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明治25年創業の老舗屋根工事店。伝統と安心の技術をお客さまへ届けたい

合名会社石井瓦店

合名会社石井瓦店

合名会社石井瓦店は、創業明治25年。3代にわたり屋根工事業、2代目からは屋根瓦製造にも携わり、現在は鬼瓦の製造も可能です。横須賀市の建築系会社で結成されている「横須賀安心リフォーム会」の会員で、屋根リフォーム工事の他、住宅工事全般の相談窓口にもなっています。

工事店プロフィール工事店の想い

PERSON幼い頃から身近にあった屋根瓦。家業の屋根工事店を継ぐ意識は、当然のように養われた

合名会社石井瓦店の常務取締役、石井基也さん(以下、石井さん)は、鬼瓦製造の技術者の「鬼師」であり、かわらぶき技能士。現在は、代表である父の石井郁也さんと共に、創業明治25年の歴史ある会社を切り盛りしています。主に屋根工事全般の施工、「横須賀安心リフォーム会」を介して住宅リフォームの相談も受け付けています。

そんな歴史ある石井瓦店の石井さんに、幼少期から現在までのお話を伺いました。
「将棋やゲームが好きでした。でも家の中だけではなく、友達と虫捕りや野球やサッカーもしましたし、近所の山を駆け回って遊んでいましたね」
好きな科目は?の問いに「図工や美術が得意でした。プラモデルも得意で、手仕事好きは、今も昔も変わりません」と懐かしそうに答えてくれた石井さん。さらに、音楽も好きで、それは琵琶法師であり、セメント瓦製造者でもあった祖父ゆずりではないかという話。芸術肌であるエピソードを伺い、挨拶の時から感じていた、穏やかな物腰と語り口に思わず納得しました。

中学・高校生時代には、すでに家業である屋根工事店の手伝いをしていました。瓦運びや配達の助手ですが、屋根に上がって道具持ちをした時は、子ども心に興奮したそうです。美術の授業で木彫りの作品に鬼瓦のモチーフを彫り込み、それが作品展で賞を獲得するほどの出来栄え。さらに、見本に使った写真の鬼瓦を調べ、それが法隆寺のものだと突き止める探求心。鬼瓦への好奇心は、この頃にはすでに石井さんの中に育っていたのです。

高校卒業後は、奈良県の大学に進学。偶然にも奈良に本葺き瓦・鬼瓦の製造会社があることを知り、在学中はそこで鬼瓦製作の技術を学びました。それは、決して誰かから強いられたわけではなく、石井さん自身が、鬼瓦に興味を持っていたからです。
「大学では、宗教学や語学を学びました。鬼瓦を学ぶために奈良の大学を選んだわけではなく、鬼瓦の勉強と修行は、学生時代の副産物ですね。今考えると不思議ですが、やはり瓦に携わる運命だったのかもしれません」
さらに、石井さんから鬼瓦に関する興味深いエピソードを聞きました。「夏目漱石の『夢十夜』の中に、天才仏師の運慶が、『私は、木の中に埋まっている仏像を彫り出しているだけ』と言っている場面があるんです。鬼瓦を作っていると、その感覚がわかる気がします。粘土の中からモチーフを引っ張り出す感じ。確固たるイメージや計算をもとに、外側から作ろうとすると、なぜかうまくいかないんです」。単なる屋根瓦とは、一線を画する存在感の鬼瓦。製作者が粘土をこねる段階で、すでに神様がそこに宿る準備をしているのかもしれません。

卒業後は実家へ戻り、石井瓦店へ入社。不思議にも石井さんの入社後、すぐに鬼瓦も含めた屋根葺き替えの発注が舞い込み、奈良で身に付けた鬼瓦製造の技術を生かすことができました。その後も、2年に1度ほどのペースで鬼瓦の注文がありました。ただ、鬼瓦の製造には1か月~3か月ほどかかり、加えて、当時は奈良の工房と窯を借りに行かなければなりませんでした。始めは長期滞在で奈良へ行っていましたが、社内の仕事は屋根工事やリフォーム工事の実作業、営業など山ほどあります。次第に、奈良から粘土を持ち帰り、形を作り、それをまた奈良に届けて焼くという、奈良と横須賀の往復を繰り返すやり方になったそうです。

石井さんは、自身の持つ鬼瓦・本葺き瓦製造の技術と、これからの石井瓦店の展望をこう語ります。「少なくなっていくことはあっても、日本の伝統である屋根瓦は無くならないと思っています。これからは、海外の人たちに屋根瓦の魅力を伝える活動もしていきたいですね。ただ、現代のニーズは、屋根はできるだけ軽い屋根で、といった方向で、東日本大震災以来はそういった相談が本当に多い。瓦にこだわらず、会社としては板金屋根などの工事もしていかなければなりません。会社の存続意義は、やはり、雨漏りや壊れた屋根の住宅で困っている人の役に立つことですから」
伝統を守るための技術と必要なニーズに応えられる技術、多様な技術を併せ持つ石井瓦店。自分たちの持つ力を今後どう生かしていくか、石井さんは会社の存在を、神奈川県横須賀地域のみならず、世界に向けても発信していきたいと思案している様子でした。

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WORK瓦屋としては珍しい大所帯。熟練職人の多さと作業の迅速さに自信あり

合名会社石井瓦店(以下、石井瓦店)は、瓦屋根・板金屋根工事、住宅リフォームの相談受け付けなど、一般的な住宅工事を請け負う工事店です。中でも注目したいのは「鬼瓦」と言われる伝統的な瓦を作る技術を持った職人がいること。現代のニーズに合わせた板金屋根の工事と、日本家屋ならではの瓦葺きや瓦製造、どちらにも対応できるのが石井瓦店の強みであり魅力でもあります。

「私たちの強みは、経験20年以上の熟練職人が10人以上いることです。屋根職人は『一人親方』でも成り立つ職業ですが、熟練職人が一つの会社に10名以上も在籍していれば、小さな工事から大きな工事まで自社で受けられます。そして、外注職人と工法をすり合わせる必要もないので、屋根工事の作業が統一しやすいです。お客さまにしてみれば、長い期間、屋根の上でガタガタやられるのは落ち着かないと思いますので、工期が短くなるのも利点です」。石井瓦店の従業員の年齢層は幅広く、下は10代から上は60代。そのうち、半分以上が20年選手だというから驚きです。これは、瓦を扱う屋根工事業者としては珍しく、ここ神奈川県の横須賀・三浦半島でも抱えている職人が多い方だろうと、石井さんは胸を張ります。

今は従業員の社歴も長く、落ち着いた状態である石井瓦店ですが、石井さんの父が三代目として会社を継いだ当時、職人が次々にやめてしまう事態となったことがあります。そのため、経験の浅い屋根職人だけで作業していた辛い時期があったそうです。
石井さんの父、石井郁也さんは、「周りの同業者から、お前のところはロクな職人がいない、と言われてね。負けてたまるかという気持ちで、屋根工事をしていました。その時、人のやらないことをやっていこう、瓦屋だったら、屋根のありとあらゆる仕事ができなければダメだと思って、色々なことを覚えました」と、当時を振り返ってくれました。

そして、仕事をする上で、一番大切にしていることは?という問いに、石井さんはこう答えます。「それは、やはりお客さまの要望に沿った工事をすること。雨漏りなら水を止める、屋根をきれいにしたいなら、見た目を一番に。そうなると、屋根工事の技術うんぬんを言う前に、こちらの聞き取る力が大切になってくるんですね。まず現場を見て『今の状況』を丁寧に伝えます。そして、選択肢をたくさん用意して、選んでもらうやりとりを大切にしています。予算や将来の住み方の事情も、それぞれですからね。幸せを願う、というか。人生設計のお手伝いをするくらいの気持ちで、いつも打ち合わせをしています」
さらに、現場で一番大切にしているのはやはり「安全第一」。そして次に心がけているのは、近隣の住人の方への挨拶、掃除です。それらはすべて、工期中にお客さまに気持ち良く過ごしていただくため。先述の打ち合わせの話と通じ、最終的には「お客さまに喜んでほしい」という石井瓦店一同の願いが、そこに込められています。
「工事を終えて、お客さまが幸せになれば、それが一番の喜びです。打ち合わせから完工まで、『単なる作業』ではなく、そこに気持ちを込めていきたいですね」

最近の雨漏り事例について尋ねたところ、最近は「天窓からの雨漏り」が多いとのこと。
「築年数の経った家の屋根についている採光窓、天窓からの雨漏りですね。屋根に取り付けた窓はとても雰囲気の良いものなのですが、やはり経年劣化が目立つ部分でもあります。窓枠の部材の錆びで水がしみる、または部材の周りに泥が詰まり、屋根を流れる雨水の流れを変えてしまって雨漏りを起こす。その場合は、窓を取り払って穴をふさぐ提案をしています。部屋は暗くなりますが、屋根のためにはそれが一番だと思います」
天窓を取りたくない場合は、天窓周りの清掃をしたり、窓枠と野地板をテープで補修したりする方法もあります。ただ、それは根本的な解決にはなりません。数年経つとまた雨漏りしてしまう恐れがあるため、そうならない修繕を、石井さんは勧めているそうです。

さらに、横須賀という土地ならではの事例が、「潮風で屋根瓦が溶ける」状態です。
「潮風の影響はあなどれません。20年くらいで溶ける材質の屋根瓦もあって、そうなると、補修というよりは、寿命であることを説明して葺き換えを提案します。ただ、それは最近の家の構造にも問題があるのかもしれません。断熱重視で密閉されているので、屋根の通気性が悪くなっている可能性もあります。昔は防水と調湿のために、『トントン葺き』という屋根瓦の下に薄い杉板を成型したシートを敷く工法が一般的でしたが、今はなかなか…。ベニヤ板を使う場合は、杉板をつなぎ合わせて葺くトントン葺きに比べると通気性が悪くなるので、瓦葺き屋根の痛みが早いんです。窓の結露と同じことが、屋根にも起きていると考えたほうがいい。私たち業者側もそのことについてもっと勉強すべきです。今の風潮である『30年で建て替え』の前提ではなく、100年住める住宅を作りたいですが、日本の住宅文化を考えるとそれはなかなか難しい。なので、私たちはどんな住宅であっても、お客さまが快適に過ごせるよう、メンテナンスのサポートをしていきます」

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MESSAGE打ち合わせを大切にしたい。誠実・丁寧な説明を心掛けてお客さまが納得できる屋根工事を

「屋根のことは勿論、家のことで何か気になることがあれば、いつでも連絡ください。どんな小さなことでも対応いたします」という柔軟な対応が、石井瓦店のアフターサービスです。「住みづらい・使いづらい」と感じる箇所があったら、ささいなことでも相談にのってくれます。

最後に「やねいろは」をご覧の、屋根トラブルに困っているお客さまへメッセージをお願いしました。
「屋根は雨風から家を守る、一番大切なところです。長もちさせるには、定期的な点検と修理が欠かせません。そして、屋根修理の際には、見た目だけではなく、必ず不具合の『原因』を突き止めて修理をしてほしい。私たちは、見積もりの段階でどこが悪いのかをご説明します。もしかしたら、お客さまが予想していたよりも大がかりな屋根リフォームの提案をするかもしれません。でも、それには必ず理由があるので、その説明にも耳を傾けてもらえたら嬉しいです。予算の都合などは、もちろんこちらも考慮します。その上で、ベストな修繕ができればいいですね」

屋根・リフォーム工事に対する仕事の堅実さと、鬼瓦を手掛ける石井さんの繊細な感覚。石井瓦店は、生活・実用重視の「直すだけ」の仕事ではなく、お客さまの生活を豊かにするような、奥行のある提案が期待できる屋根リフォーム工事店です。お客さまがうまく説明できない不具合も、きっと石井さんが鬼瓦を生み出すかのように、最適な修繕方法を探し出してくれるに違いありません。
(2018年3月取材)

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総合評価

star star star star star 4.90

コミュニケーション star star star star star 5.00
工事の技術 star star star star star 4.85
アフターフォロー star star star star star 4.70
提案力 star star star star star 4.90
価格の満足度 star star star star star 5.00
マナーの良さ star star star star star 4.95
清潔感 star star star star star 4.90

新着クチコミ

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神奈川県三浦市

K.I

60代 女性

  • 屋根工事
  • 樋工事
  • 太陽光工事
  • 塗装工事
  • 瓦屋根
  • 金属屋根
  • 陸屋根
  • その他屋根

投稿者からのコメント

雨漏りが直り、相談にも心良くのってくださり、保証期間、材料の説明等、安心してお願いできました。挨拶等、職人さんも礼儀良く、気持ちよかったと思います。

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工事店プロフィール工事店プロフィール(合名会社石井瓦店)

一番の強み 50年以上勤めている熟練の職人が備わっていること、そして長年培ってきたノウハウがあること。
会社名 合名会社石井瓦店
対応工事
  • 屋根工事
  • 樋工事
  • 太陽光工事
  • 塗装工事
  • 瓦屋根
  • 金属屋根
  • 陸屋根
  • その他
従業員数 社員:10名
建設業許可 屋根工事業(神奈川県知事許可(般―22)第07533号)
保有資格者 ・一級かわらぶき技能士:2名
・二級かわらぶき技能士:5名
特徴 屋根工事業
対応エリア

神奈川県

  • 横須賀・三浦
  • 湘南・鎌倉
  • 横浜
アフターフォロー体制 第三者賠償責任保険に加入しています。ご連絡があればお伺いしてご相談にのります。
代表者 石井 基也
代表者経歴 合名会社石井瓦店 常務取締役
1990年3月:横須賀市立公郷中学校 卒業
1990年4月:県立津久井浜高等学校 入学
1993年3月:県立津久井浜高等学校 卒業
1993年4月:天理大学 入学
1997年3月:天理大学 卒業
1997年4月:合名会社石井瓦店 入社
所在地 〒238-0311
神奈川県横須賀市太田和2-5-12 大きな地図で見る
営業時間 毎週月~土曜日、祝日 8:00~17:00
定休日 日曜日、お盆、正月