1.ドローンを使った屋根の点検がより身近になる?!:はじめに
今や、ドローンで撮影していると思われる映像をTVなどで見ない日はないほどですが、屋根の点検作業にドローンを導入している工事店さんも年々増えているそうです。
→まだお読みになっていない方は、「屋根点検=ドローンの時代?ドローン点検のメリットをまとめました! 」をご一読ください。
今回は、ドローン導入を検討する工事店さんが更に増えそうな記事が、日経アーキテクチュアに掲載されていたので、概要をご紹介します。
2.ドローンを使った屋根の点検がより身近になる?!:ドローン操縦免許が国家資格に
見出しに書いたとおり、2022年12月にドローン操縦免許の国家資格が新たに設けられました。この国家資格の名前は、「無人航空機操縦士」といい「1等」と「2等」があります。
2等は、ドローンを飛ばす空間に第三者を立ち入らせないという条件下で、目視外飛行(操縦者が肉眼でドローンを認識できない状態で操縦すること)や人口集中地区の飛行、人や建物、自動車から30m未満の近さでの飛行について、申請が不要または簡略化されます。(夜間飛行など他にも申請が簡略化されるものはいくつかあります)
1等は、申請すれば有人地域(町の上空など下に人がいる可能性のあるところ)にドローンを飛ばすことができ、ドローンを使った無人配達などが可能になります。
どちらの資格も、機体毎に国土交通省の認証を受けているドローンを使用することが前提です。
たとえば、工事店さんがドローンを使用してお客様のお家の屋根を点検しようとした時に、「無人航空機操縦士 2等」を保有していれば、事前に必要な各種申請が簡略化されるということのようです。
ドローンによる屋根点検は、建設業の若者離れや職人さんの高齢化など、人手不足に悩んでいる工事店さんにとっても、安全面、業務効率化のメリットがありますし、皆さんの中で、足場がなければ点検できないような場所を点検してもらいたいと思っている方にとっても、点検だけで済んだ場合には足場を組まなくても済むため時短や費用的なメリット、自分も一緒にドローンが撮影する映像を見ながら職人さんの説明を聞いて納得できるなどの利点がありますよね。
3.ドローンを使った屋根の点検がより身近になる?!:まとめ
2022年4月に、国土交通省が、赤外線装置を搭載したドローンの使用を、定期的な外壁調査の手法として正式な文書に明記するなど、今後ますます、住宅を守る道具としてのドローンの活用が推進されるのではないでしょうか?
人間ドッグとまではいきませんが、ドローンを使った屋根の定期点検がもっと身近なものになるかもしれませんね。
「やねいろは」ではドローンを導入している工事店さんもサイト内で紹介しており、随時更新中 です。
屋根のことでお悩みやご相談がありましたら、ぜひ「やねいろは」をご利用ください!
引用:
・P.40~41、ドローン免許が国家資格に 別資格と併せて業務効率化へ、「日経アーキテクチュア」、2023年5月11日
・https://www.drone-frontier.co.jp/column/2022/01/29/law-amendment/
建築基準法改正 ドローンによる赤外線調査が明文化|ドローン・フロンティア(検索日:2023/05/19)
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