そちらに勤めました。少し手伝うつもりが10年勤務です。長いですよね」
親戚からは、独立して飲食店を経営したらどうかという勧めもありました。塚原さんは、それも1つの選択肢と考える一方で、どこかで「世間知らずな自分」を憂いていたそうです。
「真面目に働いていましたが、身内の会社でしたから、狭い環境にいる感覚が拭いきれませんでした。頭の片隅に、いつも『外に出た方が良いのではないか』という考えが渦巻いていまして。そして真剣に自分と向き合った結果、飲食店経営をして生きていくビジョンを思い浮かべてもピンとこなかった。違う職種に就くべきだと考えて、建設機材のレンタル会社に転職を決めました」
その会社には営業職として採用。しかし、配属されたのは建設機材レンタルの営業ではなく、新設された介護福祉事業レンタル業の営業部でした。「そこでは、ケアマネージャー職の女性相手の仕事が大半でした。女性は話し好きな方が多いので、営業職としてお客さまとの話し方や関わり方など、沢山勉強させていただきました。介護業界なので、当然お年寄りやそのご家族のお相手もあります。その会社に勤めた4年間は、人との関わりの何たるかを肌で感じた期間でしたね」
10年に渡る飲食店勤務から一転、企業でのサラリーマン生活。そこで他人との摩擦を知り、営業職としての経験を積みました。そして4年経った頃、漠然と違う業種の営業職もやってみたいと考えるようになります。
「ふと、思い立ってハローワークへ行った時に見つけたのがマルスギ株式会社でした。すみません、少しもドラマティックではないですね。でも、もうすぐ入社して10年経ちます。ここまで勤めてこられたので、何か縁があったのだと思います」
そのような経緯で、塚原さんがマルスギ北関東営業所に入社したのは2008年。入社してから、1番苦労したのは、瓦の種類を覚えることだったそうです。
「営業マンとしての経験はあっても、売る物が前職とは全く違うわけです。瓦を全部覚えるのに3年かかるなんて言われながら、必死に勉強しました。周りに迷惑をかけるのが怖くて、知ったかぶりも当然できません。先輩社員に教わったのはもちろん、お客さまである屋根リフォーム店さんと職人さんに、質問ばかりしていましたね。特に職人さんは仕事や技術へのプライドが半端じゃないので、無知な私がきちんと確認をしないで仕事に手を出すと、すごく怒られました。でも逆に『わからないので、教えてください』と素直に伝えると、弟子を育てる感覚が働くのか快く教えてくれました」
そんな風に、真面目で必死な塚原さん。5年ほど前にマルスギ北関東営業所の所長に就任し、現在に至ります。これからの会社としての展望は?という問いに次のように答えてくれました。
「屋根の不具合に困っているお客さまに、協力工事店とともに解決策を提供していきたいです。そして、お客さま、屋根リフォーム店、私たちで相談して、お客さまの納得いく施工方法や屋根瓦を提供できるようにします。幸い、前職の営業経験から、屋根リフォーム店さんやお客さまと話すことが大好きです。お客さまからも屋根リフォーム店さんからも『このメーカーさん、頼りになる』と思われたいですね」

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WORK頼りになる太陽光アドバイザーの在籍。瓦以外にも、主力となりうる屋根リフォームを増やしたい

マルスギ北関東営業所では、瓦販売の他、瓦屋根工事、太陽光パネル設置工事に対応しています。今後は、既存の工事に加え、外壁や雨樋工事なども屋根リフォーム店と協力して引き受けていきたいと意欲的です。

マルスギ北関東営業所の強みは、瓦配達作業の連携の良さ、太陽光に関するアドバイザーがいることだと塚原さんは言います。
「私たちが屋根リフォーム・屋根修理を請け負った際、自社の瓦をメーカーが直接現場へ届けられるのが強みですね。屋根リフォーム店さんへの不足材料への対応も迅速に行っているので、屋根工事が長い期間ストップするという事態を避けられます。あと、太陽光パネル設置工事については専門家がいるので、相談から施工まで、自信をもってお受けできます」
さらに、「メーカーならでは強みとして、瓦の製品知識、施工知識があります。屋根に適した瓦・屋根材の選別、これまでの施工例を生かした施工方法の提案など、自社製品を知りつくしているメーカーだからこそできることがあります」とのこと。

塚原さんが仕事をする上で1番大切にしているのは、お客さまとのコミュニケーション。
「屋根リフォーム・屋根修理のこと、材料の屋根瓦のことを、説明書やガイドラインの型どおりに説明するのではなく、お客さまに理解できる言葉、自分の言葉で伝えるように心がけています。お互いに納得した上で、工事に取りかかりたいです。近江商人の『三方よし』の考え方ですね。お客さま、私たち、屋根リフォーム屋さんや近隣の方々、皆が幸せになれる仕事をしていきたいです」
次に、最近の雨漏りの原因の事例として、銅板屋根の腐食による雨漏りや、軒の一文字瓦(※1)の下に葺いた銅板の腐食による雨漏りをあげてくれました。それは、雨の酸性化が原因ではないかと塚原さんは推測します。
「丁寧に施工していても、結局は人の手による仕事なので、自然現象にはかなわないですよね。一文字瓦の下に葺く銅板は、経年の色の変化がとても味わい深いですが、耐久性を求めるなら銅板ではなく、すべて瓦で施工した方が良いのかもしれません」
また、他社の施工不良による雨漏り事例にも興味深いお話がありました。
「最近聞いた話なのですが、板金屋根の施工でけらば部(※2)に捨て水切り(※3)が入っていないものがあったそうです。本来あるべきはずの捨て水切りがなく、ルーフィング(※4)だけで雨仕舞(※5)にしようとしているのです。うまく雨水を下へ誘導できなかったため、十数年経過するうちに中の木が腐っていたそうです。残念ながら、それはプロの仕事ではないなと思いますね」

最後に、気候に沿った屋根リフォーム・屋根修理の工夫について伺いました。
ここ栃木県小山市には厳しい気候特性はなく、建材メーカーの出している基本的なマニュアルで施工ができる地域だとのこと。ただ、宇都宮から北の地域は凍害対策として、軒先とけらば(※2)側1段目のみに止水性の高い粘着ルーフィングを用います。さらに、最近の傾向としては、突然の積雪に備えた雪止め金具の設置が施工の標準となってきているそうです。

※1 一文字瓦…軒用の瓦。端が真っ直ぐ(一文字)になっている。
※2 けらば部…雨樋がついていない屋根の部分
※3 捨て水きり…けらば部からの漏水を防ぐもの
※4 ルーフィング…屋根材の下に敷く、防水シート
※5 雨仕舞…雨水を雨樋や地面に誘導する構造

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MESSAGE製品の安易な優劣比較はしない。瓦の長所を生かした提案で、お互いに納得尽くの施工を

最後に「やねいろは」をご覧中の、屋根不具合でお困りのお客さま、そして屋根修理や屋根リフォームを検討されているお客さまへメッセージです。
「私たちが自社製品の瓦を使って行う屋根リフォーム・屋根修理は、もちろん施工品質に自信があります。それは、屋根瓦の特徴をしっかりと理解しているからです。もし、お客さまから屋根瓦についてのお問い合わせがあれば、何でもお答えいたします。ただ、私たちは安易な製品比較をしないようにしています。瓦によって特徴は一長一短です。短所を見て切り捨てていくのではなく、製品の長所と特徴を説明しますので、納得した上で選定していただきたいですね。あと、ご自宅の瓦屋根に不具合がある場合は、現地調査もさせていただきます。最近はお客さまも研究熱心です。こうしたい、こうしたくないという提案があれば、お気軽にご相談くださいね」

自社の屋根瓦に対する見識は、やはりメーカーならでは。マルスギ北関東営業所に屋根の相談をすると、建物の構造、周辺の気候や環境も熟考して、きっと案件に最適な屋根瓦、施工方法を提案してくれるでしょう。また、営業所長である塚原さんの「お客さまと納得いくまで話したい」という姿勢は、「雨漏りをどこに相談したらよいのかわからない」と、焦るお客さまの心情をやわらげてくれるはずです。今後は瓦の販売はもちろん、必要な地域には屋根リフォーム・屋根修理も提供できるような組織づくりを目指しているとのこと。マルスギ株式会社北関東営業所は、今後の活躍が期待できる会社と感じた取材でした。

(2018年6月取材)

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一番の強み 瓦メーカーだからこその製品知識・施工知識があり、高い品質での工事ができるところ。また、瓦メーカーだからこそお伝えできることをお客さまへ丁寧にお伝えするところ。
会社名 マルスギ株式会社(北関東営業所)
対応工事
  • 屋根工事
  • 樋工事
  • 太陽光工事
  • 塗装工事
  • 瓦屋根
  • 金属屋根
  • 陸屋根
  • その他
  • 外壁塗装
  • 屋根塗装
従業員数 社員:5名
建設業許可 瓦:マルスギ株式会社
シングル:伊藤忠建材株式会社
樋/板金:株式会社宝建材
特徴 屋根工事業
板金工事業
太陽光工事業
対応エリア

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アフターフォロー体制 施工後に、異常などあれば迅速に対応します。
代表者 杉浦 英行
代表者経歴 マルスギ株式会社 代表取締役 杉浦英行
2006年4月:マルスギ株式会社 入社
2010年4月:マルスギ株式会社 常務取締役就任
2013年12月:マルスギ株式会社 代表取締役就任

所在地 〒323-0805
栃木県小山市向野字上野原981-7 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~金曜日 8:00~17:00
定休日 土曜日、日曜日、夏季休業(お盆休み)、年末年始休業、大型連休(ゴールデンウィーク)

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