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屋根の機能

屋根は天井と組み合って、建築物上部の屋外と屋内とを遮断する重要な部分です。
雨・風・雪を防ぐことの他に、遮熱性(太陽の光を反射させる性質)と遮音性(音が建築物内部に伝わるのを防ぐ性質)についても必要となります。要求される性能は、建築物が建てられる地域の降雨量や降雪量・風・日射の状況などによって異なるので、屋根の構法についても地域ごとに異なっています。
日本に根ざした構法としては、傾きをもつ屋根が一般的です。また近年みられる水平に近い屋根(陸屋根といいます)が用いられるようになったのは約100年前であり、信頼できる防水材料が開発されたことによって、それを屋根材の下に敷くことで水平に近い屋根を付けることが可能となりました。

屋根の傾き(勾配)

屋根の水平面に対する傾きの度合いを勾配(こうばい)といいます。
家を建てる場合、勾配は底辺の長さを「10」とした場合の高さで表現することが一般的です。
この図だと底辺が10の長さなのに対して高さが5あるので、「5寸勾配」と呼びます。
また屋根材によって好ましい勾配は異なります。 各屋根材における適正勾配の一例は以下の通りです(これは一つの例ですので、実際に屋根材を検討される場合はお近くの屋根工事店に問い合わせてみて下さい)。
長尺金属板葺 1.5寸勾配(約6度)
化粧スレート葺 3寸勾配(約17度)
波形スレート葺 3寸勾配(約17度)
瓦葺(平板) 3寸勾配(約17度)
瓦葺(和型) 4寸勾配(約22度)
ここで建築物にとって、屋根の勾配が緩やかな方が良いか、急な方が良いか考えてみましょう。
屋根の角度(勾配)が大きい(勾配が急)ほど、雨や風が溜まりにくく落ちやすいというメリットがあります。一方で、勾配が急だと、同じ屋根材であっても、しっかりした足場が必要となるなど工事費がかさむこともあります。