屋根技術とフットワークで勝負。何事にもプラスアルファを信念に

有限会社ホソネプラス

埼玉県 川越・さいたま

有限会社ホソネプラス

有限会社ホソネプラスは、埼玉県を本社とする屋根工事全般の工事店。前身は創業明治20年の瓦製造会社です。時代の流れと共に、業務内容も小規模な瓦製造から工事業へと変化。現在は、太陽光パネル設置や外壁の金属サイディング、屋上緑化など、多岐に渡る工事に対応できます。

工事店の想い工事店の想い

PERSON今、身にしみる「人に伝える難しさ」。父と恩師の背中を追い、これからも学び続ける

有限会社ホソネプラス(以下、ホソネプラス)は、平成29年に埼玉県加須市に本店を、埼玉県さいたま市緑区に営業所を構える屋根工事店です。会社の前身は創業明治20年の瓦製造会社ですが、現在は屋根工事業専門。4代目代表取締役の細根諭さん(以下、細根さん)は、先代である父から平成10年に瓦屋根工事店「細根瓦工業」を引き継ぎ、平成17年に屋号を「有限会社細根瓦工業」に変更。そして、平成26年に「ホソネプラス」と現在の屋号になりました。会社名を改めたのは何故か。その経緯も聞きながら、細根さんの幼少期からのあゆみを伺いました。

「体育が大好きで、典型的な外遊びが好きな子どもでしたね。野球を小学校から中学まで続けました。本当はサッカーがやりたかったけど、クラブが無かったんです」
野球の思い出は?と尋ねたところ、即答で「あの頃は根性論の時代」とひとこと。
「練習は厳しかったです。今では御法度ですが体罰もありましたし、水を飲むなってのは当たり前。苦行にどこまで耐えられるかを競っていた気がします。屋根工事はラクな仕事ではないので、体力的にきつくなると子どもの頃の野球の練習を思い出します。まだ頑張れる、なんてね。きつかったけど、私にとってあの時間は無駄ではなかったですね」
高校進学後は、運動神経の良さを生かし助っ人で色々な部に参加。人気者だったのでは?という問いに細根さんはこう答えました。
「助っ人で色んな部に、というと聞こえはいいですが、きっと体力を持て余していたんですね。何かしていないと落ち着かない。幼い頃と変わりませんよ。高校生の時もとにかく家にいなかった。友達と過ごすのが当たり前で、それが楽しくてしょうがなかったです」
高校時代、細根さんにはかけがえのない出会いがありました。同年代の友人のエピソードが上がるのかと思いましたが、それは意外にも体育教官だった男性教師。細根さんのあまり良くなかった素行を見逃しつつ、そして叱りつつ、いつでも愛情深く接してくれた人物です。
「元柔道の国体選手だったらしく、強いなんてもんじゃなかったです。悪さをする度にぶっ飛ばされていました。約束を破った時の形相は鬼でしたね。それでも、どれだけぶっ飛ばされても嫌いにはならなかった。先生と私の間に信頼関係と愛があったんだと思います。今、自分が仕事で若い人に接する際、先生のことが頭によぎります。頭ごなしに叱っても、自分にはついてきてくれない。先生だったらどう対処するんだろうって。今も、先生には正月に一升瓶を持って挨拶に行きます。この年になっても頭が上がりません」

高校卒業後は専門学校に進学。細根さんの父の勧めにより、電気工事科で学びました。専門学校卒業後は電気工事会社へ就職しますが、母の死をきっかけに父が経営する細野瓦工業を手伝うようになります。
「母が亡くなった後、父は自分で弁当を作って、1人で現場へ行って1人で帰宅して1人で夜を過ごしていました。そんな姿を見て『手伝いたい』と思ったんです。実際には、父と一緒に働き始めると、そんな美談では済まなかったですけどね。仕事中は厳しく指導されました」
そうして、父から瓦屋根工事の技術を教わるうちに、細根さんの気持ちに変化が現れます。「手伝う」が「この仕事で一人前になりたい」という決意へと変わっていったそうです。
「父は私を一人の作業員として扱いました。職人として育てようとしてくれたんだと思います。ただ、言葉のきつい人だったので、叱る時になるとさらに遠慮がなくなるんですね。相手が息子だったから余計にそうなったのかもしれません。たくさん喧嘩もしましたが、次第に作業だけではなく経営面のことも任せてくれるようになりました」
そして、平成10年に細根さんは細根瓦工業を引き継ぎ、代表取締役に就任します。やがて事業形態の変化に伴い、平成26年に屋号を「ホソネプラス」に変更する次第となりました。

最後に、ホソネプラスの今後の展望を伺ったところ、まずは、細根さんに代替わりしてからの社名変更について話をしてくれました。
「社名を細根瓦工業から『ホソネプラス』に変えたのは、屋根瓦工事1本だった父の業務内容が、私の代になって変わってきたからなんです」
細根さんの父は、屋根瓦工事一筋の職人でした。独学で施工技術を学び、自分の腕1本で会社を切り盛りしていました。しかし細根さんは、会社を引き継いだ当時は、阪神・淡路大震災などの影響や時代の変化により、瓦屋根工事が減少している頃でした。瓦屋根主体の工事だけでは仕事が少ない、今後はどうにかしなくてはならないと考えざるを得なかったそうです。
「そんな時に、瓦屋根以外の技術を持つ板金職人さんや、サイディング工事ができる職人さんと出会いました。その人たちと一緒に仕事をするには、金属屋根の仕事も私が受注しなければなりません。自分の持つ屋根瓦工事の技術、自分にはない技術を持った職人さんたちとの出会い、色々なことがプラスになってきたので、これから仕事をとるぞと奮起して社名を改めたんです。私も、工事技術の他に営業手腕も磨かなければならないし、売上も、人脈も、すべて今あるものにプラスアルファがほしい、いつまでもプラス思考でありたい、そう考えて『ホソネプラス』と名前を決めました」
ただ、やはり奮起と決意の影には常に苦労がありました。施工技術の統一やレベルの向上、人間関係、資金繰り、経営者としての悩みは尽きません。
「会社経営のことも大変なんですが、最近思うのは、自分の考え、すなわち会社の工事の基準を職人たちに理解してもらうのは、本当に大変だということ。主に作業工程のことなんですけど、伝えたつもりでも伝わっていない。かと思えば、言葉以上の解釈をされてしまう場合もあります。でも、そこで悩んでいられません。これからは屋根と今までの外壁サイディングだけではなく、もっと仕事の幅を広げたい。『それ、できません』と言いたくないんです。その新しい展望に辿りつくためにも、私が自分の考えを皆に伝える努力をしなければなりません。社内の技術向上と連携が、これからも課題になり続けるでしょうね」


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WORK自分で屋根リフォームの範囲を狭めない。高速道路も有効利用して、職人の機動力を高める

有限会社ホソネプラスは、埼玉県の加須市と緑区を中心に屋根修理や屋根リフォームなど屋根全般を請け負う工事店です。現在は、屋根工事だけではなく、太陽光パネル設置や外壁の金属サイディング、屋上緑化など、多様なニーズに対応可能。今後も事業の拡大を目指し、社内の技術向上に余念がない躍進的な工事店です。

ホソネプラスの強みは?と尋ねたところ、細根さんはこう答えてくれました。
「私たちの強みは、若い職人が多くフットワークが軽いこと。機動力では他に負けません。彼らの動きを邪魔しないように、私は職人の移動に交通費を絞らないことにしています。時間短縮になるなら高速道路を使って、その分現場の作業に時間を費やしてほしい。『そんな遠くまで行けない』と屋根工事依頼を断ると、仕事の範囲がどんどん狭まってしまいます。数万円の高速道路代は仕事で取り返す、ここ何年かはその考えが私の中で当たり前になりました。これは、自分の代になって仕事を重ねていくうちに芽生えてきた想いですね」
その他の強みは、ホソネプラスの職人全員が、屋根工事と外壁工事の技術を併せ持っていること。そのため、屋根工事(金属屋根含む)と外壁工事の2つを請け負った場合、同じ職人が作業を続行することができます。
「それも、私が会社として自信を持っている部分です。うちに入社してもらったからには、仕事がまんべんなく出来るよう、戦力として育てます。そうすると、得意不得意を考えずに、全員で現場のスケジュールが組めます。お客さまが直に感じる利点ではないかもしれませんが、社内の連動の良さは、お客さまの満足に近づける武器です。社内的には、もしかしたらそれはフットワーク以上の強みかもしれません」

次に、仕事をする上で大切にしていることを尋ねると、細根さんの真面目さが垣間見える回答が。
「当たり前のことを、きちんとやる。……私の表現だと、こういう言い方しかできないなあ。お客さま目線とか、挨拶とか、それは私にとっては当然のことなので、改めてこれが大切だという説明がしにくいですね。ただ、最近思うのはその『当たり前』をやるのが一番難しいということ。常識や当然は人によって違うので、例えば、私たちが良かれと思って工事前に近隣に挨拶へ行っても、お客さまの事情によってはそうしてほしくない場合もあります。最終的には、お客さまの要望に沿うこと、これに尽きるのかもしれませんね」

最近の屋根修理や屋根リフォームに至った雨漏り事例については、経年劣化によるものが多いとのこと。ただ、屋根の劣化については、細根さんならではの考えがあるようです。
「屋根は見えない場所ですし、後回しになるのもしょうがないんですが、瓦でも金属屋根でも最近は屋根の手入れが不十分ではないかと感じています。職人として言わせていただくと、雨漏りしてからでは遅い。屋根リフォームを検討するのは、大抵は屋根材の一部が落ちてきたとか、雨漏りしたとか、そんな時ですよね。でも、定期点検をして適切なケアをすれば、屋根はもっと長持ちすると思います」
具体例としては、勾配の緩いスレート屋根の毛細管現象(※1)による雨漏りに対処した事例をあげてくれました。屋根材の表面にはどこにも不具合がないのに雨漏りをする場合は、経年劣化により、スレートの重なり部分(※2)の隙間が狭くなっている恐れがあります。その毛細管現象の事例に対しては、ルーフィング(※3)も劣化していたので、カバールーフ(※4)で覆うカバー工法で対処したそうです。

ここ埼玉県加須市の屋根工事に関連する地域の特性については、比較的温暖な気候のため、特に強風や潮風といった気候が原因の屋根トラブルは見受けられないとのこと。
「ただ、埼玉県川口市は住宅密集地なので、気候のことより近隣への配慮に気を回しますね。作業時間や粉塵など、施工方法よりも段取りを重視します。また、雪止め金具の取り付けを標準で行っています。住宅密集地では、落雪して隣家に迷惑をかけてしまう場合があります。万が一のことを考えて、雪止め金具の設置を標準にしています。」

※1 スレート屋根の毛細管現象…屋根材が重なる部分の隙間が狭くなり、本来なら下へ落ちるはずの雨水が逆流して屋根材の重なり部分へ流れ込んでしまうこと。
※2 スレート部分の重なり…屋根材であるスレートは、本来は重なり部分に適度な隙間が空いているもの。その隙間により屋根にあたった雨水が下方へ流れ、屋内への水の侵入を防ぐ。(経年劣化によりその隙間が狭くなったり、苔の発生によって隙間がふさがれたりするので、定期点検が必要)
※3 屋根材の下に敷く、防水シート
※4 金属屋根材の一種

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MESSAGE営業トークや押し売りはしない。お客さまがピンとくる屋根リフォームの打ち合わせを行う

ホソネプラスのアフターサービスについて伺ったところ、「電話一本で、呼ばれたら行きます。と、言い切りたいところですが、天候や作業の状況により遅くなる場合もあることをご了承頂けるとありがたいですね。でも、フットワークの軽さが売りのホソネプラスなので、なるべく早く駆けつけるよう努力致します」と若い職人集団ならではの気持ちの良い答えが返ってきました。

最後に「やねいろは」をご覧になっている屋根トラブルをお抱えのお客さま、そして屋根リフォームをお考えのお客さまへメッセージをお願いしたところ、細根さんはこう言いました。
「私たちの会社のアピールポイントですか。そうですね、私は絶対に押し売りをしません。お会いして、雨漏り現場を見せていただいて、見積もりを出して、話をして、それで決まらなかったらもうしょうがないかなと思います。お客さまが私に会ってピンとこなかったら諦めるしかないですね。もうひと押しのための営業トーク、それをしないのがもしかしたら私のポリシーなのかもしれません。ただ、予算の相談には乗ります。この価格ならこの屋根工事という提案はもちろんできますよ」

インタビューの最中、終始「私はこう思います」とはっきり意見を述べていた細根さん。仕事への想い、従業員へ対応、そしてお客さまへの配慮。その全てに揺るぎない信念があるのがわかりました。そんな代表取締役が率いる、有限会社ホソネプラス。若い職人を抱えたこの屋根工事店は、既存の屋根工事技術に加えて、外壁工事や金属屋根の新たな技術向上を成し遂げ、ここ埼玉県加須市と緑区を中心に会社を発展させていくに違いありません。


(2018年5月取材)

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工事種別: 屋根工事(補修)

価  格: 0~5万円

施工長さ: 0~25m

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屋根工事店プロフィール屋根工事店プロフィール(有限会社ホソネプラス)

一番の強み 社員全員が、屋根工事(金属屋根含)から外壁工事に至るまで同じレベルで施工ができるところ
会社名 有限会社ホソネプラス
対応工事
  • 屋根工事
  • 樋工事
  • 太陽光工事
  • 塗装工事
  • 瓦屋根
  • 金属屋根
  • 陸屋根
  • その他
  • 外壁塗装
  • 屋根塗装
従業員数 社員:10名 専属外注:5名
建設業許可 屋根工事業(埼玉県知事許可(般―23)第65699号)
土木工事業・左官工事業・板金工事業・塗装工事業・防水工事業・建具工事業(埼玉県知事許可(般―26)第65699号)
タイル・れんが・ブロック工事業・ガラス工事業・熱絶縁工事業・石工事業(埼玉県知事許可(般―26)第65699号)

保有資格者 ・二級施工管理技士:1名
・足場の組立て等作業主任者:6名
・石綿作業主任者:1名
・自由研削砥石特別教育修了者:4名
・巻上げ機(ウインチ)運転特別教育修了者:3名
・丸のこ等取扱い作業従事者:5名
・玉掛作業者:1名
特徴 屋根工事業
樋工事業
外壁工事業

対応エリア

埼玉県

  • 川越・さいたま
  • 本庄・熊谷
  • 越谷・草加
  • 久喜
アフターフォロー体制 日本商工会議所業務災害補償プランに加入しているため、屋根リフォーム後に何かあっても対応することが可能です。
※川越市からお問い合わせを頂いた場合、距離の関係で検討させていただく場合がございます。ご了承くださいませ。
代表者 細根 諭
代表者経歴 有限会社ホソネプラス 代表取締役
1991年3月:県内高等学校 卒業
1991年4月:県内専門学校 入学
1992年3月:県内専門学校 卒業
1992年4月:電気工事会社 入社
1994年3月:電気工事会社 退社
1994年4月:細根瓦店 入社
1998年7月:細根瓦工業 社名変更及び代表就任
2005年7月:有限会社細根瓦工業 代表取締役就任
2014年4月:有限会社ホソネプラスに社名変更

所在地 〒336-0973
埼玉県さいたま市緑区南部領辻3710 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日 8:00~19:00
定休日 日曜日、祝日、お盆、ゴールデンウィーク、正月

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