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「雨漏りを修理したい」について

2018.04.12 雨漏り・雨漏れ対処の事例

雨漏り対処の事例ファイル:窓からの雨漏りは上の壁と屋根が原因だった!?

1.雨漏り・雨漏れの状態:はじめに



雨漏り・雨漏れはめったに起こらないもの。
でももし万が一あなたのご自宅で起こってしまったら。
どうすれば良いのでしょうか?

今回はご自宅の1階の窓から家の中に雨漏りしてきた事例を見ていきます。
なぜ雨漏りしてしまったのか?
そしてどのように雨漏りを止めたのか。
ご参考になれば幸いです。



2.雨漏り・雨漏れの状態:雨が降ると一階の窓の下から雨漏りで多くの水が出てくる



今回の事例は、外で雨が降った時に、雨漏り・雨漏れがご自宅の1階の窓から出てきたというお宅です。
窓から雨漏りしたので、窓が原因と考えがちなのですが、その上の屋根を見たところ、以下のようになっていました。



屋根と外壁がぶつかる箇所(専門用語で「屋根と壁の取り合い部」と言います)を見たところ、その箇所に問題がありました。
屋根と外壁の取り合い部は、雨が降ったらその雨水が屋根の傾斜を伝って外壁にぶつかり続けます。
その外壁にぶつかった雨水が多くなると、外壁の中に浸透してくる可能性があります。
外壁には水をはじく性質の塗装などが施されているのですが、その塗装も10年経つと段々と水をはじく性質が弱くなってくるのです。
そのため、屋根から伝ってくる雨水が外壁に直接ぶつからないように、屋根と外壁の間に金属を折ったもの(「壁の水切」や「谷」と言います。外からは見えないため専門用語では「壁の捨水切」や「捨谷」と言います)が使用されます。



株式会社鶴弥、スーパートライ110タイプI・タイプIII(第19回改定版)より引用

株式会社鶴弥、スーパートライ110タイプI・タイプIII(第19回改定版)より引用

上の画像は一般的な「壁の捨水切」の形状です。
この水切りは左側に150mmの板金立ち上げ部があり、底が120mm、そして右側に15mmの板金立ち上げ部があります。
なお、今回この壁に使う捨水切は、右側の板金立ち上げ部が無い形状を使っていると思われます。
(「思われます」と言ったのは、本当は屋根を外して捨谷をはっきりと見ると更に良いのですが、屋根を外した時点で金額がかかってしまうためです)

今回は、屋根の中を見るとお金がかかってしまうので推測となりますが、左側の板金立ち上げ部の高さが低く、また底面の長さが短いのでは、と感じました。


また写真の手前側の壁と屋根のぶつかる先端部分の中の木が腐っていました。
したがって、壁の捨水切は、本来は手前から奥側に水が流れるように壁の捨水切が傾いていないといけないのですが、実際は傾いていなかったため、手前側の中の木に水が溜まってしまっていたと考えられます。




 

3.雨漏り・雨漏れの状態:窓上の壁と屋根の取り合い部について雨水を流す捨谷を応急処置として設置



ここまでの原因を踏まえて、雨漏り・雨漏れの対策としては、壁の捨水切をより大きなものに取り替えるということが考えられます。
しかしながら、壁の捨水切を取り替えるためには、屋根をはがさなければならず、お金も相当かかります。
したがって、今回は屋根と外壁の取り合い部の上部に、壁の捨水切の役目を果たすものを新たに設置しました。


壁の捨水切代わりに、応急処置として、ブチルテープが付いたゴム状のもの(「ファストフラッシュ」というものです)を貼りました。
こうすることで、屋根の上を流れる雨水が外壁にぶつかっても、ブチルテープの立ち上げ部が雨水と当たるため、外壁に直接水が当たる場面が圧倒的に少なくなります。
「応急処置」と言ったのは、このブチルテープもいずれ経年劣化して雨水をはじかなくなるためです。
ただし、まずはこれで様子を見て、何年か後にブチルテープが劣化する頃には、屋根をはがして正式に壁の捨水切の取り替え工事をする形になると思われます。


4.雨漏り・雨漏れの状態:まとめ



いかがでしたでしょうか?
まさか1階の窓からの雨漏りが2階の屋根と壁の取り合い部からとは、なかなか気づきにくいと思います。
「やねいろは」ではこういった雨漏りの対処を積極的に行っています。
雨漏り・雨漏れに困ったら、「やねいろは」に相談してみて下さいね!


引用:
・株式会社鶴弥、スーパートライ110タイプI・タイプIII(第19回改定版)(検索日:2018/4/12)
https://www.try110.com/archives/010/sekouyouryou13019.pdf


 

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著者:やねいろは編集部
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